おならは品が悪くて、周りに失礼になるものとされています。誰もいない場所や自宅にいる時なら気にする必要はありませんが、人前でするなんてもってのほかですよね!
仕事中の場合、誰もいない場所というのは、なかなかありません。トイレであっても、外にいる人に聞かれる心配もあります。
また、会議中など、どうしても席を外せないときもあります。我慢できるのであれば良いですが、お腹が張ってしまってどうしてもしたい時もあるかもしれません。
そうなると、残された方法は音を出さずにおならをすることです。しかし、一か八かでおならをするのはあまりに危険です。やはり、完全に音が出ない方法でなければいけませんよね!
そこで、今回は完全におならの音を消す方法をお伝えします!
目次
おならで音が出る仕組み
おならの音を出なくするためには、まず最初におならをすると音が出てしまう仕組みを理解することが大切です。
実はこの原理を理解すると、今回紹介する方法以外にも応用が利くからです。
そこで、まずは簡単におならの原理から説明していきます。
おならの音の原因
おならの音はどこから出ているのでしょうか?普段、肛門や肛門の周りの皮膚は合わさった状態で閉じています。この状態で腸の中のガスが勢いよく通過すると、合わさった皮膚がぶるるんと振動して音が出てしまうのです。
この原理は唇で試してみると分かりやすいです。唇を閉じた状態で勢いよく息を吐き出すと唇がぶるるんと振動して音が出ると思います。しかし、吐きだす息がゆっくりだと唇は振動しません。また、唇を軽く合わせた程度の状態だと、勢いよく息を吐き出しても唇は振動しません。まさにこれが肛門で起きていることと同じです。
このぶるるんという振動音は閉じる力の強さと通過する空気の勢いの両方が揃うことが条件なのです。
ちなみに、実はおならは人間特有のものです。人間は2足歩行をするようになったため、便が漏れ出てしまわないように肛門の筋肉が発達していて、ギュッと固く閉じることができるようになっています。
ギュッと閉じているがゆえにガスが通過する際に音が出てしまいます。動物は4足歩行なので、便が漏れ出てしまう心配はないため、肛門の締まりが弱いです。そのため、腸の中の空気はスーッと通過してしまうだけで、おならの音は鳴らないのです!
おならは2足歩行する人間の宿命だったのです…。
では、この原理を踏まえて次は、おならの音を出ないようにする方法を紹介していきます。
音が出ないおならの方法!
最初に説明した通り、ポイントは肛門とその周りの肉を振動させない事です。そのための極意は次の二つです!
- 肛門を広げる
- 風圧をギリギリまで弱くする
それぞれの具体的なやり方を見ていきましょう。
肛門を広げる
動物は肛門の締まりが弱いため、ガスが通過しても肛門の皮膚が振動することはありません。人間でもこれと同じ状態にしてしまえば良いのです。つまり、お尻の周りの肉をグイッと横に広げてやれば、動物と同じ締まりの弱い状態になるため音が鳴らなくなります。
しかし、そもそもおならの音を出ないようにしたいシチュエーションで、お尻をグイッと広げるのはおならの音を聞かれるのと同じくらい恥ずかしいものです。そこで、普段の生活で自然に肛門を広げて、締まりを緩める方法を二つお伝えします。
- 椅子で広げる
- お尻の下に手を入れて広げる
- しゃがんで広げる
椅子に座っている時に、座り直すふりをして、どちらか片方のお尻を上げて、グイッと肛門の周りを広げて座り直します。十分緩くなったところで、ゆっくりお腹に圧力をかけて、おならをしてください。会議中などにおすすめの方法です!
やはり椅子に座っている時に、お尻が痛くなったふりをして、手をお尻の下に入れます。そして、グイッとお尻を広げてしまうのです。後はゆっくりとお腹に力を入れておならをしてください。
立ち仕事をしている時に、靴ひもを直すふりや、ストレッチをするふりをして、しゃがみ肛門の周りを広げます。なるべく股の間が広がるようにしゃがむと効果的です。肛門の十分な広がりを感じたら、お腹に圧力をかけておならをしてください。こっちは立ち仕事中におすすめの方法です!
どちらも慣れてコツを掴んでしまえば、好きな時に音の心配をせずにおならをすることができます!私の場合は打ち合わせの多い仕事のため、椅子で広げる方法を愛用しています。
風圧をギリギリまで弱くする
最初に唇の原理でおならの音の出る仕組みを説明しましたが、唇を通過する息がゆっくりだと振動音が鳴らなかったと思います。これはお尻の場合でも同じです。しかし、腸の中のガスを出す勢いを調整するのは、熟練が必要なので、この方法は多少のリスクを伴います。
これができれば、すかしっぺの達人といえます。やり方は次のようにします。
【すかしっぺのやり方】
- 全身をリラックスさせる
- その状態で腹筋にだけ意識を集中させ、ゆっくり圧力をかける
- おならが肛門から外に出た瞬間に腹筋に力を入れ、残りのおならを出しきる
ポイントはおならが出る瞬間のお腹の圧力をギリギリまで低くすることと、出た瞬間に一気に放出することです。お腹の力を入れ過ぎると音が鳴ってしまうので、ちょうど良い力加減にすることがポイントです。
慣れないと音が鳴るリスクが高いので、熟練が必要なやり方になりますが、マスターするともはやおならの心配は永遠になくなります!
