誰でも長い人生を一人で生き抜くことは、できないですよね。多かれ少なかれ色んな人と関わり合いながら生活していくことになります。
そんな、人たちの中には、一生の友達になれる人もいれば、どうしても嫌いで仲良くなることが難しい人だっていると思います。
当然、私にもどうしても嫌いな人はいます。プライベートで所属しているコミュニティでは、様々な人たちを取りまとめる役割をしたこともあり、様々な人たちと付き合ってきました。
そして、その中には苦手な人もたくさんいました。そんな苦手に感じたり、嫌いだと感じる人の中には、実はいろんなタイプの人がいるんです。そして、そのタイプ別に対処方法があるのです。
実はこのタイプの中には、ちょっと工夫すれば一生の友達になるのも難しくない人もいれば、嫌いな理由がややこしくて一筋縄ではいかない人もいます。
中には、本当に嫌いなのは、その人ではなくて自分自身なんてこともあるんですよ!
それって一体どういうことなんでしょうか?
というわけで、今回は嫌いな人の対処方法をタイプ別に紹介していきます!
目次
嫌いと感じる人のタイプ
一言で嫌いと言っても、理由は様々ですよね。
私にだって嫌いな人は、何人もいますが、その理由は様々です。
そんな人たちと上手に付き合うためには、まずはどのような理由で嫌いなのか、そのタイプを見極めることが重要です。
そして、そのタイプとは、次の3つなんです。
- 自分に害を与えるタイプ
- 生理的に受け付けないタイプ
- とにかく嫌いなタイプ
対処方法を見ていく前にまずは、それぞれのタイプを理解し、今自分を悩ましてる相手がどのタイプか知ることが重要です。
というわけで、それぞれのタイプをまずは説明しますね!
自分に害を与えるタイプ
まずは「自分に害を与えるタイプ」です。最も分かりやすくて、関係改善がしやすいタイプです。
この場合の害とは、色々あるのですが例えばこんな感じです。
- 約束や時間を守らないので、いつも振り回される
- すぐにミスをするのでいつも迷惑してる
- 仕事をしないので、いつもそのしわ寄せがくる
- 無理難題を言って、プレッシャーをかけてくる
- いつも強圧的で責任を押し付けてくる
- 話が長かったり、つまらないので、付き合い辛い
“害”とは、このように精神的なストレスから、生活する上での実害まで様々な事柄を含みます。
こういう人たちに対しては、怒りやイライラなどの感情を抱きやすいのが特徴です。
実はこれは私の友人や職場の人たちの中から具体的な人をイメージして書いた、実在の人を例にして書いてます^^;
「自分に害を与えるタイプ」の人は、嫌いな理由が明確なのが特徴です。嫌いな理由をはっきり意識できているので、最も浅いレベルの理由なの嫌いな理由にしっかりと対処できれば劇的に関係改善することが可能です。
実際、この人たちは最初は苦手で、衝突もありましたが、今ではみんな親友だったり、信頼できる仲間ばかりです。
生理的に受け付けないタイプ
次が「生理的に受け付けないタイプ」です。本能レベルで嫌いなので、関係改善は少し難しいかもしれません。
生理的に受け付けないというのは、例えばこういったことです。
- 口臭や体臭がキツイ
- 鼻毛が出ている
- 整理整頓ができない
- 不潔感が漂っている
- 目つきが気に入らない
このような人たちに対しては、不快感を感じるのが特徴です。
嫌いな理由は明確ですが、何しろ本能的に反応してしまうので、関係改善が意外に難しい相手と言えます。
とにかく嫌いなタイプ
一番難しいのが理由は分からないけど「とにかく嫌いなタイプ」です。
このタイプは話していてもイライラさせられ、一緒にいるだけで嫌な気持ちにさせられます。しかし、実際には自分に対して何も悪いことをしたり、害を受けてないことがほとんどです。
表面的な理由は話し方が気に入らないとか、態度やしぐさが気に入らないなど様々ですが、根本的な理由はよく分からないことが多いのです。
実はこのタイプの場合、嫌いなのは目の前の相手ではなく、実は自分自身であることが多いのです。自分の良くない所を無意識のうちに嫌っているので、それに近い人に不快な気持ちを持つのです。
例えば自分がネガティブシンキングで、すぐに不平不満を言ってしまう人は、同じように不平不満を言う人を軽蔑したり、見下したりします。
プライドが高く、すぐに尊大な態度をしてしまう人であれば、同じような態度をする人に嫌悪感を感じます。
いわば目の前にいる人が、自分の鏡のようになり、自分の影をその人に投影してしまっているのです。
このタイプの人と関係を改善するには、自分の弱い部分と深く向き合う必要があるので、かなり難しい相手と言えます。
というわけで、嫌いな人のタイプを3つに分けて見てきました。
次はいよいよその人たちとの関係改善の方法を見ていきたいと思います。
タイプ別対処法
どのタイプの相手も自分が嫌うポイントを改善すれば良いという事が共通点です。
違うのは、そのポイントの扱い方です。
というわけで、順番に見ていきましょう。
自分に害を与えるタイプ
「自分に害を与えるタイプ」への対処方法の特徴は、自分が被害を受けないようにすることです!
