2021年9月現在、私は仙台市の外れに住んでいます。
それまで東京に住んでいた私にとって、仙台のような地方都市は、人混みはほどほどで、それでいて東京にあるものは、ほぼ仙台にもあるため、とっても住みやすい所です。
でも、それはあくまでも、お金を持っている人にとっての話です。
私のような収入が少ない人間にとっては、仙台よりももっと田舎に住みたいなぁと考えています。
夢や憧れだからというだけではなく、それがこれからの自分の暮らしを安定させる賢い方法だと考えています。
一体なぜなのか?今回はそんな私の夢である、“田舎暮らし”を目指す理由を、書きたいと思います。
目次
時代が巡って田舎はフロンティア
東京から仙台に移住してきて、まず感じたことはありきたりですが、仕事の求人が少ないことです。
妻や友人が仕事探しに苦労しているのを見ると、またサラリーマンに戻るつもりが無い私でも「仙台は後戻りするなんて選択肢が無い土地なんだな…」と思って、不安になってしまいます。
だからこそ、サラリーマンを辞めて移住してから、頑張って自分で仕事を作ってきました。
そして、そこで気付いたんです。大都市から地方に下っていけば行くほど、仕事を作るためのスキルが身に付くんです。“田舎は自分で仕事を作らなければならない”ではなく、“田舎に住むと自分で仕事を作れるようになる”と考えたのです。
さらに魅力に感じるのは、時代が巡った結果、再び田舎は日本のフロンティアになったということです。
高度経済成長で、みんなが会社に就職して、専門的な仕事しかできなくなった結果、日本人は田舎で生活することができなくなってしまいました。どういうわけか、今の日本には所有者がいなくなった、魅力的な場所がたくさん存在ます。
今や田舎の住人は、どんどん減ってきています。田舎には住む人がいなくなった魅力的な場所が、たくさん残されているわけです。
もし、それを活用してスモールビジネスを作ることができるのであれば、たくさんの恩恵を受けることができます。
都会に無いリソースがある
私は仕事に疲れると、有給休暇を取得して、田舎に日帰り旅行に行っていました。都会に無い自然やその土地の食べ物は、私の疲れやストレスを解消してくれたものです。
このように田舎に癒しを感じる人は、私だけではないと思います。田舎には都会に無い価値がたくさんあります。
例えば田舎には、こんなリソースがあります。
- 空家
- 耕作放棄地
- 自然豊かな場所
- 静かで癒される空間
これらは過疎化が進む田舎では、余り過ぎていて、むしろ問題化しているものばかりです。
ところが、都会に住む人たちには、どれも価値あるものばかりです。例えば私の友人の福島大輔さんは、埼玉県ときがわ町で、古民家を購入し、このようなスモールビジネスをやっています。
- 民泊
- 自然養鶏
- 古民家カフェ
- コスプレイヤーへの撮影場所貸し
ユニークなのは、コロナ禍で民泊需要が無くなると、コスプレイヤーたちの撮影場所として、古民家や近くの風光明媚な河原をレンタルスペースとして貸し出していることです。
田舎には都会に無い、都会の人が欲しくてしょうがない、価値がたくさんあります。そのような価値があるものが、過疎化によって、放置されているのです。
福島さんを始めとして、みなさん、田舎はリソースがたくさんあって、アイデア次第で面白いスモールビジネスが、どんどん思いつくと言っています。
しかし、その恩恵を最大限に受けるためには、田舎に移住しなければいけません。
サラリーマンのような、雇われる働き方しかしてこなかった人には、それはリスキーに感じることだと思います。
でも、そのリスクを取れる人にとって、現代の田舎は可能性がたくさんある場所だと思います。
資産が蓄積できる
私にとっての資産とは、価値を作り出すことができるスキルや知識を持つことです。
現代は労働者は、専門的なスキルを持つ必要があります。何か一つに特化して、それ以外のスキルはほとんど持ってない状態になってしまうわけです。
私が働いていたIT業界は、まさにその典型だったと思います。サラリーマンを辞めた当初は、こんな専門的なITスキルでは、お金は稼げないと思っていました。
でも、仙台に移住してからはフリーランスとして、ホームページ制作やオウンドメディア運営、プログラミング講師など、ITスキルを活かした仕事をしています。
自分で営業活動から制作、納品、そして、経理や税務まで全て自分でやっています。オンラインでやる仕事のスキルも身に付きました。
このようなスキルは、みんな私の資産になっています。フリーランス初心者の私にとって、いきなりド田舎に移住せず、ちょうど良い地方都市を選んだのも良かったのだと思います。
今後はもっと田舎に移住して、そこにあるリソースを使った仕事を作ろうと考えています。
そうして、もっと資産を増やしたいと考えています。
私のライフスタイルにピッタリ!
最後の理由は単純に、私のライフスタイルにピッタリだからです。
私にはこんな夢があり、それを叶えるために、最適な移住先を探しています。
- 野菜や米などの食糧自給
- 営業日限定の田舎のお菓子屋さんをやる
- 移住を目指す人の拠点施設を作る
- 自分のライフスタイルを、本にして出版する
- 地方を復活させて日本を持続可能な社会にする
最終的には、移住希望者を支援する仕事を立ち上げたいと思っています。そんな活動を通して、地方を復活させれば、日本は持続可能な社会になると考えています。
日本が元気になるのを、田舎で見ていくことができたら、最高の人生だなぁと思います。
最後に
今回は、田舎への移住が夢の私の
もちろん、どんなライフスタイルだって、楽なものではないと思います。田舎暮らしが簡単にできたら、みんなとっくの昔に移住しているはずですよね。
でも、人間は成長し適応できる生き物です。焦らず十分な時間をかければ、田舎で仕事を作って生きていくことができると信じています。
私の場合、サラリーマンを辞めても、自分で仕事を作って、生活できていることは大きな自信になっています。
このブログを読んでくださるあなたも、「自分にはできないな…」ではなく「こんなんでいいなら自分にもできそうだな」と思っていただけたら幸いです!
今回までで、現在の私のライフスタイルや考え方も分かっていただけたのではないかと思います。
そこで、次回からは、私の半生を書きながら、こんな生活をするようになるまでの経緯を書いていこうと思います。
また次回もよろしくお願いします。