カタツムリとナメクジの違い!実は同じ種類の虫だって知ってる?



私は畑を借りて、家庭菜園をやっているのですが、自分で食べる野菜なので、無農薬にこだわっているのですが、そうなると様々な虫が野菜にくっ付いています。

中には気持ち悪い虫もいるので、都会暮らしが長い私は、ビクビクしながら作業をしています。

中でも気持ち悪いのが、ナメクジです。植木鉢とかの下にくっ付いてることが多いので、植木鉢を持つときはいつも恐る恐るです^^;


しかし、その一方でカタツムリを見かけても、可愛いなぁと思うくらいで、特になんとも思いません。(それでも野菜を食い荒らすので、駆除対象ですが…)

でも、殻が有無意外は、そんなに違いがあるように思えませんよね?

いったい、カタツムリとナメクジの違いって何なのでしょうか?

気になると、どうしようもない私は、徹底的に調べてみたところ、意外なことが分かりましたよ!

というわけで、今回はカタツムリとナメクジの違いについてお伝えします!

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カタツムリとナメクジの特徴

ネバネバで細長い体という共通点がありながら、可愛いカタツムリと気持ち悪いナメクジという対照的なイメージになってしまっています。(「カタツムリも気持ち悪い!」という人も多いかもしれませんが…)

いったい、両者にはどんな違いがあるのでしょうか?

早速、カタツムリとナメクジの特徴の違いを見ていきましょう。

生物学上の分類


まず、カタツムリとナメクジの生物学上の分類をそれぞれ見てみましょう。

カタツムリもナメクジも軟体動物門腹足網有肺目に属しています。実はこの中で、カタツムリとナメクジを明確に分類する基準はありません。

一般的に丸くて渦を巻いた殻を持つものをカタツムリと呼び、殻を持たないものをナメクジと呼びます。

しかし、殻を持っている種類も、軟体動物門腹足網有肺目の複数の科にまたがって存在するため、生物学上の分類でカタツムリとナメクジを区別することはできないのです。

そのため、生物学上の広い意味では、カタツムリもナメクジも同じだったんです。

やっぱり、同じ種類の虫だったんですね~。

元々は海の生き物だった

ところで、カタツムリもナメクジも、なんであんなにネバネバしてるのでしょうか?

実は両方とも巻貝の仲間なんです。その中でも、陸上に住んでいて、肺呼吸をする種類は、陸貝と呼びます。

カタツムリの殻は、巻貝の貝殻と同じなのです。

一方のナメクジは、巻貝と言いつつも、貝殻が退化してしまった種類です。実は海の中にも、貝が退化してしまった巻貝もいます。

例えば、ブヨブヨしたウミウシなんかも、完全に貝の部分が退化してしまっただけで、巻貝の一種なんだそうです。

陸貝って言われても、カタツムリはまだ面影がありますが、ナメクジなんて見る影もないですよね…。


というわけで、ここまではカタツムリとナメクジの違いを見てきました。

でも、私たちの生活の結構身近な所にいるにも関わらず、分かってないことって多いですよね?

調べているうちに、色々と面白いことも見つかりました。

そこで、今度は更に掘り下げて、カタツムリとナメクジの豆知識を紹介していきます。

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カタツムリとナメクジの豆知識

カタツムリやナメクジのことを調べていると、色々と面白いことが分かりました。

中には、私たちのイメージとは違ったことなんかもあります。

その代表的なものが、次の4つです。

  • カタツムリの殻
  • なぜナメクジには殻が無い?
  • カタツムリは塩に弱いの?
  • カタツムリの方が好かれる理由

それぞれの内容を順番にお伝えしていきますね!

カタツムリの殻

カタツムリと言えば、渦を巻いた殻が特徴です。

巻貝と言えば、私たちがイメージしやすいのは、ヤドカリかもしれません。ヤドカリは自分の成長に合わせて、貝殻から抜けて、より大きな貝の中に入ります。

このようにヤドカリの体か貝とは別なので、ヤドカリから貝を取る事が可能です。

しかし、カタツムリの殻は、体とくっ付いています。カタツムリの殻の中には、ちゃんと血管が通っているため、少しくらい割れたり穴が開いたりしても、しばらくすれば修復されて元通りになります。

また、殻の中には内臓や筋肉が存在します。そのため、無理に取ればカタツムリは死んでしまうのです。

更にこの殻には自然界の神秘が隠されています。

皆さんは黄金比という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

黄金比とは、なぜかその比率でデザインされたものは、全て綺麗に見えるという不思議なものです。

黄金比の具体的な比率は、約5:8で、自然界ではバラの花びらやひまわりの種の配列などがこの比率です。また、モナリザの顔や法隆寺の5重の塔の屋根の長さなど、絵画や歴史的な建造物も、なぜか黄金比に基づくデザインになっています。

