そばとうどんの栄養の違い!健康効果が高いのはどちら!?

日本を代表する麺といえば、そばうどんです。西日本ではうどんの方が人気で、一方の東日本ではそばの方が主流のようです。無類の麺好きの私は、どちらも大好きです!うどんもそばも日常的に食べています。私じゃなくても日本人なら大好きなのではないでしょうか?

で、日常的にそばとうどんを食べていると気になるのが、そばとうどんの栄養です。パッと見は、そばの方が栄養がありそうなイメージですが、果たしてどうなのでしょうか?

そこで、今回はそばとうどんの栄養と健康効果を徹底比較します!

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目次

そばとうどんの栄養素

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まずはそばとうどんの栄養の表を見てみましょう!そばもうどんも作る過程で、塩や水を加えますが、ここでは麺にする前の粉の状態の栄養を比較します。

【そばとうどんの栄養の表】

名称 100gあたりの数値(そば) 100gあたりの数値(うどん)
カロリー 336Kcal 364Kcal
炭水化物 74.62g 76.31
脂肪分 0.71g 0.98g
タンパク質 14.38g 10.33g
ビタミンA 0μg 18μg
ビタミンB1 0.48mg 0.12mg
ビタミンB2 0.13mg 0.04mg
ビタミンB3 3.21mg 1.25mg
ビタミンB5 0.954mg 0.438mg
ビタミンB6 0.240mg 0.044mg
ビタミンB9 60μg 26μg
ビタミンE 0.00mg 0.06mg
ビタミンK 0.0μg 0.3μg
カルシウム 35mg 15mg
2.70mg 1.17mg
マグネシウム 95mg 22mg
マンガン 1.291mg 0.682mg
セレン 0.0μg 33.9μg
リン 254mg 108mg
カリウム 252mg 107mg
ナトリウム 792mg 2mg
亜鉛 1.71mg 0.70mg

表にして栄養を比較すると、そばの方がタンパク質ビタミンミネラルなど全般的に栄養が豊富です。そして、カロリーはほとんど変わりがありません。やっぱり、そばの方が栄養があるのでしょうか?次からは栄養素だけでは見えてこない、そばとうどんの特徴を見ていきましょう!

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そばとうどんの健康効果を比較!

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単純に栄養素の面では、そばの方が優れています。しかし、うどんにも優れた特徴があります。それぞれの特徴を見てみましょう。

そばの健康効果

そばの優れた点は、様々な栄養素にあります。そばには次のような健康効果があります!

  • アミノ酸スコアが100
  • ルチンが豊富
  • ビタミンB群が豊富


それぞれがどのような利点があるのか見てみましょう。

アミノ酸スコアが100

人間の体を作るために必要不可欠な栄養素の一つがタンパク質です。タンパク質には様々な種類がありますが、全てのタンパク質は21種類あるアミノ酸から、作られています。しかし、そのうちの8種類は人間の体では作ることができないため、食べ物から取るしかありません。

そのため、これらの8種類と、体内で作ることが可能なものの、体が急成長する幼児期に足りなくなる1種類を加えた9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼びます。

必須アミノ酸は次の9種類です。

【必須アミノ酸の種類】

  • バリン
  • リジン
  • メチオニン
  • フェニルアラニン
  • ロイシン
  • イソロイシン
  • トレオニン
  • トリプトファン
  • ヒスチジン

これらの9種類のアミノ酸が揃っていないと、体の細胞を作ることができません。どれか一つでも足りないと他の8種類は無駄になってしまうのです。そのため、必須アミノ酸をバランスよく含む食品が理想的なのです!

そのため、必須アミノ酸がどれくらいバランスよく含まれているかを示すアミノ酸スコアという指標値があります。アミノ酸スコアは0~100で表され、100が最高値です。

そばはアミノ酸スコアが100なので、タンパク質を取るのに最適な食材なのです!

ルチンが豊富

そばにはルチンという、物質が多く含まれています。ルチンは別名ビタミンPと呼ばれていて、血管をしなやかにして動脈硬化を防ぎ、血流を滑らかにする働きがあります。

特に毛細血管の血流を滑らかにするので、冷え性の改善にも効果があります。

ただし、ルチンは水溶性なので、そばを茹でる時に茹で汁に溶けだしてしまいます。そば屋さんでは、そばのゆで汁であるそば湯を出してくれるので、是非、そば湯を飲んでルチンを無駄にしないようにしましょう!

ビタミンB群が豊富

そばにはビタミンB群が多く含まれています。他の穀物に比べてもビタミンB群が多いのが特徴です。ビタミンB群が不足すると脚気(かっけ)の原因になります。江戸時代に白米を食べる習慣が広がった際に、江戸の市民の食生活がビタミンB不足になりました。その結果、江戸の市民の間に脚気の患者が増えてしまったのです。

しかし、そばを食べることで、脚気の症状が改善したため、そばの人気が上がり、そば食が普及する原因になりました。

そばは様々な栄養がバランスよく含まれているため、様々な健康効果があるのです!

うどんの健康効果

では、うどんの優れた点は何でしょうか?うどんには次のような特徴があります。

  • 消化が良い
  • 良質なエネルギー源


うどんの優れた点は、栄養素よりもその機能性にあります。うどんにはどのような機能があるのか、一つ一つ見ていきましょう。

消化が良い

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うどんはとても消化が良い食品です。うどんの原料の小麦粉の70%~80%が炭水化物です。また、炭水化物を多く含む小麦粉はたくさんの水分を吸収して、でんぷんが糊状になっています。

そのため、うどんはとても消化が良いのです!一方のそばには食物繊維が多く含まれています。食物繊維は腸を綺麗にする働きがありますが、消化はよくありません。

良質なエネルギー源

人間にとって最も効率の良いエネルギー源は糖分です。うどんの栄養素のほとんどは炭水化物なので、すぐに糖分に変わって、エネルギーとして利用されます。

そのため、うどんは運動の前に食べると良いのです!

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まとめ

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そばとうどん、栄養の面では、そばの方が優れていますが、うどんは消化が良いため、胃腸の負担が少なく、すぐにエネルギーに変わるため、疲れている時やスポーツをする前に適した食べ物です。

そばは生活習慣病を防止するので、普段から食べるようにすると健康効果が発揮されます!

それぞれ、優れた点があるので、それを意識して食べると更に効果的ですね!