恋をするというのはいいものですよね!
恋をしているというだけで、幸せで、その人のことを考えたり、少しでも話せただけで、嬉しくなりますよ。
切ないですが、毎日がなんとも張り合いのある生活になります。その人のためなら何でもできるし、永遠に変わらぬ愛のある生活ができる、不可能など何も無いと思えます!
でも、そんなこと言ってる私は、もう何年も恋なんてしてません。よく「あぁ、私もまた恋がしたい!」なんて言う人もいますし、たまに懐かしい気持ちになることもあります。
しかし、本当に幸せなのは、恋をしている期間よりも、恋が冷めた後の方なんですよ!
普通の人は、いつまでも恋が続くことを願うようですが、実は人間の性質からすれば、それは不可能なんです。
実は恋は冷めてしまうから良いんです!いったいなぜなんでしょうか?
というわけで、今回は恋が冷めるまでの期間と、覚めた後の方が幸せな理由をお伝えします!
目次
人間はなぜ恋をするのか?
なぜ、恋が冷めた方が幸せなのでしょうか?
その理由を理解するためには、そもそも、人間がなぜ恋をするのかを知る必要があります。
まずは恋がなぜ存在するのかから見ていきましょう。
恋する状態とは?
色々な辞書で「恋」について調べてみると、共通するのは「特定の異性に特別な感情を抱いて、強く惹かれること、大切に想うこと。しかし、常にかなえられず、切ない気持ちになる。」などとあります。
実際に恋は理性でコントロールするのは難しく、論理的な思考を超えてしまいます。例えば以下のような普段なら馬鹿げていると思えることを本気でできると思いこんでしまいます。
例えばこんなことを本気で考えてしまうわけです。
- その人のためなら、睡眠時間を毎日寝ないで働いてお金を稼いでみせる!
- 相手のどんなわがままも一生聞くことができる
- その人と一緒に入れるなら世界中の人から拒絶されても構わない
- 相手のためなら命を捨てることができる!
恋に落ちてしまっている人の脳の中では、ドーパミンなどの脳内ホルモンが通常より、多く分泌されています。そのため、集中力や高揚感が増していて、心地よい興奮状態が持続しています。
そのために上記のようなことを、真剣に考えることができるわけです。
そして、恋をすると、とても良い気分になれるのには、このドーパミンが深く関係しています。
ドーパミンはスキーやモータースポーツなど、スリルを味わえるようなスポーツをやっている時などにも大量に分泌され、強い高揚感と興奮をもたらします。つまり、恋をしていると、このような興奮と爽快感を四六時中味わえるわけです。
普段、このような爽快感を味わいたければ、わざわざお休みを取って、お金を使って、このようなスポーツをやる必要があります。
でも、恋なら素敵な相手がいれば、いつでもこのような興奮と爽快感を味わえるわけです。これなら、誰だっていつまでも続いて欲しいって思いますよね^^
では、なんで人間には恋なんてものが存在するのでしょうか?
なぜ恋が存在するのか?
恋のイメージってロマンチックですよね?
でも、人間に恋という状態が備わっている理由は、ロマンチックなものではないんです。
実は恋が無いと、人間は結婚なんてできないんです!
恋は人間にとってリスクがある状態
実は恋は人が積極的に結婚して、子孫を増やすために本能的に備わっている、性欲とは別の感情です。
本能的にタイプの異性がいると、スイッチが入って人は恋に落ちます。恋に落ちてしまうと、既に説明した通り、ドーパミンが出て、興奮と爽快感を感じるようになります。
そして、もっと爽快感を味わいたくて、恋しい相手との親密な関係を求めるようになります。だから、日常生活の中でも、好きな人のことを最優先にしてしまいます。
仕事は疎かになり、時には友人や家族を敵に回しても、好きな人を優先させます。
重症になると、健全な社会生活とは正反対のことをさせてしまいます。普通ならやらないことでも、恋をしていると怖くなくなってしまうわけです。
恋をしている状態というのは、実は男女を好きな人と結び合わせ、子孫を繁栄させるための働きなわけです。では、恋が存在しなければどうでしょうか?
実は誰かと恋に落ちることは、基本的にリスクが伴うことです。
男性にとって、女性と結婚するためには、その人のために尽くして信頼を勝ち取り、自分が働いて得たお金や物をその女性のために使うことも必要かもしれません。女性にとっても、男性の心を勝ち取るために、その人に尽くしたり、従順になることも必要かもしれません。
そもそも、異性と親密な関係を築く過程では、たくさん傷つく可能性もあります。それに、夢ばかり追って、アルバイト生活の男性を結婚相手に選ぶ女性は少ないのではないでしょうか?
また、意地悪で家事が苦手な女性と結婚したいと思う男性も、少ないでしょう。当たり前ですが、好きでもない異性とは、結婚したり交際したいと思うことは、普通は無いのではないでしょうか?
誰かと交際して結婚し、子供を作るということは、人間にとってある意味賭けです。
そんなリスクを取れるように、人間は恋に落ちるように作られたわけです。
恋はタイマーで冷めてしまう!
男女をつなぎ合わせるために重要な恋ですが、実は恋はいつまでも続きません。
短くて1年、長くても3年ほどで冷めてしまうと言われています。喜びと高揚感に満たされた恋はいつまでも続いて欲しいものですが、残念ながら永遠ではありません(>_<) これは、人間は恋をしていると、その人に心を奪われ、仕事に集中できなくなり、生産性が落ちます。また、その人のことが最優先になってしまうため、場合によっては健全な社会生活が送れなくなります。 好きな人と結ばれてしまえば、それ以上長く続く必要は無いため、時間が経てば恋は冷めるようにできているのです。
このように恋は時間が経てば冷めてしまいます。
でも、ガッカリする必要なんて全然ありません。なぜならその方が幸せだからです。
じゃあ、なぜ恋は冷めてしまった方が幸せなんでしょうか?
恋は冷めてしまった方が幸せ!
そもそも、人間同士が信頼関係を深めることは、とっても難しいことです。
価値観や考え方が合う人は限られます。コミュニケーションがうまくいかなくて、傷付くこともあります。
それが異性だったら、なおさら難しいですよね?
そんな大変なことが、恋をしていると大変に感じなくなります。恋をしている間は相手の信頼を勝ち取るために、最優先でどんなことでもします。
そんなことを1年も続けていれば、最高の信頼関係が出来上がります。
それは人生において、またと得難い相手です。
恋が冷めるのを恐れる必要は無いです。
それよりも恋が冷めても続く、最高のパートナーの存在を喜んでみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたか?
恋というものは、男女を結び合わせるために必要な、ある意味異常な状態です。
でも、そんな異常な状態に頼るようでは、本当に素晴らしい関係とは言えないですよね?
恋が冷めるのを恐れる必要は無いです。
むしろ冷めても続く素晴らしい関係を喜ぶべきです。
今恋している人も、これから恋をしている人も、恋が冷めた後の関係を楽しみにしてみてはいかがでしょうか?