当たり前のことのように聞こえますが、実際にこれが上手にできる人は少ないようです。
具体的には次の2つが大切です。
- 距離を置く
- 境界線を引く
どういうことなのか順番に解説しますね。
距離を置く
この場合の距離とは、精神的な距離のことです。
つまり、相手に対する期待を下げるということです。
例えば「時間を守らない人」であれば、遅刻したら勝手に先に行ってることにしたり、そもそもその人と約束しないといったことです。
その人の時間を守らないという部分だけ、全く信頼しないようにするのです。
あくまでも信頼しないのは、その人の自分に害を与える部分だけです。
その人を丸ごと否定するのとは違うことに注意してください。
境界線を引く
境界線とは、その人との関係の中で、絶対に譲らない限界の線のことです。
自分に不利益になる状況に対して毅然とした態度で臨むことが大切です。
例えば「無理難題を言う人」であれば、無理な要求はキッパリと断ったり、「あなたの○○な所は、私には受け入れられません」とハッキリ伝えることなどです。
ハッキリと伝えることは簡単じゃないですが、これができると逆にその人との信頼関係はとても強くなることがあります。
実際に私はこのようにハッキリと伝えたことで、数多くの親友を持つことができました。
生理的に受け付けないタイプ
次は「生理的に受け付けないタイプ」の人の場合です。
この場合は次の2つが効果的です。
- 相手に伝える
- 距離を置く
順番に説明します。
相手に伝える
まず可能であるなら、その人の嫌な部分を直接伝えることです。
「鼻毛が出ている」、「整理整頓ができない」などのことは意識すれば、改善できる可能性があります。
そのようなことで、その人の嫌な部分が改善できたら簡単ですよね!
もちろん、その人との関係上、伝えるのが難しい場合もあります。また、実際に伝えても改善しないことだってあるでしょう。
その場合は、次の方法が有効です。
距離を置く
「生理的に受け付けないタイプ」の人に対しても、距離を置くことが有効です。
ただし、この場合の”距離”は文字通り、物理的な距離のことです。
生理的な嫌悪感は近くにいると感じるものです。そのため、そのような人とは、物理的な距離をおくようにするのです。
例えば離れた席に座るとか、電話やメールでコミュニケーションするなどです。
なんかひどい仕打ちに思えるかもしれません。しかし、完全にその人との関係を断つのではなく、その人の嫌な部分だけシャットアウトするようにするのです。
生理的に受け付けないからといって、その人を全否定するのではなく、物理的な距離を置いて上手に付き合うようにしてください。
とにかく嫌いなタイプ
最後が「とにかく嫌いなタイプ」です。
まずこのような人の場合は、自分に対して何も害を与えていないので、相手を変えようとするのは無駄です。
そこで、自分と向き合うことが重要になります。
具体的には次の2つです。
- 自分に直面する!
- 自分を受け入れる
なかなか簡単ではありませんが、自分に向き合うことで、精神的に自由になることができるかもしれません。
それぞれ順番に見ていきましょう。
自分に直面する!
まず、その人の嫌いな理由を冷静に考えてみます。そして、次にその嫌いな部分が自分にないかどうかを深く考えてみるのです。
しかし、自分のコンプレックスや嫌な部分を見つめるのは、簡単ではありません。
そこで、次の2つを意識してみてください。
- 良いとか悪いとかは全く考えず、とりあえず事実だけを見つめる
- 「でも」「だから」「だって」などの言い訳の言葉を使わない
自分を責めたり、正当化せずに、とにかくありのままの自分に直面してみてください。
例えば嫌いな相手は尊大な態度をする人であれば、自分に尊大な態度を取るような傲慢さが無いか考えるのです。
そして、実際にそういう態度があると分かったら、言い訳せずにそういう自分を認めるのです。
こうして、自己発見できると、意外に結構改善できたりします。
自分を受け入れる
自分に直面しただけでは、イマイチ効果が無い場合は、今度は自分を受け入れるようにします。
例えば自分の中に傲慢な態度があることに気付いたら、そういう弱い自分を認めて受け入れるのです。
注意点としては、傲慢な自分を正当化して、その傲慢さを野放しにするのとは違うということです。
弱い自分を赦すと言った方が近いかもしれません。
こうして自分を受け入れて赦すことができれば、嫌いな相手を受け入れることにもつながるのです。
簡単ではないので、無理せずじっくり取り組んでみてください。
まとめ
嫌いな人と言っても、実はどんな人でも苦手で受け入れがたい部分はあるものです。
実際は完全に上手くやっていける人の方が少ないくらいです。
そういう意味では、今回紹介した対処方法は、どんな人にでも応用できるものです。
もう一度嫌いな人のタイプ別の対処方法をおさらいしておきます。
- 自分に害を与えるタイプ
- 生理的に受け付けないタイプ
- とにかく嫌いなタイプ
その人の自分に害を与えるポイントだけ、受け入れないようにする。
相手に改善を促すか、物理的な距離を置く
自分に直面して、受け入れる
ほとんどの場合、重要なのはその人の苦手な部分、嫌いな部分にたいしてだけ、距離を置いたり、キッパリと拒絶することです。
それ以外の部分まで、丸ごと拒絶しないことが重要です。
今回紹介したポイントを押さえて、上手に人間関係を築いていってくださいね!