私は先日、法務局で不動産登記情報の変更手続きをする必要がありました。その時に要求されたのが、戸籍の附票でした。
実は私は短期間で、引っ越しを繰り返していました。面倒な手続きは1回で済ませたいので、それまで変更手続きをしてこなかったのです。そこで、今までの住所の変遷を証明するために、戸籍の附票を求められたのです。
戸籍の附票なんてものの存在を聞いたのは、初めてだった私はそれが何なのかや、どこで申請すればよいのかも分からず、色々と苦労しました。
こんなもの必要になるのは、人生で滅多にないと思います。
そこで、今回は戸籍の附票はどこで取得するのか、そして、その取り方を解説します!
目次
戸籍の附票の申請先
戸籍の附票はどこでもらえるんでしょうか?「とりあえず、役所とか役場に行けば貰えるでしょ」なんて思ってると、実はそうとは限りません。
“戸籍の附票”という名前の通り、基本的に取得方法は、戸籍謄本などと同じで、本籍地の自治体の窓口になります。
結婚している場合は、新しく戸籍が作られるため、自分で本籍地を指定できます。そのため、既婚であれば恐らく自分の本籍地は、覚えてるんじゃないかと思います。
独身の場合は、両親の戸籍に入っているはずなので、その本籍地になります。もし、分からない場合は、実家の住所とは限らないので、ご両親に聞いてみてください。
もし、どうしても本籍地が分からない場合は、住民票を取得するという手段があります。住民票を取得する時に「本籍地の記載あり」で申請すれば、本籍地が記載された住民票を取得できるので、それで確認可能です。
手間と手数料がかかってしまいますが、非常手段として覚えておくと良いと思います。
ちなみに、私の場合は、結婚した時の新居の住所を本籍地にしたため、現在の住所の自治体では取得できませんでした。
そのため、遠く離れた本籍地の自治体に、申請しなければなりませんでした。まさにお役所仕事の典型ですね…。時間もかかるし、本当に不便です^^;
というわけで、戸籍の附票の申請先が分かったわけですが、私のように遠い場所が、申請先だった場合は大変ですよね。
たったそれだけのために、時間と交通費を使うのはもったいないですよね。
そこで、次は本籍地が遠い場合の、戸籍の附票の申請方法を紹介します。
戸籍の附票の取り方
本籍地が近い場合は、その自治体の役所や役場の窓口に行くことができます。
でも、遠い場合は窓口に行かなくても申請可能です。
その方法は次の2つです。
- コンビニエンスストア
- 郵送手続き
順番に説明しますね。
コンビニエンスストア
一番手軽なのが、コンビニの端末で取得する方法です。
利用には次のような条件があります。
- 本籍地の自治体が、コンビニ交付利用可能であること
- マイナンバーカードを持っていること
- コンビニ交付の利用申請が済んでいること
これらの条件を満たしていれば、コンビニにある端末(ほとんどの場合コピー機)から取得が可能です。
現時点で利用可能なコンビニはこちらのページで確認できます。
⇒ 証明書の取得方法
で、問題は自分が上記の条件を満たしているかどうかです。
そこで、それぞれの条件を簡単に説明しておきますね。
本籍地の自治体が、コンビニ交付利用可能であること
まず、大前提として、本籍地の自治体が戸籍の附票のコンビニ交付に対応していなければいけません。
私の場合は、コンビニ交付非対応の自治体でした。
実はまだ対応している自治体はそれほど多くないので、対応していたらラッキーかもしれません…。
自分の本籍地のある自治体がコンビニ交付に対応しているかどうかは、こちらのページで確認可能です。
⇒ 利用できる市町村
マイナンバーカードを持っていること
コンビニ交付を利用するには、マイナンバーカードが必要です。
マイナンバーの通知カードでは、コンビニ交付を利用することはできないので注意してください。
マイナンバーカードの取得するには、自分が住んでいる自治体の窓口で、通知カードを使って申請してください。
コンビニ交付の利用申請が済んでいること
コンビニ交付を利用するには、事前に利用申請を済ませておく必要があります。
この利用申請自体もコンビニで行うことができます。また、インターネットでもできますが、その場合はICカードリーダーが必要です。
詳しい手順はこちらのページを参考にしてください。
⇒ 本籍地の戸籍証明書取得方法
どちらにしても申請してから、利用可能になるまで、時間がかかります。
コンビニで取得できるようにしたことで、便利にしたつもりかもしれませんが、実際には欲しい時にすぐ手に入れられる人は、少ないんじゃないでしょうか…?
やっぱりお役所仕事って感じです。
郵送手続き
恐らく、多くの人は郵送で手続きすることになると思います。
私もコンビニ交付は利用できなかったため、こちらで取得しました。
申請方法は各自治体によって、微妙な違いがあるため、詳しくは自分の本籍地のある自治体に電話で問い合わせるか、Webサイトで確認すると良いです。
私の場合はWebサイトから申請書をダウンロードして印刷し、必要な情報を記載して、返送用の封筒と一緒の、郵送で申請書を送りました。
ちなみに郵送で申請する場合は、手数料を定額小為替(ていがくこがわせ)で払うことになります。
定額小為替って何って方は、こちらの記事に購入方法が書いてあるので、参考にしてみてください。
⇒ 定額小為替の購入方法と書き方!買う時は曜日と時間に注意!
まとめ
今回は戸籍の附票の申請方法をお伝えしました。
こんなものが必要になることなんて、滅多にないので困りますよね。
というわけで、もう一度簡単にまとめておきますね。
- 戸籍の附票を申請できるのは、自分の本籍地のある自治体
- 取得申請には、窓口に行く以外にコンビニ交付と郵送の申請がある
本籍地が今住んでいる場所だと楽なんですが、遠く離れた場所だと少し面倒です。
少しでも楽に済ませるために、是非、この記事の情報を役立ててくださいね!