夏になると発生する厄介な無視の代表が、蚊ですよね…。一度刺されると、数日間は痒くて耐えられません。
こうして記事を書いている今も足を中心に、刺されて赤くなった部分が数か所あります。
せめて血を吸うのは構わないから、痒くならないように刺してくれれば、良いのにとさえ思ってしまいます。
そんな嫌な蚊は、見つけたらすぐにでも叩き潰したいですよね。
でも、その気持ちとは裏腹に、何度叩いてもなかなか仕留めるのは難しいものです。
殺虫剤や蚊取り線香のようなものもありますが、今すぐ仕留めたい時には、やはり、直接自分の手で叩き潰してしまいたいところです。
いったいどうすれば、飛び回る蚊を叩くことができるのでしょうか?
今回は蚊を叩くコツを紹介します。
目次
蚊を叩くコツ
皆さんは蚊を叩く時には、どのようにしますか?
恐らく多くの人は、素早く横から叩きに行くのではないかと思います。
でも、この方法だと、蚊を仕留めるのはなかなか難しいのです。
その理由は次の2つです。
- 蚊は縦の移動が得意
- 蚊は軽いので風圧で飛んでいってしまう
蚊の飛行能力は縦の移動に優れているので、横から叩くと避けられやすい。
蚊の体重は僅かなので、思いっきり叩くと、風圧で飛んでしまい、ほぼヒットしない。
宙を舞う羽毛なんかを掴もうとすると、ふわっと手のひらから抜けてしまって、なかなか掴まえられないですよね?
蚊も羽毛のようなものなので、素早く叩くという考え方は根本的に間違っています。
これを踏まえると、蚊を叩くコツは次の3つです。
- 狙いを定めてゆっくり潰す
- 縦方向に叩く
- 狙ってる間は息を止める
手はゆっくり動かすのが鉄則なので、叩くというよりは潰すつもりで、じっくりと狙いを定める。
横から挟むように叩くと、縦の動きで逃げられるので、必ず上下から潰すように叩くこと。
蚊は軽く、息だけでも飛んでいってしまうので、狙いを定めている間は、息を止める。
これらのコツは空中にいる蚊でも、何かに止まっている蚊でも同じです。
壁に止まっている時は、縦方向というよりも、蚊の頭上から、そーっと潰すようにすればOKです。
今すぐ、素手で退治したい時は、この3つのコツを守ってくださいね。
しかし、このようなコツを守っても、最初の一撃で仕留めるのは、やはり難しいかもしれません。
やはり、何度かやってみてようやく仕留めることができるのではないかと思います。
そんな時に重要なのが、逃した蚊を見逃さないことです。
そこで、次は狙っていた蚊が消えてしまった時の見つけ方を紹介します。
消えた蚊の見つけ方
もし、逃した蚊を見失ってしまったら、厄介ですよね。
忘れた頃に飛んできて足なんかをプスリとやられると、キーってなっちゃいます。
では、消えてしまった蚊は、どこにいるのでしょうか?
蚊が潜んでいる場所
部屋の中で、蚊が潜んでいる可能性が高いのは、主に次のような場所です。
- カーテンの裏
- テレビや家具の裏
- 暗くて涼しい場所
蚊は屋外では、藪や草むらの葉っぱの裏側にいることが多いです。これは暗くて涼しい場所が好きだからです。
蚊は35℃以上になると、活動できなくなると言われています。
部屋の中でもこれに似たような、比較的涼しい、物陰を好みます。
まずはこのような場所を探してみてください。
蚊をあぶりだす方法
それでも、見つからない場合は、潜んでいる蚊をあぶりだしてしまいましょう。
具体的には次の2つの方法が有効です。
- 扇風機を吹き付ける
- 電球やテレビなどを点灯する
上でお伝えした、蚊が潜んでいそうな場所に扇風機の風を吹き付けて、蚊を飛ばす。うちわなんかでもOK。
虫は光に集まる習性があるので、夜の場合は部屋を暗くして、光でおびき出す。
こんな方法で、消えてしまった蚊を見つけ出すと良いと思います。
ただ、見失ってしまったら、その時点で蚊取り線香やベープなんかを焚いた方が、効果的なんじゃないかなとは思いますが…^^;
というわけで、ここまでは蚊を叩き潰すコツを見てきました。
しかし、ただ蚊を退治するだけなら、叩き潰せば良いのですが、なるべく痒くしたくないのであれば、少々注意点があります。
今度は蚊を叩く時の注意点をお伝えします。
蚊を叩く時の注意点
実は蚊は叩き方を間違えると、痒さが増してしまうのです。
空中を飛んでいる蚊を叩く時は、何も気にする必要はありません。
もし、既に皮膚の上に止まっていて、まさに血を吸っている最中の時には、次の2つのことに注意が必要です。
- 血を吸いきってもらった方が、痒くない
- 上からたたくと痒さが増す
蚊に刺された時の痒さの原因は、蚊の唾液です。
この唾液には、刺されていることを気付かれないようにするための、麻酔作用があります。しかし、多くの人間は、この唾液に対して、アレルギー反応を起こしてしまいます。
このアレルギー反応が、痒みなのです。
つまり、この唾液が体内に多く残るほど、痒みが増すことになるため、なるべく唾液が体内に残らないようにするのが、望ましいわけです。
蚊は最初に麻酔用の唾液を注入した後に、血を吸います。こうして、血を吸っている間に、最初に注入した唾液も吸い込むため、最後まで吸いきってもらった方が、体内に残る唾液の量は少なくなると言われています。
また、血を吸っている最中の蚊を上から叩き潰すと、体液が人間の体内に送り込まれてしまうため、横から払い落とした方が良いと言われています。
痒くなるのが嫌なのであれば、こんなことも頭の隅に入れておくと良いかもしれませんね。
ただ、個人的には、何回も刺されるくらいな、今すぐ仕留めて、被害を最小限に食い止めた方が良いと思いますけどね~。
“痒くならないように”なんて考えてる余裕は、私にはないですね^^;
まとめ
というわけで、今回は蚊を叩くコツを紹介しました。
皆さんが確実に蚊を仕留められるように、もう一度、内容をまとめておきますね。
- 叩く時は上下方向から狙いすましてゆっくりと”潰す”
- 見失った時は、カーテンやテレビ、家具の裏を探す
- 痒い方が嫌なら、吸いきるまで待つか横から払い落とすと良い
今回は、蚊を叩く方法をお伝えしましたが、それでも、あんな小さくてふらふらした虫を仕留めるのは、なかなか難しいものです。
一番良いのは、蚊を寄せ付けないことではないかと思います。
こちらの記事に蚊に刺されないようにする方法を書いたので、良ければご覧ください。
⇒ 蚊に刺されない方法!これであなたも蚊の嫌われ者に!
皆さんも正しい知識を身に付けて、上手に蚊の対策をしてみてくださいね!