というわけで、ここまでは、おならの音をならさない方法を見てきましたが、それでも最初のうちは音が鳴ってしまうことへの不安は消し切ることはできないと思います。
そこで、次はおならの音が出てしまった時の対策をお伝えします。
音が鳴ってしまうことへの対策
まず、おならはブリリッという、ある程度の強さと長さの音がしないとおならと認識されないという特徴があります。
今回紹介している方法を使えば、失敗しても多少のプッという音がするくらいです。その上で次のような対策をすれば周りの人は全くおならだと気付くことはありません!
【おならと気付かれない方法】
- 指パッチンをする
- 足をタップさせて音を出す
- ポーカーフェイス
物事を集中して考えているふりをして、指をパッチンパッチンとスナップさせて音を出します。周りの人は考え事してる時のあなたの癖なんだなと思い、おならの音を指パッチンの音と勘違いしてくれます。
貧乏ゆすりをしているかのように足を上下動させて、床と靴底をぶつけて音を出します。これも周りの人はあなたの癖なんだなと思い、おならの音だと気付かれない効果があります。
プッという単発の音くらいであれば、何事もなかったようにポーカーフェイスをしているだけで、周りの人は気付かないものです。
どれも何だかバカバカしい方法ですが、実際にはとても効果的です。ちなみにどの方法でも共通なのは、音が鳴ってしまった時に周りの人と目を合わせないことが重要です。「あっ音が出たみんな気付いてないかな」といって人の目を見てしまうと怪しさが出てしまいます。
コツは最初から音が出てしまった場合も頭に入れておくことです。音が出た時でも、変わらぬ態度でいるようにしましょう。
しかし、どうしてもおならがしたくなるほどの状態は、相当の量のガスが溜まっている状態です。
そもそも、そこまでガスが溜まらないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
最後におならを減らす方法を紹介します。
おならを減らす方法
実はおならのガスのほとんどは自分で飲み込んだ空気です。
なんと全体の90%が自分が飲み込んだ空気で、残りの10%が腸内細菌が出すガスです。
それらを減らすには次のようなことを心がけましょう。
- 炭酸飲料を避ける
- 良い姿勢を保つ
- キシリトール入りのお菓子を控える
- 炭水化物、食物繊維を取り過ぎない
炭酸飲料は胃腸の中で炭酸ガスを大量に出すので、おならの量を非常に増やしてしまいます。おならが気になるのであれば普段から炭酸飲料は控えましょう。
自分の席にうつ伏せで居眠りしたりすると、胃の中にたくさんの空気が入ることがあります。不自然な悪い姿勢をしないように注意しましょう。
キシリトールは人間には消化吸収できませんが、大腸にいる腸内細菌のエサになります。キシリトールを食べた腸内細菌は大量のガスを出すためおならの量を増やしてしまいます。
炭水化物や食物繊維の中にも人間には消化吸収できず、大腸の腸内細菌のエサになるものがあります。これらの取り過ぎもガスの量を増やすことになります。
おならの量を減らすには、自分で飲み込む空気を減らすことが一番です。そのため、炭酸飲料を控えて、いつも良い姿勢でいるようにしてください!
食べた物で作り出されるガスの量は少ないですし、食物繊維を減らすのは、便秘の原因にもなります。あまり食べ物にはこだわらないようにした方が得策ですよ!
まとめ
今回はおならの音を消す方法を紹介しました。確かにおならは周りの人を不快に感じさせるものですし、音を聞かれてしまうのはとても恥ずかしいものです。
でも、我慢するのは体に良くありません。おならをすることに罪悪感を持たず、むしろ積極的におならを出すようにしてくださいね。
また、おならの音は意外に小さいので、ある程度の騒音がある場所であれば、全然聞こえません。例えば私の場合は次のような場所では、音を気にせず全力でおならをしてしまいます。
- 車通りの多い道路沿い
- 駅のホームで電車が出入りしている時
- 映画館
- コンサート
私なんかは駅のホームで電車が入ってくると、おならのチャンスと考えてしまっているくらいです。(近くにいる人ごめんなさい!)
是非こういったうるさい場所でもおならをこまめにして、無理におならを我慢せずに生活してくださいね!