雷が落ちる場所と確率!あなたが避難してる場所は危険かも!



夏場になるとよく起きるのが、豪雨とです。

豪雨は水辺に近づかなければ、避けることができますが、雷はいつどこに落ちてくるのか予想がつかないため、本当に怖いですよね!

しかも、日本においては落雷を受けた人の死亡率は70%~80%とかなりの高確率です。たとえ死亡しなかったとしても、何らかの後遺症が残ることも多く非常に危険です。

そんな危険な雷だからこそ、正しい知識を身に付けて、しっかりと対処したいものです。しかし、私たちが一般的に安全だと思っている対処法の中には実は危険なものもあるんです

では、どうすれば安全なのでしょうか?

そこで、ここでは雷が落ちる危険な場所と落雷の確率、そして、安全な避難場所をお伝えします!

スポンサーリンク


雷が落ちやすい場所

雷の危険を避けるためには、まずは雷の仕組みを知ることが大切です。

その仕組みを知ると、雷が落ちやすい場所も見えてきます。

というわけで、まずは雷の仕組みから簡単に説明します。

雷の仕組み


ご存知の通り、雷のエネルギーの源は電気です。この雷の電気は、雲の中で発生します。

雲ができるほどの上空では、水蒸気が凍って、小さな氷の粒がたくさんできます。

これらの氷が擦れ合うことで、電気が発生します。子供の頃、髪の毛を下敷きで擦って、髪の毛を下敷きに吸い寄せることをやった事がある人は多いのではないでしょうか?雷の電気が発生する原理は、この下敷きと髪の毛の原理と同じです。

こうして、雲の中で電気が溜まっていっても、基本的に空気は電気を通さないため、少しくらいでは雷は発生しません。

しかし、溜まった電気があまりにも大きくなると、普段電気を通さない空気であっても、電気が流れるようになります。

こうして大量に溜まった電気が空気を通して、他の雲や地面に向けて放電される現象が雷なのです。

雷の軌跡はジグザグしていますよね。これは雷が空気中を進む仕組みに関係しています。

雷は秒速200Kmもの高速で進むため、肉眼では分かりませんが、実は20m~50mほど進んで少し停止し、また20m~50mほど進んで少し停止するという動きを繰り返しています。停止してから、また進み始める時に進行方向が変わるため、複雑にジグザグした軌跡になるのです。

ちなみに雷は1日の間に世界中で、なんと860万回も発生しています。それほど大きな電気エネルギーが雲から地面に向けて放出されているのに、雲から電気が尽きてしまうことはありません。

何らかの方法で地面から空に電気エネルギーが戻っているのですが、そのメカニズムはよく分かっていないそうです。

雷が落ちやすい場所の特徴

雷が落ちやすい場所には特徴があります。

この特徴を理解すると、どこに落雷が起きやすいかが分かるようになります。

雷が落ちやすい場所は、一般的にはこの順番です。

  1. 高い物体
  2. 電気が流れやすい場所
  3. 地面

空気は非常に電気が流れにくいです。空気に比べれば、物体の方がはるかに電気が流れやすいため、まずは最も近くにある物体をめがけて雷が落ちやすいのです。

その次に落ちやすいのは、避雷針などの電気が流れやすい物体です。しかし、もし木と避雷針があって、木の方が雷に少し近いのであれば、雷は木に落ちやすいのです。

そのため、雷が落ちやすいの場所として警戒すべきなのは、雷から近い場所になりやすい、背の高い物体なのです。

雷が鳴った時にいてはいけない場所

これらを踏まえると、雷が落ちやすいのは、次のような場所になります。

  • 高層建築物
  • 広い土地の中に生えてる樹木や建物
  • 広い土地の中に立っている人間

要はとにかく周辺よりも高い物体に落ちやすいのです。

しかし、ここで注意が必要なことがあります。私たちは雷の直撃を避けるために、自分よりも高い物体のそばに避難しようとします。ところが、これはとても危険な事なのです!

実は被害をもたらす雷には次の3種類があり、この全てを警戒する必要があるのです。

  • 直撃雷
  • 文字通り物体に直撃する雷。最も破壊力が高く、危険な雷。

  • 側撃雷
  • 他の物体に落ちた雷が、再び他の物体に向けて放電する雷。直撃雷よりも破壊力は低いものの、人を死に至らしめるには十分。

  • 誘導雷
  • 雷が落ちた物体に電流が流れると、周辺に磁界が発生する。この磁界の中の物体にもまた電流が発生し、落雷を受けるのと同じ被害が発生する。

樹木の下に避難すると、もしその樹木に落雷した時に、今度は自分の体に側撃雷を受ける可能性があります

また、避雷針などに雷が落ちた場合は、その周囲に強い磁界が発生し、周辺の物体に誘導雷が発生します。周囲の物体がもし人間であれば、誘導雷によって感電する可能性がありとても危険です。


というわけで、ここまでは雷が落ちやすい場所を見てきました。

ここまでで分かった雷の特徴をまとめると、広い土地の中に立っているのも危険で、高い物のそばでも危険という事になります。

これって、どこにいても危険ということでしょうか?もちろんそんなことはありません。

ちゃんと安全な場所は存在します!

正しい知識を身に付けて、落雷から身を守るために、次は雷の危険を避ける方法を見ていきましょう。

スポンサーリンク


雷の危険を避ける方法

雷の危険を回避するには、直撃雷、側撃雷、誘導雷の全てを避けられる場所に避難する必要があります。

では、どのような場所が安全なのでしょうか?

