【プロローグ】
【過去の自分が羨む毎日】
【箱に閉じ込められていた雲】
- 想い出は退屈と寂しさ…雲になりたかった幼少期
- 日本初のニート!?就職活動真っただ中で休学の暴挙
- ITエンジニアとしての充実した日々と漠然とした疑問
- 転職してキャリアもストレスも頂点に!そこは生きるか死ぬかの戦場でした
- 遂にシステムエンジニアのテッペンを制覇!でも結果は虚しさと罪悪感
【登山チームから脱落!】
- 変わり果てた友人
- 50歳でサラリーマン引退を目指し副業開始
- ストレスと過労で妻からタオル投入
【自分の山を極める】
- 移住すると生活できてしまう不思議
- 個人事業主は不安定
- 自分のテッペンを見つける!
【夢の定義】
- 夢を持った方がいいの?
- 夢は自己実現のための過程であり手段
- 「あり方」は理想のテッペンの条件
- 「好き」と「得意」と「あり方」は3つセット
【「あり方」~自分が満ち足りる条件】
- 「あり方」とは?
- 誰でも無意識のうちに「あり方」に従っている
- 「あり方」と「夢」の違い
- 「あり方」を知る事の大切さ
【「好き」~犠牲を感じずに夢中になれること】
- 「好き」の定義
- 「好き」は変えたり作ったりするのが困難
- 「好き」だけでは満ち足りない
- 「好き」と「得意」の違い
【「得意」~人の数倍ものパフォーマンスを発揮できること】
- 「得意」の定義
- 「得意」は作ることができる
- 「得意」だけでは行き詰まる
- 「好き」より「得意」を優先させた方が良い
【「あり方」の見つけ方】
- 「あり方」は自分の半生に現れている
- ライフチャート
- ミラクルクエスチョン
【「好き」と「得意」の見つけ方】
- 「好き」を見つけるための質問
- 「得意」を見つけるための質問
【テッペンを選ぶ・作る】
- 「あり方」を満たすライフスタイルを考える
- 理想のライフスタイル実現に必要な事を考える
【テッペンを極めるための手段と過程】
- 満たされている物事と足りない物事をリストアップ
- 「あり方」を細かく掘り下げてみる
- 代替案と妥協案を考える
- 理想に近づけるための戦略を考える
【テッペンを目指す幸せ】
- 精神的な自由⇒迷いやモヤモヤがなく、やるべきことに集中できる
- 決断早く方向転換が可能
- 人と比較しなくなる
【最後に】
- やっぱり山登りは大変
- 正しく頑張る事が重要
- まずは自分のテッペンを見つけてください
誰も登ってこない山を作りませんか?
私のこれまでの人生を振り返ると、月並みながら『幸せになる事』を目指して、生きてきたように思います。幸せになる事なんて、誰だって望んでいることだと思うので、別に特別な事じゃないかもしれません。
しかし、私の場合は、幸せへの渇望が、他の人と比較にならないほど強く、何か自分が理想とする幸せ像みたいなものがあり、いつもそれを求め続けていました。
私は14歳の時に大動脈弁逆流症という、先天性の心臓病があることが分かったので、人より短い人生を充実したものにしたいという想いが強かったのでしょう。
そんなわけで、これまで色んな事に挑戦してきました。
大学を休学して、ネットワークビジネスに没頭したり、急に洗礼を受けてクリスチャンになったり、サラリーマンを辞めて独立し、地方移住したりもしました。
時には、失敗して周りの人にも迷惑をかけてきましたが、それらの様々な経験から、自分なりの幸せな生活を実現するためには、行動する前に自分自身をよく知る事が大事だと痛感しました。
現代の日本は経済成長が止まり、私たちの将来には漠然とした不安が漂っています。
サラリーマンになって、地道に働いていれば豊かで幸せになれるなんて時代は、20世紀末に終わっています。
幸せな生活を築き上げることを登山に例えるなら、サラリーマンになってチームを組み、みんなで協力して頂上を目指すという、高度経済成長期の日本が得意としたやり方は既に通用しなくなっているのです。
では、私たちはどんな山を登ればいいのでしょうか?答えは、自分で山を作ってしまえば良いのです!
現代は情報の量も伝達速度も、尋常ではない時代です。そんな時代に人から聞いた”良さそうな山”に登っても、すぐに登山者であふれかえってしまい、登頂困難で登るメリットが無い山になってしまいます。
だから誰も登ってこない、自分だけの山を作ってしまえばいいのです。
私の場合
私自身が最初に登頂を目指したのは、携帯電話業界という”エベレスト級の山”でした。同僚たちとチームを組んで必死に登りましたが、心身を病んだ仲間が次々と脱落し、最後は自分も心臓の持病が悪化してしまい、会社を辞めるという形で登頂を断念しました。
このことから、有名で大きな山を目指すことの難しさを痛感しました。
その次に目指したのは、会社を辞めブログやホームページ制作など、インターネットを活用したビジネスをしながら、田舎に移住してささやかに暮らすという、当時人気のあった山でした。
しかし、ブログでは一時頂点を極めることができましたが、後から後から様々な人が登ってきて、次第に稼げなくなりました。
田舎暮らしも自分一人だけなら良いのですが、家族みんなの幸せを考えた時に、簡単には行かない現実に直面させられました。
このことから、流行りの山は廃るのも早く、長く恩恵を受けることが難しいということや、自分に合った山を選ばなければ、逆に不幸になるということを学びました。
私が作ったテッペンは、誰も競って登らない山
今では結局、新しく家族が増えることになったことをきっかけに、再びサラリーマンに戻りました。
でも、自分の得意を活かしてできる上に、完全在宅の仕事です。ストレスも無く、時間の余裕もあります。
そのおかげで、家族のための時間もちゃんと確保でき、好きなブログは「稼ぐプレッシャー」から解放されて、自由に書きたい事が書けています。
一見すると、何が良いのか分からない、平凡な生活かもしれません。
しかし、平凡に見えて実は、自分にとっての幸せな生活の条件を満たした、理想のライフスタイルにすることができました。
平凡過ぎて、誰とも競争する必要はありません。マイペースに生活できる毎日です。
大切な事は、自分にとっての幸せの条件を知ることです。そのカギになるのが「好き」「得意」「あり方」の3つです。
この3つが分かった時に、あなたが目指すテッペンが見えてくるはずです。
それは身近過ぎて今まで気付かなかった山かもしれません。誰も思いつかなかった山かもしれません。あるいは誰も登りたがらないけど、自分にとっての理想の山かもしれません
人がどう思おうが、自分が満足できることが大切だと思いませんか?
あなたも今までと違う、人生の景色を見ましょう!