日本の夏は、とても蒸し暑くて不快に感じますよね。
むかしハワイ旅行した時に、現地の日本人ガイドさんが「日本の夏に比べたら、ハワイの夏はとっても快適!」なんて言ってました。
最近はそう感じるのも無理が無いかなと、感じてしまいます。
天気予報では、夏になると、その日の暑さを表す数値として、不快指数を教えてくれることがあります。
でも、この不快指数っていったい何を基に計算しているのでしょうか?
そこで、この不快指数の計算方法や一発計算するためのフォームを公開しちゃいます。
不快指数とは?
不快指数とは文字通り、その日がどれくらい暑くて不快に感じるかを数値で表したものです。
人間は、体温を常に36℃前後に保つようにできています。もし、暑ければ汗をかいて、その汗が蒸発する際の気化熱で体温を下げるようにできています。
ところが湿度が高い場合、汗が蒸発しにくくなります。十分に汗が蒸発できないと、体温が下がりにくくなるため、不快に感じるようになります。
これがいわゆる蒸し暑い状態です。
このように人間が熱くて不快に感じる度合いは、気温と湿度で決まります。具体的には次のような式で計算されます。
0.81t+0.01H(0.99t-14.3)+46.3
t:気温
H:湿度
ちなみに不快指数と人間が感じる不快度の関係は、次の表のようになります。
不快指数 | 人間の感じ方 |
---|---|
55以下 | 寒い |
55~60 | 少し寒い |
60~65 | 寒くはない |
65~70 | 快適 |
70~75 | 暑くはない |
75~80 | 少し暑い |
80~85 | 暑い |
85以上 | 非常に暑くて不快 |
実際には、誰でもこの表のように感じるわけではありません。一般的には70以上になると不快に感じる人が出始め、75以上で約半数の人が不快に感じ、85以上でほとんどの人が不快に感じるようになります。
自分が暑くて不快に感じた日の、不快指数を覚えておくと、基準になるかもしれませんね。
さて、ここまでは不快指数とはどのようなものかをお伝えしました。
次は実際に気温と湿度から不快指数を計算するフォームを紹介します。
不快指数の計算フォーム
こちらが不快指数を計算するフォームです。
気温と湿度を入れて”計算”ボタンを押すと、不快指数が算出されます。
実際に自分が不快に感じる数値を、覚えておくと良いと思います。
実際には風が吹いていたり、日向か日影かによっても感じ方は変わってきます。
食後や体を動かした後であれば、やはり熱く感じるでしょう。
不快指数はこのような要素が含まれていないので、あくまでも参考程度にしておいてください。
まとめ
というわけで、今回は不快指数がどのようなものなのか?そして、その計算方法をお伝えしました。
人間が熱いと感じる要素は、気温だけでなく湿度も密接に関係します。そのため、天気予報では湿度にも十分注意が必要なんですね。
不快指数について、簡単にまとめておきます。
- 不快指数は人間が不快に感じる度合いを数値化したもの
- 数値がが高ければ蒸し暑い、低ければ寒いと感じる
- 不快指数は気温と湿度が関係する
不快指数は気温と湿度だけで計算されます。
風や日光、自分の体調などは関係しないため、実際の感じ方とは結構差があります。
私の場合は、食後はかなり暑く感じる傾向があるので、実際にはそういったことも考慮に入れると良いですよ!
皆さんも自分が快適に感じる、気温と湿度を探してみてくださいね!