実験レポートの書き方!高評価の決め手は考察から書くこと!



仕事でレポートを書く機会があったのですが、レポートなんてものは何年ぶりに書くのだろうと、思い出せないくらい久しぶりに書きました。私は理系の学生だったので、大学時代は化学や物理の実験に明け暮れ、常に実験のレポートを書くことに追われていました。

大学は自由で遊べる所とばかり思っていた私は、毎週提出しなければいけないレポートに悩まされたものです!そんな学生生活を送っていた私ですが、今の私なら過去の自分にレポートの書き方を上手に教えてあげられるだろうな~と思いました。

というわけで、大学生時代の自分に教えるような気持ちで、今回は実験レポートの書き方のポイントについて書いてみました!私と同じ苦しみを味わっている学生の皆様に捧げます…(^_^;)

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実験レポートの構成

まずは実験のレポートの基本的な構成を順番に見ていきましょう。学校や科目によっては多少増えるかもしれませんが、基本は以下の構成になります。

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目的

この実験をやった目的を簡潔に書きます。大学の実験実習科目の実験であれば、大抵は実験のテキストブックなどに書いてあるので、それを要約して自分の言葉で記載すればOKです。

ここはサクッと書き上げたいところですが、レポートの書き出しは意外に苦労するものです。そこで、レポートの書き出しのコツをこちらの記事に書いたので、参考にしてみてください。
レポートの書き出しの例!書き出し文のポイントを解説!

原理

実験を行う上での原理、理論などを記載します。また、実験結果の測定に特別な方法を使う場合はその測定原理なども書きます。ここも大抵は実験のテキストブックに書いてありますが、原理や理論などを参考書などから調べて書き足すと少し評価が上がります

ここは余裕があれば内容を充実させましょう。

実験方法

実験の実施するにあたり、どのような方法・手順で実験を実施したかを書きます。分かりやすさを重視し、文章は過去形で書いてください。

【実験方法の記載内容】
  • 使用した装置、薬品、手法など
  • 実験装置の定格※
  • 実験器具の型番、メーカー名
  • 実験手順

実験方法を書く際のポイントはこのレポートを読んだ人が同じ実験を再現できることです。そのため、実験を再現する際に必要と思った情報は、ここに書いてないことでも書いてください!

※定格とはその装置の仕様や性能のことです。電源は何ボルトまで使えて、出力は何アンペアなのかなどが必ず装置のどこかに記載してあるので、それを書きます。

結果

実験で得たデータを記載します。ここでは実験から得た結果をそのまま書き、私見などは入れないようにします。データ以外にも、臭いや色、音なども重要な情報なので、必要だと思えば観察結果として、記載すると良いでしょう!

【書く際の注意】
  • 実験結果は全て過去形で書くこと
  • 数値には単位を明記すること
  • 図や表には番号と名前を入れること
  • 実験結果を導き出す上で重要な数式には番号を入れること

考察

考察には得られた実験結果についての妥当性なぜそのような結果になったかを書きます。感想を書くところではありません!

ポイントは実験結果に対しての自分の考えを書くことです。実は実験のテキストブックとかけ離れた結果になった方が書くためのネタが満載で書きやすかったりします!ここがレポートの肝になる部分であり、最も悩むところです。それだけに最も評価のポイントになるところなので、しっかり書きましょう!書き方のコツは後述します!

参考文献

レポートを書くのに参考にしたり、引用した参考書や論文などを記載しておきます。たくさん参考にしてるからといって、評価が下がったりはしないので、正直に書きましょう。

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実験レポートの評価のポイント

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さてここからはレポートの評価を上げるためのコツについて見ていきましょう!

考察から書け!

レポートの評価を決めるポイントは、的確で鋭い考察が書けているかどうかが大きいです。しかし、私の経験上、全てを仕上げて考察を最後に残すと疲れて気力が無くなり、良い考察はなかなか書けません。

そこで、一番重要で頭のエネルギーを使う考察は最初に気合を入れて書き上げてしまいましょう!そうすれば、残りの部分は実は頭を使わずに実験の事実だけをまとめ上げれば良いだけの作業になるので、精神的にとても楽です。

また、残りの部分を書いている時に、ふと別の視点の考察が浮かぶこともあります。考察は気力と脳のエネルギーが充実している最初に書いてしまいましょう!


