赤ウインナーの原料って何?危険性はあるのか調べてみました!

先日、スーパーに行くとソーセージやハムを売ってるところに、赤ウインナーが売ってるのを見つけました!

「うわぁ懐かしい~!」と言いながら、カゴに入れると、妻の口から「え~体に悪そう…」という一言が出ました…。

まぁ、確かにあのドギツイ赤い色は決して体に良さそうには、思えませんよね^^;

でも、実際のところはどうなんでしょうか?

気になった私は、赤ウインナーの歴史や原料を色々と調べてみたところ、意外なことが分かりました。

これを知ると、違う意味で食べたくなくなるかもしれませんよ…。

というわけで、今回は赤ウインナーの原料と危険性があるかどうかについてお伝えします!

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赤ウインナーの歴史

そもそもなぜ赤ウインナーは危険というイメージがあるのでしょうか?赤ウインナーの原料や危険性についてみていく前に、知っておいた方が良いと思うので、簡単にその歴史から見てみましょう。

赤いウインナーは、日本独自の食べ物で、外国のソーセージやウインナーには、こんな真っ赤なものは存在しません。

日本でこのような真っ赤なウインナーが開発されたのは、太平洋戦後から、しばらく過ぎた昭和中期の頃です。

この頃はソーセージを作っても、良質な材料が無いため、発色が悪く美味しそうには見えませんでした。

見た目も美味しそうにするには、どうしたら良いのか考えた末に、着色料で表面を真っ赤にしたのが始まりと言われています。

当時は、この着色料に赤色102号(ニューコクシン)という物質が使われていました。いわゆる合成着色料というやつですね。

赤ウインナーの体に悪いというイメージの原因は、やはりこの合成着色料にあるわけです。

でも、現代の消費者は、食品添加物には敏感です。今では合成着色料を堂々と使っている食品の方が少なくなってきています。

では、今の赤ウインナーは、どのような原料が使われているのでしょうか?

次は赤ウインナーの原料を見てみましょう。

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現在の赤ウインナーの原料

これは某大手食肉メーカーの赤ウインナーの原材料名の写真です。

↑クリックすると拡大します

それぞれの材料の用途を簡単な表にしてみました。

原材料名用途備考
豚肉食感と旨味を出すウインナーの主役の材料
鶏肉食感と旨味を出す
結着材料(でん粉、植物性たん白)保水性を高め食感を良くする
食塩、砂糖、チキンエキス、香辛料味を整える
加工でん粉保水性を高め
調味料(アミノ酸等)旨味を強くする
リン酸塩(Na)プリプリ感を出して食感を整える
保存料(ソルビン酸)カビや細菌の繁殖を防ぐ
酸化防止剤(ビタミンC)酸化による品質の低下を防ぐ
pH調整剤食品の酸性度を上げて、腐敗を防止する
発色剤(亜硝酸Na)肉の色がくすんで茶色になるのを防ぐ
アナト―色素表面を赤い色にするこれが無ければ赤ウインナーじゃない!

こうして、改めて見てみると、実にたくさんの添加物が使われていますね…。

で、気になるのは当然、赤ウインナーの色の素であるアナト―色素ですよね。

なんだか不気味な名前でいかにも危険そうですが、実はこれはベニノキという植物の種から抽出された天然の色素なのです。

他にもコチニール色素という着色料を使う場合もありますが、こちらもコチニールカイガラムシという昆虫から抽出した天然の色素です。虫から取ったと言われると、ちょっと気持ち悪い気もしますが、自然のものには変わりありません。

このように、赤ウインナーは真っ赤っかで、危険というイメージですが、実はあの赤い色は、特に危険なことはないのです。

それよりも、怖いのは何と言っても、様々な食品添加物ではないでしょうか?

そこで、今度はウインナーやソーセージに使われている、食品添加物のことをもっと詳しく見ていきましょう。

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赤ウインナーの添加物

赤ウインナーの原材料の中で、いわゆる食品添加物と言われるようなものは、次の

  • 加工でん粉
  • 物理的・科学的処理や酵素による処理によって、天然のでん粉の特性を変化させたもの

  • リン酸塩
  • リン酸化合物の総称。リンの取り過ぎは、カルシウムの吸収を阻害するリスクがある。

  • ソルビン酸
  • カビや酵母、好気性菌(酸素呼吸をする細菌)の活動を低下させる働きがある。酸性になるほど保存効果が上がる。

  • ph調整剤
  • クエン酸、クエン酸ナトリウム、リン酸などの総称。

  • 亜硝酸Na
  • 劇物に指定されている危険な物質。


特に恐ろしく感じるのは、リン酸塩やソルビン酸、亜硝酸塩などではないでしょうか?

というわけで、この3つに関しての危険性を調べてみたので、順番に解説しますね!

