自然界には様々な害虫がいます。その中でも私たちが最も忌み嫌う害虫は、何と言ってもゴキブリですよね…。その不気味な外見や不潔さはもちろん嫌ですし、食べてる物も気持ち悪い物ばかりです。
しかし、そんな気持ち悪いゴキブリですが、実は私はこの12年間で、家の中で遭遇したのは、僅か1回だけです。その一回というのも、恐らく引っ越してきたばかりの隣の家の家具にくっ付いてきたものが、うちに紛れ込んできた感じでした。
私の家では、特にゴキブリ対策なんて全くやってません。それなのになぜ出ないんでしょうか?
その理由を調べてみると、今までゴキブリが出なかった理由が納得できました!
皆さんもその理由を知ったら、もしかしたら、ゴキブリとおさらばできるかもしれませんよ!
というわけで、今回はゴキブリが出ない地域の条件や、条件が悪い地域でもゴキブリが出ない場所をお伝えします。
目次
ゴキブリが出ない地域
まずは早速、ゴキブリが出ない地域を見ていきましょう。
日本の家庭で出没するゴキブリの代表各は次の2種類です。
体長が25mm~30mmの黒褐色の光沢のある体をしており、飛ぶことが可能。
一度に22個~26個の卵を生み、27℃で41日間で孵化する。その後300日~350日で成虫になり、成虫の状態で200日程度、生存することができる。
メスが一生の間に産卵する回数は20回~30回程度。
【チャバネゴキブリ】
体長が10mm~15mmの薄茶色の体をしている。クロゴキブリと違って飛ぶことができない。
一度に40個程度の卵を生むが、一生の間の産卵回数は5回程度と少ない。
ただし、60日程度で成虫になるため、短いサイクルで増殖するのが特徴。
ゴキブリは元々熱帯に生息していた昆虫のため、どちらも暖かい場所を好みます。そのようなゴキブリの中から、何でも食べる雑食性の種類が、人間の生活環境に適応して、家屋の中に出没するようになったわけです。
このような特徴から、ゴキブリがたくさん出没する場所には特徴があります。
こちらは「ゴキブリ駆除マイスター」というサイトです。ここを見て分かるのは、ゴキブリは大都市がある都府県に特に多く出没する傾向があります。
⇒ 都道府県別ゴキブリ発生リスク<図解>2016年版
全国で最もゴキブリが出没するリスクが高いのは、やっぱり東京都です。なんと全国平均の3倍以上のリスクです!その次が神奈川県ですが、それでも東京の半分くらいのリスクにとどまります。
いかにゴキブリが人間の住む都市が好きなのかが分かると思います。
このように大都市圏に多く出没するゴキブリですが、このような特徴を整理してみると、ゴキブリが少ない場所にはある特徴があることが分かります。
次はゴキブリが少ない場所の特徴を見ていきましょう。
ゴキブリが少ない場所の特徴
ゴキブリが好むのは、高温で食べ物がたくさんある場所です。
大都市は、都市排気熱で常に暖かく、残飯や生ごみが大量に毎日大量に発生するため、食べ物には困らない環境です。
つまりゴキブリが少ない場所は次のどちらかの条件を満たす場所なのです。
- 気温が低い
- 食べ物が少ない
それぞれの条件をもう少し掘り下げて見ていきましょう。
気温が低い
既にお伝えした通り、ゴキブリは熱帯に生息していた昆虫です。そのため、寒い場所は苦手です。
クロゴキブリは成虫で200日生存できますが、これは25℃以上の気温の場合です。これよりも寒い場合は活動が低下してしまいます。
そのため、クロゴキブリの生息地域は関東地方よりも南の地域と言われていて、北日本にはとても少ないのです。
現在、私は宮城県仙台市に住んでいますが、今の所はまだ、ゴキブリが出たことはありません。
家の中ばかりでなく、道でも見かけたことはありませんよ。
食べ物が少ない
ゴキブリは雑食性の昆虫です。樹液や腐った木、動物の死骸や人間の髪の毛なんかまで食べてしまいます。
このように何でも食べてしまうため、どこでも生きていけそうなのですが、それでもやはり、食べ物が少ない場所では、ゴキブリは少なくなります。
飲食店が密集するような場所では、残飯や生ごみが多いため、特にゴキブリが多くなりやすいのです。しかし、逆に人があまり密集していない場所では少なくなります。
このようにゴキブリと会わないようにするためには、寒い北日本か、人気の少ない田舎に住むしかありません。
でも、私は今の家に引っ越す前は、東京23区内に10年以上住んでいましたが、ゴキブリが出たのは1回だけでした。実は私が住んでいた場所にはゴキブリが出にくい特徴があったのです!
今度はゴキブリ生息地でもゴキブリが出ない場所を紹介します。
条件の悪い地域でもゴキブリが出ない場所
私は全国でも最もゴキブリが出没する東京に住んでいました。
実際、1週間に1回くらいのペースでゴキブリが出る、ひどい家に住んでいたこともあります。(この家の場合、ゴキブリよりもタチの悪いネズミが出ましたが…)
しかし、その後に引っ越した家では、全くゴキブリは出ませんでした。
その家とは、新築のタワーマンションの20階の部屋です!
実は新築であることと、高層階であることは、ゴキブリが出にくくなる条件なのです!私が住んでいたのは、その両方の条件を満たしていたので、ゴキブリが出なかったのです。
築年数の浅い家を選んだとしても、残念ながら時間と共に古くなっていきます。そこで、ゴキブリに出会いたくなければ、高層階の部屋を選ぶのがポイントです。
こちらのサイトにもある通り、目安は5階以上、できれば10階以上がおすすめです。
⇒ ゴキブリは「高層階なら出ない」「築浅なら出ない」は本当?
ゴキブリは必ず家の外から侵入してきます。しかし、最近の建築物は気密性が高いので、ゴキブリが入り込んで上層階まで侵入しにくくなっているのです。
大都市に住んでいる場合でも、是非、マンションなどの集合住宅の高層階を選ぶようにしてみてください!
まとめ
みんな大嫌いなゴキブリですが、実は寒い場所には全然いないという意外な事実があったんですね~。
でも、北海道でも札幌のような都市部だとやっぱりゴキブリは出没するんだとか…。
人間の住む場所は暖かくて食べ物も豊富なので、ゴキブリにも快適な環境なのです。
今回お伝えした通り、ゴキブリは次のような環境を好みます。
- 25℃以上の暖かい場所
- 食べ物が豊富な場所
このような場所を避けるには、北日本か人口密度の少ない田舎に住むしかありません。
しかし、都市部であっても、10階以上の高層階の部屋は、ゴキブリが出にくい穴場の場所です。
どうしても、ゴキブリが出ない家に住みたいのであれば、北日本か高層マンションを考えてみてくださいね。