山手線のホームで、電車を待っていると耳にする“外回り”とか“内回り”という言葉がありますよね。
電車の進行方向を表しているのでしょうけど、ハッキリ言って、私はピンと来ないんですよね…。
“池袋方面”とか”渋谷方面”って言われれば分かるんですけどね。山手線の場合、上りも下りも無いので、しょうがないのかもしれません。
でも、このイマイチ分かりにくい、“外回り”と”内回り”を見分ける方法ってないのでしょうか?
というわけで、今回は山手線の外回りと内回りの違いを解説しちゃいます。
目次
外回りと内回りの見分け方
“外回り”と”内回り”は文字通り、山手線の外側を走っている方と、内側を走っている方の違いです。
でも、知りたいのはどの方面に向かう電車なのかということです。それなのに“外”とか“内”なんて言われるからピンと来ないわけです。
というわけで、外回りと内回りの方向の違いはこう覚えましょう!
「外(そと)の“と”は時計(とけい)回りの“と”」
つまり、外回りは時計回りで、内回りは反時計回りで、進むと覚えると良いのです。
所要時間の違い
外回りと内回りがあるのであれば、当然、外回りの方が距離が長いのではないかと思いますよね?
そうなると、外回りの方が一周の所要時間が長いんじゃないかと思うのは、当然だと思います。
実際にはどうなんでしょうか?
山手線外回りと内回りの所要時間
山手線の外回りと内回りの所要時間は何分なのでしょうか?
調べてみたら、実際に計測している記事がありました。
それによると、平均の所要時間はこうだったそうです。
外回り:63分43秒
内回り:63分49秒
引用元:山手線一周の所要時間は何分?距離は何キロ?料金はいくら?
外回りの方が、短いじゃん…。
それもそのはずで、外回りと内回りでは、距離の差なんて、ごくごく僅かなんです。
山手線外回りと内回りの距離の違い
山手線は環状線と言っても実際にはグネグネしているので、その距離を正確に測るのは困難です。
というわけで、ザックリと計算してみます。
まず、山手線を直径11kmの円と仮定して、外回りと内回りの線路の間隔を平均して6mとします。
こうして、それぞれの距離を計算すると、外回りと内回りの距離の差は、こうなります。
内回り:11,000(m)×π≒34,557.52(m)
34,576.37(m)-34,557.52(m)≒19(m)
なんとたったの19m程度なんです…。
かなりアバウトな計算とはいえ、実際の距離の差も大したことはないでしょう。この19mという長さは、山手線の車両、1つ分の長さにしか過ぎないんです。
実際には、外回りと内回りの時間の差は、距離よりもダイヤ編成によるものが大きいのです。
だから、内回りの方が時間が長くなっちゃうなんてことになるわけです。
まとめ
今回は山手線の外回りと内回りの違いを調べてみました。
違いをおさらいしておきます!
- 山手線の進行方向は、外回りは時計回り、内回りは反時計回り
- 外回りと内回りの距離は、車両1両ほどの長さだけ内回りが短い
ていうか、”外回り”、”内回り”なんて言わずに、最初から”時計回り”とか”反時計回り”って、言えば混乱せずに済むのに…。
皆さんはどう思いますか?