落雷の範囲と落雷を避ける方法の2つの視点から見ていきましょう。

落雷の範囲


落雷が起きる範囲は、雷雲から数十Kmと言われています。実はこの数十Kmというのは、私たちが想像している以上に広いのです。

雷の発生源からのおおよその距離は雷鳴と光で判断することができます。

空が光ってから、3秒で雷鳴が聞こえた場合、雷雲から1Kmという事になります。もし10秒なら3Kmあまりという事になります。実際に雷鳴が聞こえる距離の限界は3Km程度と言われています。落雷の範囲の数十Kmということを踏まえると、雷鳴が聞こえる距離というのは、雷の至近距離だということが分かります。

また、雷の光が見える距離は最長で40Km程度とも言われています。

私たちは空が光ってから、雷鳴が聞こえるまでの時間が長いと「雷はまだ遠いから大丈夫だな」なんて思ってしまいます。しかし、実際には雷鳴どころか、空が光ってるのが見えた時点で、落雷の範囲内にいるのです!

空が光った時点で、今いる場所はもの凄く危険だということを、まず理解してください!

ちなみに雷までの距離を正確に計算する方法はこちらの記事に詳しく書いているので、良ければご覧ください。
雷の音はなぜ鳴るの?その仕組みと雷までの距離の測り方!

最も安全な場所

というわけで、空が光っているのが分かった時点で、安全な場所に避難する必要があります。

次のような空間が安全な場所なので、空が光ったら素早くこのような場所に避難してください。

  • 鉄筋コンクリート造の建物の中
  • 車やバスの中(天井が無いオープンタイプはNG!)
  • 電車の中

このような建物や乗り物の中にいれば、例え落雷があっても、外側の部分を電流が流れるため、側撃雷や誘導雷の心配も低くなります。

また、木造建築物の中も比較的安全です。ただし、コンセントや電化製品、天井や壁からの側撃雷の可能性があるため、それらの物から1m以上離れた場所にいるようにしてください。

安全な場所にすぐに避難できない場合

落雷の危険がある時に、近くにすぐに避難できる安全な空間が無い場合は、次のようにして安全を確保してください。

  1. 背の高い物体を見つける
  2. その物体の先端を45度以上の高さで見上げられる範囲に入る
  3. 物体からの距離は4m以上空ける

言葉だけだと分かりにくいので、安全な空間を図にしてみました。

下の図の薄い水色の空間が落雷を受けにくい安全地帯です。


↑クリックすると拡大します。

直撃雷を受ける可能性が比較的低いのは、高い物体の先端から45度の角度で広がる円錐状の空間です。また、直撃雷を避けたいからといって物体に近づきすぎると、今度は側撃雷を受ける可能性が高くなるため、必ず4m以上は離れるようにしてください。

この2つの条件を満たす場所で、雷の光が見えなくなってから20分以上経つまで待機してください。


以上が雷から身を守るための方法です。

では、実際には雷が人に落ちる確率はどれくらいなのでしょうか?

最後に実際に雷で命を落とす確率を見てみましょう。

スポンサーリンク


雷で死亡する確率

日本で2000年までに落雷で命を落とした人数は、全死亡者のうちの0.0006%程度です。

数字だけだとピンときませんが、最も死亡率が低い乗り物と言われる航空機の事故率は、0.0009%なのでそれよりも低いのです。

ただし、よく宝くじの1等が当たる確率よりも低いなんて言いますが、実はそれよりははるかに高い確率です。

ドリームジャンボ宝くじの場合、1等が当たる確率は0.00000005%(1/2000万)です。

つまり落雷による死亡率は、ドリームジャンボ宝くじのなんと1万倍以上ということです。宝くじの1万倍以上の確率って聞くと、途端に恐ろしくなりますよね。

実際には、最近の宝くじは賞金額がどんどん上がっているので、当たる確率もどんどん下がっています。

そのため、落雷の死亡率が特別高いわけではないのですが、そうは言っても宝くじよりは全然高い確率と聞くと驚くのではないでしょうか。


とは言え、これは全国平均の話です。

正しい知識を身に付ければ、雷の危険性を下げることは十分可能です。

とにかく、空が光ったら、安全第一で屋内に避難することを心がけましょう!

スポンサーリンク


まとめ

雷はいつどこに落ちるか予想するのが難しいものです。

そんな雷が落ちやすい場所や、落雷を避けるための安全な場所をもういちどおさらいしましょう!

【雷が落ちやすい危険な場所】
  • 高い物体の周辺
  • 広い土地の真ん中

つまり、屋外のほとんどの場所が危険なのです!

そこで、雷を避けるための安全な場所は、次のような空間になります。

【雷を避けるための安全な空間】
  • 鉄筋コンクリート造の建物の中
  • 乗用車やバスの中(天井が無いオープンタイプはNG!)
  • 電車の中
  • 45度以上の高さで見上げられ、かつその物体から4m以上離れた空間

最も安全なのは建造物や乗り物の中です。

もし、近くにそのような避難場所が無ければ、高い物体の周りの近過ぎず、遠過ぎない場所が比較的安全です。

一見中途半端な場所に見えますが、どうしても避難場所が見つからない時のために覚えておいてください。

雷は死亡率がとても高いので、とにかく油断せず、すぐに安全な場所に避難してくださいね!


スポンサーリンク

あわせて読みたい関連コンテンツ


コメントを残す



このページの先頭へ