たけのこは食べ過ぎても大丈夫なの?あの白い粉の正体とは?

先日、人生初のたけのこ堀りに行ってきました。

やってみると、結構難しくて、コツを押さえずに力任せでやってると、すぐに疲れてしまいます。

そんなこんなで、腕が動かなくなるまで掘り続けて、頑張ってこんなに採りました!

実際には写真に写ってる数よりも、もっとたくさんあります。掘るのがヘタなんで、傷物もありますけど…(^^;

これだけ、採れると知り合いにあげても、たくさん余ってしまいます。

おかげで煮物やたけのこご飯など、毎日たけのこばかり食べることになります。

でも、たけのこって食べ過ぎても大丈夫なんでしょうか?アクも強い食べ物だと思うので、ちょっと心配です。

それにしばらく保存していると、なんだか白い粉まで出てきます。スーパーに売ってるのも、たまにそうなってますよね?

あの白い粉もなんだか不気味です(-_-;)

というわけで、たけのこを食べ過ぎるとどうなっちゃうのか調べてみました。

皆さんにもシェアしますね(^^)/

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目次

たけのこを食べ過ぎるとどうなるのか?

たけのこを食べ過ぎると、どうなるんでしょうか?

結論から言うと、大人であれば、多く食べても、問題無さそうです。

実際に私も特に何ともなかったですし(^^♪

でも、これはあくまでも、常識の範囲内の量にとどめた場合です。何でも食べ過ぎは、体に毒ですよね?

というわけで、体への影響を、理解するために、まずは、たけのこのの栄養成分から見ていきましょう。

たけのこの栄養成分表

最も一般的な調理法である、茹でた場合の成分を見ていきます。

【たけのこの栄養成分】
成分名 100g当たりの含有量 備考
カロリー 30kcal
タンパク質 3.5g
脂肪 0.2g
炭水化物 5.5g
食物繊維(水溶性) 0.4g
食物繊維(不溶性) 2.9g
ナトリウム 1mg
カリウム 470mg 他の野菜と比べても豊富な含有量
カルシウム 17mg
マグネシウム 11mg
0.4mg
亜鉛 1.2mg
マンガン 0.55mg
βカロテン 12μg
ビタミンE 1.6mg
ビタミンK 2mg
ビタミンB1 0.04mg
ビタミンB2 0.09mg
ビタミンB3(ナイアシン) 0.6mg
ビタミンB6 0.06mg
ビタミンB9(葉酸) 63μg ビタミンB群の中では葉酸が豊富
ビタミンB5(パントテン酸) 0.63mg
ビタミンC 8mg

※文部科学省:日本食品成分表(2015年版より)

たけのこなんて、カロリーは無いだろうと思いきや、100gあたり30kcalと意外に多いエネルギー量ですね。

他には、カリウムが豊富な事も特徴的です。そして、何よりも特徴的なのが、豊富に含まれる食物繊維ですね。

でも、このデータだけ見ても、そんなに悪さをしそうな要素は見当たりません。

そこで、視点を変えて、よく言われる問題が、起きる理由や、実際の危険度をを見ていきましょう。

起きる可能性がある事

調べてみた所、たけのこを食べ過ぎると起きると言われている問題には、次の3つがあることが分かりました。

  • 吹き出物
  • 便秘
  • 尿路結石

それぞれの問題が起きる原因や、実際の危険度を見ていきましょう。

吹き出物

まず最も多く言われているのが、食べ過ぎると吹き出物が出るというものです。

じゃあ、なぜ吹き出物が出るのかを調べてみた所、実はその原因はよく分かっていないようです。

実際にたけのこ尽くしの食事をしたからといって、吹き出物が出た経験なんて、私にはありません。身近な人で”吹き出物が出た”なんて、言ってる人にも会ったことがありません。

正しい方法であく抜きすれば、家庭でも問題無く、美味しく食べられます。たけのこご飯や煮物で出てくるくらいの量なら、100gすらいかない量のはずですので、まず問題は無いでしょう。

三食毎日食べるようなことがなければ、大丈夫ではないかと思います。

便秘

たけのこには食物繊維が、豊富に含まれています。

普通、食物繊維というと、便秘の解消に効果的なものというイメージですよね?

しかし、たけのこの食物繊維は、不溶性のものがほとんどです。

不溶性食物繊維は、適量なら便秘改善に効果的ですが、取り過ぎると逆に、便を固くしてしまい。便秘を悪化させます。

ただし、これもたけのこだけを、お腹一杯になるまで食べ続けるような無茶な食べ方をしなければ問題無いでしょう。

尿路結石

たけのこはあくが強い食べ物です。

このあくの主成分は、シュウ酸という物質です。シュウ酸は取り過ぎると、腎臓の中に石ができる原因になります。

最悪の場合、これが尿路結石になる可能性もあります。

でも、これも私たちが、たまに食事で食べる量なら、心配するひつようはありません。

ちなみにあく抜きのためには、下の写真のように切れ込みを入れて、灰やぬかと一緒に下茹でする必要があります。

タケノコを食べ過ぎることで考えられる、主な問題は以上です。

どれも”毎日お腹一杯食べる”みたいな無茶な食べ方をしない限り、そんなに神経質になる必要はありません。

そもそもたけのこだけを、腹いっぱい食べようと思うことなんて無いですよね(^^;

スーパーで売ってるたけのこなら、Mサイズ1本Lサイズなら1/2本程度を目安にすると良いと思います。

さて、たけのこで個人的に気になることがもう一つあります。

それは、保存していると白い粉が出てくることです。

保存料やあくが結晶化したものではないかと、ちょっと心配になりますよね?いったいあれの正体ってなんなのでしょうか?

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たけのこの白い粉は何なの?

たけのこを水の中で保存していると、節と節の間に白い粉が出てくることがあります。

実はあれはチロシンという、アミノ酸が結晶化したものです。

納豆なんかも、発酵が進むと大豆のたんぱく質が分解されてチロシンが作り出され、粒の表面に白い粉ができることがあります。たけのこの粉もあれと同じなんです。

チロシンは人間の神経伝達物質の元になる成分です。そのため、ストレスを感じたりイライラした時に、気分を落ち着かせたりする効果があります。

ただし、たけのこの表面に出てくるくらいの量では、良くも悪くも心に与える影響は僅かです。

いずれにしても、そのまま食べて大丈夫なので、気にせずそのまま料理してしまいましょう。

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まとめ

今回はたけのこを食べ過ぎたら、どうなるのかを調べてみました。

考えられる問題は次の3つです。

たけのこを食べ過ぎるとどうなる?

  • 吹き出物
  • たけのこを食べ過ぎることで吹き出物が出る理由はよく分かってないようです。

  • 便秘
  • たけのこの不溶性食物繊維は、食べ過ぎると逆に便秘の原因になります。

  • 尿路結石
  • たけのこのあくの成分であるシュウ酸は尿路結石の原因になる物質です。しかし、私たちが普段食べる量なら、心配するほどのことはありません。

そもそも、たけのこだけを、お腹一杯、食べるなんて飽きちゃうので、やらないですよね?

“たけのこ堀でたくさん採れた!”なんて喜んで、一気食いしたりせず、常識の範囲で楽しむようにしてくださいね!