そして、カタツムリの殻の渦巻の形も黄金比でできていると言われています。

下の画像は、最初に1辺が1cmの正方形を2つ組み合わせた長方形を作り、後はそれに次々と正方形を組み合わせた、長方形の集まりになっています。

それぞれの長方形の1辺の比率は、ほぼ5:8の比率になっています。

そして、全ての正方形を円弧で結ぶと、赤い渦巻になるのが分かります。


↑クリックすると拡大します。

実はカタツムリの渦巻は、ほぼこの比率通りの渦巻になっているのです。

誰が決めたわけでもないのに、自然に黄金比になってるなんて不思議ですよね?

なぜナメクジには殻が無い?

一方のナメクジには、なぜ殻が無いのでしょうか?

殻があるメリットは次の2つです。

  • 外敵から身を守れる
  • 体を乾燥から守れる

カタツムリは殻の中に入ってしまうことで、この2つのメリットを受けることができわけです。

その一方で殻があると次のようなデメリットがあります。

  • 動きにくくなる
  • 狭い所に入れなくなる

動きにくければ、その分天敵に狙われやすいですよね?

狭い所に入れなければ、その分行動範囲が狭くなるので、エサも少なくなるかもしれません。

ナメクジはこのようなデメリットを解消するために、殻を捨てたと考えられています。

とは言え、殻が無ければ、防御力は低いですし、体も常に乾燥しやすくなります。

そのため、ナメクジは直射日光や風が当たらない場所を好みます。

植木鉢の下にいることが多いのは、そのためなんです。

カタツムリは塩に弱いの?


ナメクジが塩に弱いのは、有名ですよね。

ナメクジの体に塩をかけると、浸透圧の急激な差が生まれて、体内の水分が出てしまい、干からびて死んでしまうわけです。

じゃあ、カタツムリの方はどうなんでしょうか?

基本的にはカタツムリも、ほとんどの種類は塩をかけると死んでしまいます。

しかし、ごく一部の種類は、塩に強いものもいます。

小笠原諸島に生息する”オトメカタマイマイ”というカタツムリがそれです。

なぜ、オトメカタマイマイが塩に強いのか、その正確な理由は分かっていません。恐らくオトメカタマイマイの祖先は、本州から流れ着いた流木などに乗ってきたと考えられています。

その長い航海の際には、何度も海水に漬かったと予想されるため、それでも生き残った塩分に強い個体が繁殖したためではないかと言われています。

カタツムリの方が好かれる理由

それにしても、カタツムリとナメクジって、イメージが正反対ですよね?

いったいなぜカタツムリは可愛いイメージがあって、ナメクジは気持ち悪いイメージなんでしょうか?

私なりに次の3つの理由ではないかと推測しました。

  • ナメクジがいるところは気持ち悪い!
  • ナメクジは物陰やジメジメしたところにいるため、不潔な感じがするから。

  • 遭遇の仕方の違い
  • カタツムリは植物の葉っぱの上などにいるため、遠くから見て分かるため、心のじゅんびができる。一方で、ナメクジは植木鉢や石の下にいるので、突然遭遇してしまうから。

  • 小さい頃からのイメージ
  • カタツムリには有名な「かたつむり」という童謡があるため、小さい頃から良いイメージが植え付けられている

考えてみればナメクジって、普通に生活していれば、それほど害のある虫ではありません。

それなのに、嫌われているのは、不潔で気持ち悪いイメージがあるからこそです。

カタツムリだって野菜を食い荒らすので、ナメクジとは差が無いわけです。

イメージでこれほど変わるなんて、なんだかナメクジも可哀そうですね…。

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まとめ

というわけで、今回はカタツムリとナメクジの違いを見てきました。

もう一度その違いをおさらいしておきましょう!


  • 生物学の分類上は同じ!
  • どちらも元々は海の中の巻貝の仲間だった
  • 殻のメリットを選んだのがカタツムリ、殻のデメリットを嫌ったのがナメクジ
  • 塩に強いカタツムリもいる

殻という大きな違いがあるせいで、見た目も生息場所も大きな差が出てしまっています。

それらが、カタツムリとナメクジに大きなイメージの差を出してしまっています。

でも、それ以外は、ほとんど違いが無かったりします。

嫌われまくりで、なんだか哀れなナメクジですが、農作物を食い荒らすことは、カタツムリも一緒です。

あまり毛嫌いせず、少しは見方を変えてみてはいかがでしょうか…(ってそんなの無理でしょうね^^;)


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