電車が急病人対応で遅延する理由!時間がかかるのには訳がある!

通勤に電車を使っていると、電車が遅延することはよくあることですね。電車が遅延する理由は様々です。

信号機故障ポイント故障停電などの故障系の理由もあれば、線路に人が侵入したなんて理由もあります。

そんな遅延の理由の中には、よく急病人の救護のためという理由もよくあります。

仕方ない理由ではあるのですが、でも、なぜか長時間遅延することがありますよね?急病人の救護のために、なぜ10分も20分も電車が遅延してしまうのでしょうか?

実はそれには仕方ない理由があったんです!その理由が分かると「気分が悪いなら自分で降りろ!」なんてイライラした気持ちも無くなりますよ!

というわけで、今回は電車の急病人対応に、時間がかかる真相を紹介します。

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目次

電車が急病人対応で遅延する理由

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私は急病人対応で長時間待たされるたびに『きっと自分で動けないか、事情があって動かせないくらいの重病なんだろうな…』って思ってました。

でも、実はそうじゃないんです。

電車が急病人対応で遅延してしまう理由は、主に次の3つなんです。

  • 駅員の準備に時間がかかる
  • 非常停止ボタンが押されてしまった
  • 実は別の理由

理由を知ると時間がかかる理由が納得できます。

順番に説明しますね!

駅員の準備に時間がかかる

やはり、急病人対応というのは、基本的に時間がかかるというのが、一番の理由です。

急病人対応が必要な人は、自分では動けないほど、状態が悪いことがほとんどです。自分で動けるなら、自分の足で電車を降りて、対処することができるからです。

そのため、急病人対応は、周りの親切な乗客が心配して、車掌や駅員に知らせることで始まります。

鉄道会社の対応としては、急病人を自分で歩かせたり、ホームのベンチに寝かせておくことはできません。そのため、担架や救護室などを準備して、急病人の受け入れ態勢を作るわけです。

ちゃんとした対応をするためには、10分や20分なんて、すぐに経過してしまうわけです。

非常停止ボタンが押されてしまった

もっと時間がかかるケースとしては、親切な周りの乗客が、非常停止ボタンが押してしまった時です。

電車の中やホームには非常ボタンが必ずついています。このボタンの目的は非常事態が起きていることを駅員に知らせるためのものです。

しかし、非常事態として、想定しているのは、次のような自体なんです。

  • 電車内で火災が発生した
  • 暴漢が現れた
  • 不審物がある
  • 線路に人が落ちたなど

このように、非常停止ボタンは、安全な運航に支障がある時を想定しています。

そのため、非常ボタンが押されると、鉄道会社は安全面を最大限に考えて、文字通り電車を非常停止させてしまうのです。

通常どの鉄道会社でも、一旦非常ボタンが押されると駅員が、安全を確認するまで、運転を見合わせるため、確認の時間の分、電車の運行が遅延してしまいます。

これは電車の運行ルールなので、仕方の無いことなんです^^;

実は別の理由

時には別の理由のこともあります。

そのままの理由を伝えると乗客に不快な気持ちを与える時に、”急病人対応”の理由を使うこともあるようです。

不快に感じる理由としては例えば『乗客同士のトラブル』があります。こんな理由で待たされたら、他の乗客はかなり不快ですよね^^;

でも、考えてみると、乗客同士のケンカは日常茶飯事ですし、時には運航に支障を与えるような自体にも発展します。

しかし遅延理由として「お客様同士のトラブルのため」なんてアナウンスは聞いたことなんてありませんよね?

そこにはこういった事情があったわけです。

というわけで、急病人対応に時間がかかる理由はこういったことでした。

他の電車に乗ってるのであれば、待つしかありませんが、もし、すぐ隣で急病人を見つけたら一大事ですよね。

だからといって、慌てて非常ボタンを押してしまうと、良くない場合もあります。

そこで、次は電車やホームの非常ボタンの役割を紹介します。

電車やホームの非常ボタンの役割

急病人が出てしまうことは、確かに非常事態なのですが、電車やホームにある非常ボタンの役割を知ることで、正しく使うとなお良いと思いますので、今度は非常ボタンの役割について見ていきましょう!

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電車内の非常ボタン

電車内の非常ボタンの正式名称は「車内非常通報装置」といい乗務員に非常事態を伝えるためのものです。単に乗務員室でブザーが鳴るだけのものから、乗務員との通話ができるタイプのものまで、色々あります。鉄道会社によっては、押された場合には必ず停車して事態の確認を行うルールにしているところもあります。必ず停車させるわけではないのですが、停車させるタイプの場合は少し注意が必要です。

通常急病人は駅で救護を行うので、電車を非常停止させてしまうと、かえって急病人の手当てが遅れる可能性があるので、非常停止させてしまうタイプの場合は、少しだけ冷静になって、次の駅までにかかる時間なども考えたうえで、押すようにした方が良いでしょう。ただ、判断は難しいので、迷ったら押してしまうのが一番だと思います!

ホーム内

ホーム内の非常ボタンの正式名称は「列車非常停止警報装置」といい、名前の通り、このボタンが押されると駅に進入しようとしている電車は必ず非常停止します!

このボタンの目的はハッキリと電車を止めるためのものなので、線路に人が落ちた、線路上に異物があるなど、電車を止めないと危険な場合のみに押してください。

急病人の場合は、直接駅員に声をかけるか、駅によっては駅員への連絡装置があるので、そちらを使うようにしてくださいね。

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最後に

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今回は急病人で電車が遅れる理由についてお伝えしました。

理由をまとめておきますね!

急病人対応で待たされる理由

  • 駅員の準備に時間がかかる
  • 病人の受け入れ準備には時間がかかる

  • 非常停止ボタンが押されてしまった
  • 安全の確認のために時間がかかる

  • 実は別の理由
  • 乗客に言えない他の理由がある

待たされてイライラしてしまうかもしれませんが、どんな理由であれ、急病人対応は時間がかかってしまうものです。

「体調悪いのに無理して電車に乗るなよ!」なんてイライラしないで、少しだけ我慢しましょうね(^_^;)