さて、それでは良い考察とは、どのように書けば良いのでしょうか?箇条書きでポイントを見ていきましょう!

【考察を書く際のポイント】
  • 実験値と理論値を比較する
  • 実験結果と文献など内容を比較する
  • 測定器具の影響を考えてみる
  • 室温などの環境の影響を考えてみる
  • 測定方法の精度を考えてみる
  • 実験方法の影響を考えてみる

例えばこのように書きます。

例)水の粘性係数を測定する実験で、実験値が理論値と大きく異なった場合
実験で測定した水の粘性係数は理論値を○○%下回った。今回の測定では、水が測定器具の管から流れ出してすぐに計測を開始したが、実験時の室温は○○℃だったため、管の温度が元々高く、最初に管を通った水の温度が上昇してしまい、理論値と差が出たものと考えられる。
そこで、室温から管の温度を推測し、水の温度がその温度に上昇したものと仮定して計算したところ実験値と理論値の差は○○%とほぼ同じになった。
よって、実験値と測定値の誤差は管の温度が原因と考えられる。

実験のレポートは理論値通りの実験結果が得られれば評価が高いというものではありません。実験結果に対して、その結果からどういうことが言えるのかを自分なりの視点で見ることができるかどうかが重要です!

実は、実験結果は予想とかけ離れていた方が、考察で書けるネタが多くてラッキーだったりします。なぜ予想とかけ離れた結果になったかを、自分なりの視点で書けば高評価は確実です!

シンプルに分かりやすく書けば良い

実験のレポートは実験結果に関する考察が大切なので、逆にそれ以外の部分は余計なことを書くことはせず、シンプルに分かりやすく書くことが重要です。

また、シンプルに書くと言っても、記述内容は曖昧にせず定量的で具体的に書くようにしてください。
  • ×熱くなった⇒○温度が80℃に上昇した
  • ×炎の色が明るくなった⇒○炎の色が暗い緑色から明るい黄色になった
  • ×粉が溶けた⇒○5gの塩化ナトリウムが20mlの水に完全に溶けた

定量的な表現のコツが分からなければ、こちらの記事に書いてあるので、参考にしてみてください。
定量的と定性的の意味の違い!定量的に表現するコツとは?

基本的なレポートの構成を理解する

実験のレポートも基本的にはレポートである以上、基本的な構成について理解しておくことが大切です。構成を意識していないと、分かりにくくて何を伝えたいのかよく分からないレポートになってしまいます。

レポートの構成の基本は「レポートの構成の例!この型にはめれば簡単に書けますよ!」の記事に書いたので、これを読んで、レポートの基本的な構成のことを理解しておくと良いと思います。

実験のレポートも目的原理序論実験方法結果本論、そして、考察結論です。

考察を書くのが一番大変だと思いますが、実はレポートの構成を意識すると、考察にはこの実験の結論を書けば良いので、書く内容がイメージしやすくなります。

常に基本的な構成を意識して、レポートを書くようにしてください!

絶対やっちゃいけないこと

どんなレポートを書く時でもそうですが、コピペは絶対にNGです!今やコピペをチェックするソフトなどもあるため、簡単に分かってしまいます。また、コピペではなくても、友達にレポートを見せてもらったり、良かった参考文献を教えてもらったりして、同じ部分を参考にしたりするのはリライトといって、やっぱり分かってしまいます。

レポートを書くのは大変ですが、不正が発覚した時に書き直しで済めばまだ良いですが、最低の評価をもらって落第してしまっては最悪です。また、もし、あなたが将来研究者の道に進むのであれば、なおさらです!一時の楽のために大きな代償を払うことになるので、くれぐれもオリジナルの内容のレポートを書くようにしてくださいね!

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まとめ

私はレポートはよく再提出を喰らっていました…。当時は実験の目的が分からなかったのだと思います。そもそも実験というのは自分の仮説を裏付けるために行い、その結果が期待通りか考えることがとても大切なのです!だから、実験レポートのポイントは考察から気合を入れて書くことがポイントです!

皆さんも是非素晴らしいレポートを書いて、将来、技術立国日本を支えていってくださいね!


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