カフェインが眠気に効かない!日本人には効果が薄いって本当?

私は仕事中にすぐに眠くなってしまいます。仕事中の居眠りは同僚の信頼を失うので、何としても避けたいところなのです。しかし、いつも夢の中に行ってしまいます。

何とか眠気を覚ますための、最も手軽な方法は、コーヒーやお茶などのカフェインを含む飲み物を飲むことですね。私もいつも緑茶や紅茶を飲んでいます。

しかし、私の場合そういった飲み物を飲んでも全然眠気が覚めないんです…。いくら飲んでも打ち合わせになると静かに眠りについてしまいます。

一体、なぜ私にはカフェインが効かないのでしょうか?調べてみると日本人には、カフェインに対する耐性があるという噂を知りました。

そこで、今回は日本人がカフェインに耐性があるという話の真相と、カフェインが眠気に効かなくなる理由についてお伝えします。

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目次

日本人にはカフェインが効かない!?

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日本人はカフェイン耐性があるというのは、本当なのでしょうか?身近な友達3人に「コーヒーを飲むと眠れなくなるか?」というアンケートをしたところ、1人だけ眠れなくなると言ってました。

やっぱり、日本人にも効くんじゃないのと思いつつその真相を調べてみました。

日本人はカフェイン代謝能力が高め

結論からいうと「日本人はカフェインに耐性があるのか」ということに関しては、半分合っていて、半分間違いです。

日本人にはカフェインに耐性があるわけではなく、カフェインの代謝能力が欧米人に比べて多少高いのです。

では、どれくらい高いのかというと、例えば欧米の人は乳製品を食べてもお腹を壊しませんが、日本人はお腹を壊す人が多めです。また、欧米人はお酒が強いですが、日本人はお酒が弱い人が多いです。

だからと言って日本人も乳製品やお酒を日常的に飲んだり食べたりしてますよね?

日本人と欧米人のカフェインに対する強さもその程度の差でしかありません。

日本人は古くから緑茶を飲んできた

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更に日本人は古くから日常的に緑茶を飲む食習慣がありました。そのため、カフェインの代謝能力も高いと考えられています。

しかし、欧米人がカフェインが入った飲み物を飲むようになったのは15世紀~16世紀にかけての大航海時代になってからです。

欧米人はインドや新大陸、イスラム圏の地域から、お茶やコーヒーが伝わるようになってから飲み始めたのです。そのため、カフェインをたくさん取る食文化ではなかったため、カフェインの代謝能力が低いと考えられています。

さて、日本人はカフェインの代謝能力が高めの民族であることは、事実のようです。しかし、私のようにほとんどカフェインが効かない人もいます。

一体、なぜカフェインが効かないのでしょうか?それにはちゃんとした理由があります。今度は本当のカフェイン耐性ができる理由を見ていきましょう!

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カフェインが効かなくなる理由

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コーヒーやお茶を飲んでも眠気が覚めないことには、日本人だからという意外にちゃんとした理由があります。

その理由の主なものは次の2つです。

  • カフェイン耐性ができている
  • 飲んでいるのがお茶だから


順番に説明していきます!

カフェイン耐性ができている

こちらの記事でも説明しましたが、カフェインは脳の中のアデノシン受容体に結びつくことで、アデノシン受容体の働きを妨げて、眠気を感じさせないようにします。
カフェインの効果と副作用!健康に害さない取り方とは?

しかし、常に大量のカフェインを取り続けていると、正常に眠気を感じるられるようにするために、アデノシン受容体の数が増えてしまうのです。

そのため、今までと同じ量のカフェインでは、眠気を覚ますことができなくなるのです!そして、眠気を覚ますために、更にカフェインを大量に取る必要が出てくるため、更にアデノシン受容体の数が増えてしまいます。

こうなると逆に常にある程度のカフェインを取って、アデノシン受容体の働きを抑えていないと、すぐに眠くなったり集中力が低下するなどの症状が出るようになります。

このような症状のことを離脱症状といいます。

飲んでいるのがお茶だから

意外に知られていないのですが、同じカフェインの量が含まれていても、コーヒーとお茶とでは、お茶の方がカフェインの効き目が弱いのです。

お茶には渋味のもとの物質であるタンニンが多く含まれています。このタンニンはカフェインと結びつくことで、カフェインの効果をなくしてしまいます

そのため、お茶を飲んだ場合は、眠気覚ましの効果はコーヒーに比べると緩やかになってしまうのです!

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まとめ

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今回はカフェインが眠気に効かない時の理由を見てみました。

確かに日本人はカフェインの代謝能力は高めの民族ですが、耐性があるというほどでもありませんでした。

それにしても、カフェインを取りすぎると、体に耐性ができてしまうというのは、なるほどという感じですが、お茶のカフェインは比較的効果が緩やかというのは意外でした!

私の場合、普段はコーヒーよりもお茶ばかり飲んでいます。そもそも、飲んでいるのがお茶だから眠気覚ましになってなかったわけです。

私と同じ勘違いをしている方は、眠気覚ましのための飲み物をコーヒーに変えてみてはいかがでしょうか?