友達の交通事故の件で、色々と前科というものについて、調べている管理人です。
前科前歴のことを調べていると、普通に生活していても前科が付いてしまう可能性が結構あることを知りました。自転車の飲酒運転だって、道路交通法違反なので罰金刑になれば、立派な前科です…。
そうなると色々時になることがたくさん出てきます。一番は前科が今後の自分の生活にどんな影響があるかだと思います。しかし、そもそも前科というものは他人が調べることができるのでしょうか?
知られることが無ければ、そもそも心配する必要は無いですよね?
そこで、今回はそもそも他人の前科を調べる方法があるのかについて、お伝えします!
目次
前科を知る方法
前科があると社会的信用を失うことになるため、社会生活を送る上で少なからず影響が出ます。そんな前科が他人に知られてしまうことはあるのでしょうか?
前科は本人であっても知ることができない
前科や前歴の情報は次の3つの機関が記録しています。
- 警察
- 検察
- 本籍のある市区町村
それぞれの機関は業務を効果的に遂行するために、前科と前歴の情報を利用しています。
警察であれば犯罪分析のため、検察は判例の管理のため、市区町村は治安の向上の目的のために、前科前歴の情報を利用しています。
そして、前科の情報というのは非常に高度な個人情報の扱いなので、第3者に公表することは通常はありません。たとえ本人であってもその情報を公開しくれません。
従って普通の社会生活を送っている限りは、第3者が他人の前科の情報を知ることはありません!
参考までにこちらの記事に前科と前歴について詳しく書いてあるので、良ければご覧ください。
⇒ 前科と前歴の違い!付いちゃった後の影響ってどんな事?
社会的に影響がある前科とは
前科があるといっても、全ての前科が社会生活に影響があるわけではありません。
前科にはスピード違反や駐車違反などの罰金刑も含まれると言っても、社会的に前科として扱われるのは、裁判で禁固刑以上の判決を受けて、刑が確定した場合です。
禁固刑以上の刑を受けたことが無ければ、そもそも前科の影響を心配する必要はありません!
ここまでは前科の情報は他人に知られることは無いとお伝えしましたが、例外もあります。その例外とはどんなときでしょうか?今度はその例外を見てみましょう!
前科の情報が公開される時
前科の情報はごく限られた機関が、限られた目的のために参照することがあります。前科の情報が公開される例外的な場合は、次のような時です。
- 叙勲の対象になった時
- 選挙に立候補する時
- 警察官になる時
それぞれについて、説明していきます!
叙勲の対象になった時
毎年、春と秋に国に多大な功績のあった人に対して、勲章を授与する式があります。
この叙勲の対象になる条件の中には前科や前歴の程度も関わってくるため、叙勲対象として検討されている人は、前科前歴の情報を調べられます。
叙勲されることは名誉なことですが、普通に暮らしている分には、勲章をもらえなくても困ることはありませんね…。
選挙に立候補する時
選挙に立候補する際には、市区町村に保管されている犯罪人名簿が参照されます。
議員になる人の資格には、禁固刑以上の刑が無いことという条件があるため、立候補した人は前科が調べられるのです。
警察官になる時
警察官の採用条件の1つに、3親等以内の親族に禁固刑以上の前科がある者がいないことという条件があります。
警察は前科前歴の情報を持っているため、それらを参照して応募者に警察官になる資格があるかどうかを判断します。
警察官は治安を守る重要で名誉ある職業ですが、それだけに身辺調査は厳重です。警察官をしている友人によると、場合によっては支持する政党や、思想、信仰までチェックが入ることがあるそうです。
警察官を志す場合は自分だけでなく親族の前科前歴まで影響してくるので、注意しましょう!
まとめ
前科の情報は理由もなく第3者に公開されることはありません。本人であっても教えてくれない情報なので、普通に生活している分には、問題ないと言えるでしょう。
しかし、公務員などの一部の職業には、欠格事由として禁固刑以上の前科が無いことが条件にあります。
調べてみたところ、そのような職業に応募した時に前科前歴の情報が参照されるかどうかは、分かりませんでしたが、市区町村には犯罪人名簿が保管されています。
禁固刑以上の前科が欠格事由となっている職業に前科を隠して応募するのは、経歴詐称になりかねないので、ウソはつかない方が賢明でしょう。
何にしても前科の情報は普通に生活している分には、他人に知られることもありません。気にせず普通に生活していきましょう!