こんにゃくは低カロリーな食べ物ですね。でも、おでんや鍋物など、こんにゃくが美味しい料理はたくさんあります。
和食には欠かせない食べ物ですね。
そんな、こんにゃくには色々な種類がありますが、大抵は黒い粒や茶色い砂粒みたいなものが入ってますよね?いったいあれって何なのでしょうか?
白いこんにゃくと比べてみても、特に味に違いは感じませんよね?
というわけで、調べてみたんですが、あの粒の正体は意外なものだったんです!
というわけで、今回はこんにゃくの黒い粒の正体お伝えします!
目次
こんにゃくの粒は何?
こんにゃくと言えば、あの粒々が入ったものをすぐにイメージしますよね?
その粒々の正体は意外なものでした。
こんにゃくには海藻が入っている!?
こんにゃくの中に入っている謎の黒い粒、実はあの黒い粒々は海藻なんです!
よく使われている海藻は、
- アラメ
- ひじき
- かじめ
という3つの海藻で、これらの海藻を細かく砕いて、混ぜることで、こんにゃくに色を付けています。
この中でも最も多いのが、ひじき入りのこんにゃくなのです。
本当のこんにゃくの色は何色?
こんにゃくの主成分はグルコマンナンという炭水化物です。このグルコマンナンは、綺麗な白い色をしています。
スーパーで売っているこんにゃくや、料理に入っているこんにゃくでも、真っ白なものがあります。また、しらたきは名前の通り真っ白ですよね?
あれがまさにグルコマンナンだけで作ったこんにゃくなんです!
では、なぜ、こんにゃくを作る時にわざわざ海藻を入れるのでしょうか?正直、こんにゃくって海藻の風味がしないですよね…。一体、海藻を入れる意味って何なのでしょうか?
なぜ海藻を混ぜるのか?
こんにゃくに海藻を入れるのは、味付けや、栄養を加えるためではありません。
実はちょっと変わった理由なんです。
元々のこんにゃくの作り方
元々のこんにゃくが作り始められたのは1776年(安永5年)、つまり江戸時代です。
当初の製法ではこんにゃく芋は皮ごとすりおろして使っていました。そのため、出来上がったこんにゃくは、皮が混じった黒い色をしていました。
やがて、こんにゃくの粉を使うようになった
しかし、こんにゃくの製法にも改良が加えられ、やがて、こんにゃく芋を乾燥させて、粉末にする技術が開発されます。
こんにゃくの粉は、保存や運搬もしやすく扱いやすかったため、生芋を使った製法は廃れていきました。そして、こんにゃくの粉を使って作る製法が主流になったのです。
白いこんにゃくは不評だった!
ところが、粉から作るこんにゃくは真っ白です。それまで黒いこんにゃくを食べてきた人にとって、白いこんにゃくはとても不評でした。
そのため、皮の破片が入ったように見せるために、海藻を砕いたものを加えるようになったのです。
確かに粒々入りと白いこんにゃくが並んでいたら、粒々入りを手に取っちゃいますね。でも、食べてみると、味に違いは無いんですけどね(^^;
まとめ
今回はこんにゃくの中の黒や茶色の粒々の正体について、お伝えしました。
あの黒い粒の正体は白いこんにゃくが好まれなかったために、仕方なく入れた海藻だったわけです。
せっかく綺麗に作ることができるのに、何だか変な話ですね…。
そうなると、なんだか生芋で作ったこんにゃくも食べてみたい気がしますね。
調べてみると、こんな商品を見つけました!
興味のある方は、作ってみてはいかがでしょうか?
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