切手を貼り忘れたらどうなるの?郵便物の行き先と対処法を解説!

先日、私は引っ越しをしました。引っ越すと必ず伴うのが、住民票の移転などのお役所関係の手続きです。

私の場合、郵送でやらなければいけない手続きもあったため、申請書を郵送で送る必要がありました。そうやって頑張って、様々な役所への郵便物を送り終えた後に、ふととんでもないことに気付きました。

それは切手を貼り忘れたことです!

ポストの投入口から手を入れてみましたが、当然、届くわけありません。

この場合、受取人にお金を請求されてしまうんでしょうか?

困った私は対処方法を調べた結果、事なきを得ました。

皆さんも切手を貼り忘れることがあるかもしれません。そんな時に相手に迷惑が掛かっては大変ですよね?

そこで、この記事では切手を貼り忘れた郵便物がどうなるのかや、緊急時の対処法をお伝えします。

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目次

切手を貼り忘れた時の郵便物の行き先

切手を貼り忘れれば、郵便局は当然不足分の代金を誰かに請求します。

問題はその相手が誰かということですよね。

これは状況によって、自分なのか相手なのか変わってしまいます。

気心の知れた相手ならともかく、仕事の取引先など、失礼があってはならない相手の場合は大変です。

そこで、まずは切手を貼り忘れた郵便物がどうなるかから見ていきましょう。

郵便物の行き先

切手を貼り忘れた郵便物は、状況によって行き先が変わります。

この状況とは、郵便物に差出人の住所を書いたかどうかと、どの場所のポストに投函したかによって変わります。

分かりやすく表にしてみました。

【切手を貼り忘れた郵便物の行き先】
差出人住所の記載有り 差出人住所の記載無し
差出人住所と同じ管轄のポストに投函 差出人に返送 受取人に配達
差出人住所と違う管轄のポストに投函 受取人に配達 受取人に配達

差出人に戻ってくる場合は、概ね翌日に戻ってきます。

ちなみにこの表の管轄というのが、分かりにくいと思うので、簡単に説明します。

郵便局が郵便物の取集めと配達を行う地域には、管轄があります。

例えば差出人の住所が、A郵便局の管轄だった場合、A郵便局の管轄地域内のポストに投函したのであれば、”同じ管轄のポストに投函”したことになります。

しかし、A郵便局の管轄外のポストに投函した場合は、”違う管轄のポストに投函”したことになります。

大抵は近所のポストに投函するはずなので、同じ管轄のポストになるはずです。

しかし、どこかに出かけたついでに、郵便はがきを出した場合など、自宅から遠く離れた場所のポストに投函した場合は、違う管轄のポストになってしまうわけです。

最終的には、郵便物が届いた先に足りない分の切手代が請求されることになります。

違う管轄のポストに投函してしまった場合は、差出人住所が書いてあったとしても、受取人に送られてしまうので、注意が必要です。

管轄地域内かどうかを調べる方法

では、郵便局の管轄地域はどうすれば調べられるのでしょうか?

これは日本郵便のサイトを調べればわかります。

こちらのサイトで、自宅の郵便番号を入れれば、どの郵便が管轄しているかが分かります。
ゆうゆう窓口・集荷に関する連絡先を調べる

また、自分が投函したポストをこのサイトで特定すれば、そのポストを管轄している郵便局が分かります。
ポストマップ

受取人が不足料金の支払いを拒否した場合

もし、自分が投函した郵便物が、受取人に送られてしまった場合は、相手に不足分の金額が請求されます。

当然、受取人側には支払う義務が無いため、拒否される場合があります。

この場合は、差出人に返送されます。

もし、差出人住所が書いてなかった場合は、一定期間郵便局で保管されることになります。

というわけで、切手を貼り忘れた郵便物がどうなるのかは分かったと思います。

自分に返送されるのであれば、まだ良いですが、受取人に送られてしまう場合は、相手にとても失礼になってしまいます。

そうなると、届く前にストップしたいですよね?

そこで、次は相手に送ってほしくない場合の対処法をお伝えします。

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相手に送って欲しくない時の対処法

切手を貼ってない郵便物が、受取人に届いてしまうのをどうしても避けたい場合は、投函したポストの取集めを担当している郵便局に電話をすることで、配達を止めてもらうことができます

注意点は電話をする対象の郵便局は、取集めを担当している郵便局だということです。最寄りの郵便局とは限らないので、ポストマップで、事前に調べてから電話してくださいね。

電話をかけると、次のようなことを聞かれます。

  • 差出人住所
  • 受取人住所
  • 投函したポストの場所
  • 投函した日時
  • 郵便物の種類
  • 郵便物が見つかった場合の連絡先


郵便物が見つかった場合は、差出人に返送するか、郵便局に出向いて、切手代を支払ったうえで、配達してもらうかが選べます。

切手代を払って、配達してもらいたい場合は、身分証明書を提示する必要があるので、忘れずに持参してください。

また、一足遅れで、取集め郵便局から既に発送されてしまっていた場合は、郵便物の取り戻し請求を行うことができます。この場合は次の金額の手数料がかかってしまいます。

  • 配達先の郵便局に取り戻し請求をする場合:410円
  • それ以外の郵便局に取り戻し請求をする場合:570円


ちなみに、もし、郵便物が見つからなくても、手数料は戻ってきません。

いずれにせよ最終的には、差出人か受取人の元に届くはずなので、ジタバタせずにそのまま待ってた方が得かもしれませんね…。

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まとめ

というわけで、今回は切手を貼り忘れた郵便物がどうなるのかをお伝えしました。

最後に簡単にまとめておきますね。

  • 差出人住所が書いてあり、なおかつ近所のポストに投函していれば、差出人の所に戻ってくる
  • 差出人住所が書いてなかったり、差出人住所と離れたポストに投函していると受取人に配達される
  • 受取人に配達して欲しくない場合は、取集め担当の郵便局に電話することで取り置いてもらえる
  • 対象の郵便物が取集め郵便局を出てしまっている場合は取り戻し請求をする必要がある


ちなみに私の場合は、差出人住所はちゃんと書いてあり、近所のポストに投函していたので、翌日返送されてきました。

ちょうど庭の植木に水をあげている時に、郵便局の配達担当の方が来たので、直接受け取りました。

配達担当の方「こちら切手を貼り忘れていたようなので、戻ってきちゃいましたよ」

私「すみません、出した直後に気付いてました。」

配達担当の方「ハハハ…、そうでしたか(苦)」

私「お手数をおかけしてすみませんでした…。」

配達担当の方「次から気を付けてくださいね。」

配達担当の方は、やれやれといった表情で、とても恥ずかしく申し訳ない気持ちになりました。郵便局の方、ご迷惑をおかけしました。

皆さんも切手だけは、貼り忘れないでくださいね…。