リン酸塩

リンは自然のものを含めて、通常ほとんどの食品に含まれています。

人間が生きていくために必要な物質であり、普通の食生活をしている限りは、取り過ぎになることはまずありません。

ただし、取り過ぎると、カルシウムの吸収を阻害すると言われており、その許容量は国が定めており、男性の場合は1日1000mg、女性の許容量が800mgです。

しかし、問題は加工食品に含まれるリン酸塩です。様々な加工食品には、食感を良くするためにリン酸塩が使われています。

使われている量はソーセージなら100gあたり、180mg程度なので、それだけでは、許容量を突破することはありません。ところが、最近の食品には、あらゆるものにリン酸塩が使われているため、それらがチリのように積もって、最終的には許容量を超えてしまうのです。

平成27年の国民健康・栄養調査報告では、実際の1日の摂取量は男性が1063mgで、女性が925mgでした。
⇒ 厚生労働省:平成27年国民健康・栄養調査報告より

ウインナーに限らず、加工食品はほどほどにした方が良さそうですね…。

ソルビン酸

ソルビン酸は、かまぼこや魚肉ソーセージ、ウインナーやソーセージなどの練り物の保存料としてよく使われています。

ソルビン酸は、細菌が繁殖できなくする物質なので、当然、危険性が気になりますよね。

ソルビン酸には、遺伝子を突然変異させたり、染色体異常を引き起こす効果がある事が分かっています。つまり、発がん性があるということです。

とは言えソルビン酸に関して言えば、現代人は平均して、1日の許容量の約2.1%~5.7%しか摂取していません。
⇒J-STAGEの日本人のソルビン酸の1日摂取量についてより

また、ソーセージやウインナーの場合ソルビン酸の使用量は、100gあたり2g以下にすることが定められています。仮にこの上限いっぱいまでソルビン酸を使ったウインナーを食べた場合、体重50Kgの人なら600g以上のウインナーを食べることになります。

さすがにここまで大量のソーセージは食べないと思うので、普通の食生活なら、心配ないレベルです。

亜硝酸ナトリウム

亜硝酸ナトリウム(亜硝酸Na)は、肉や魚の加工食品をいつまでも綺麗な色に保つ働きがあります。

これを使わないと、茶色くくすんでしまい、美味しく見えないわけです。

また、ボツリヌス菌やO-157などの毒性が非常に高い食中毒菌の繁殖を防ぐ効果もあります

こんなに強力な保存効果があれば、当然毒性も強いです。

なんと亜硝酸ナトリウムは劇物に指定されていて、致死量は僅か0.18g~0.25gです。

そんなに危険なもの使うなんて受け入れがたいですが、ボツリヌス菌やO-157で死ぬよりはマシという考え方なわけです…。

当然、こんな危険な物質なので、1日の許容量が決められています。亜硝酸ナトリウムの場合は、体重1Kgあたり0.07mgです。つまり体重50Kgの人なら3.5mgということです。

では、気になるソーセージやウインナーに使われている亜硝酸ナトリウムの量はどれくらいでしょう。

調べてみたのですが、実際の使用量が分かる情報はありませんでした。

そこで、厚生労働省が定めたソーセージに使って良い亜硝酸ナトリウムの基準を調べてみたところ、驚きの事実が分かりました!なんとその基準値は、1Kgあたり70mgだったのです。

つまり、100gのウインナーだったら7mgまではOKってことです。これって1日の摂取量の基準を超えちゃってますよね…。

ただし、実際には1日あたりの許容量は、それを数十倍くらい上回る量を数日間食べても、問題無いくらいの高い基準を設定しています。

また、市販のソーセージやウインナーには、亜硝酸ナトリウムを基準の上限ギリギリまで使っている商品は少ないでしょう。

そう考えると、すぐに健康を害すほど危険なものではありません。

でも、食べるのはほどほどにしておいた方が良さそうですね…。

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まとめ

というわけで、今回は赤ウインナーは危険な食べ物なのかを、使われている原料から考えてみました。

体に悪いんじゃないかと思われがちな、あの真っ赤な着色料は、実は天然由来のものというのは、意外でした。

でも、一つ一つ調べてみると、その他の添加物の方が、危険なものがたくさんあると分かり驚きです…。

赤ウインナーに使われている原料の特徴をまとめるとこうなります。

【赤ウインナーの特徴】

  • 赤い色素はアナト―色素やコチニール色素という天然由来のもの
  • リン酸塩は普通の食生活でも取り過ぎる傾向があるので要注意
  • 亜硝酸ナトリウムは一日の許容量を超える可能性もある!

ちなみにこれらの添加物は、何も赤ウインナーに限ったものではありません。

例えば下の画像は、よくスーパーで売っている大手食肉メーカーのソーセージです。

↑クリックすると拡大します

リン酸塩や亜硝酸Naがバッチリ使われていますね。

この2つの添加物は、ソーセージやウインナーの色や食感を良くしたり、保存性を上げるために効果絶大なため、ほとんどのソーセージやウインナー、ハムに使われています。

だから赤ウインナーも普通のソーセージも、たいして変わりないということです…。

赤ウインナーもそうですが、ソーセージもちょっと怖くて食べる気が無くなってしまいました…。

とは言え、何でもほどほどにしておけば、危険ではありませんので、あまり神経質になり過ぎず、適量を食べるようにしてくださいね。


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