世界には、観光名所として大々的に紹介されているのに、行ってみたら大したことがなくて、がっかりしてしまう場所が多くあります。
そんながっかりしてしまう場所の中でも、特にがっかりしてしまうと言われているのが、シンガポールのマーライオンです。マーライオンは世界三大がっかりスポットの一つに、数えられるほどの期待外れな場所として有名です!
世界三大がっかりスポットと言われると、どれだけがっかりするのか、逆に行ってみたくてしょうがなくなります。
そこで、嫌がる妻を説得して、実際に行ってみることにしました!
今回はシンガポールのマーライオンは本当にがっかりする場所なのかについてレポートします!
目次
マーライオンとは?
シンガポールと聞くと多くの人は、このような写真をイメージするのではないでしょうか?
奥に見える船みたいな物が上に乗っている建物は、マリーナベイ・サンズというシンガポールを代表する超高級ホテルです。何年か前にSMAPが出演していたソフトバンクの携帯電話のCMの撮影場所になっていましたね。上に乗ってる船はプールになっています。
まさにザ・シンガポールといった感じの写真ですよね!
写真は上手に撮ると、本当に素晴らしい場所に見えますね。これが、訪れる観光客をことごとくがっかりさせる場所とはとても思えません。
そんなマーライオンについて、まずは軽くおさらいしておきましょう。
マーライオンの概要
マーライオンはシンガポールの象徴的な存在で、シンガポールの海辺にあるマーライオン公園に立っている像です。
像ができたのは1972年で、ヴァン・クリーフ水族館長だった、フレイザー・ブルーナーという人によって設計され、リム・ナン・センというシンガポールの彫刻家によって作られました。
フレイザー・フルーナーは国の記念物委員会の会員だったため、シンガポール名物を作りたかったのかもしれませんね!
シンガポールと言えばマーライオン
マーライオンはなんといっても観光スポットとして有名で、シンガポールと言えばマーライオンというような場所です。観光ガイドや旅行のパンフレットを見ると必ずマーライオンの写真が載っています。
お土産やお菓子もマーライオンがデザインされた物が多く、国のシンボルと言った感じです。それなのに実物のマーライオンは、世界三大がっかりスポットという不名誉なレッテルを貼られてしまっているわけです。
もうちょっとプロデュースを工夫すれば良いのに…。
というわけで、マーライオンはシンガポールのシンボルとして、見物を楽しみにして訪れる観光客が世界中から集まっています。それにもかかわらず、観光客たちをがっかりさせ続けているスポットということで、いやが上でも期待が高まります。
どれだけ私をがっかりさせてくれるのでしょうか?いよいよマーライオンにがっかりさせられに行ってきます!
マーライオン公園に行ってみた!
ついに憧れのマーライオンのあるマーライオン公園に来ました。妻は全く興味が無いようで、次に行きたい場所をずっと調べ続けている中、一人テンションは上がります。
公園と言うので、植物が植えてあったり整備されているのかと思いきや、下の写真のような感じで、結構さっぱりしています。整備された海辺の散歩道といった感じです。
海沿いにはカフェやレストランなどが立ち並んでいて、公園という雰囲気はあまり感じない場所です。
さて、肝心のマーライオンはどこにあるのだろうかと、公園の中を歩いていると、公園の端っこの方にあっさり見つかりました…。もっとオリエンタルでエキゾチックな場所をイメージしてましたが、なんとも味気ない場所にあります。確かにがっかりするのも理解できます…。
勢いよく水を吐き出していますが、見ていても全くテンションが上がりません。一応、夫婦で記念写真を撮った後、観光ガイドにあるのと同じ構図で写真を撮ってみました。
この日は少し曇りがちだったため、ちょっとスッキリしませんが、それでも観光ガイドに載っているのと同じ写真が撮れました!
しかし、写真を撮り終わると、もはや何もやることはありません!たったこれだけなのかと思うと心に虚しさが広がります…。
いったいマーライオンががっかりする理由は何なのでしょうか?私なりに分析してみました!
【マーライオンのがっかりポイント】
- 海辺に無造作に立っている
- 他に見どころが無い!
- 異国情緒が皆無!
実際に行ってみると、がっかりする理由がよく分かります。この3つのポイントを順番に説明しますね!
海辺に無造作に立っている
既に書いてますが、マーライオンが立ってる場所は実にあっさり見つかります。
観光名所というのは、そこにたどり着くまでにも、色々とワクワク感を盛り上げてくれるような、雰囲気があるものです。
しかし、マーライオンは”整備された海辺の遊歩道”くらいな感じの気分が盛り上がらない場所に無造作に立っているため「あっ、あら?これがマーライオンなのかぁ、なんか気分が盛り上がらない場所に立ってるな…」という印象なのです。
他に見どころが無い!
マーライオンの周りには、他に見どころが全くありません!
マーライオンやシンガポールの歴史が分かる記念館とか、マーライオングッズが売ってる売店とかもありません。マーライオン公園て名前なんだから、熱帯植物園にしておくとか、なんか他に見どころが無いのかよって思ってしまいます。
本当に写真を撮ったら、それでお終いです!これだけのために来たのかと思うと、本当に虚しくなります。
異国情緒が皆無!
シンガポールという場所に来ているので、エキゾチックでオリエンタルな気分を味わいたいのですが、そんな雰囲気がこの場所には全く感じられません。
海から撮った写真を見ると分かると思いますが、マーライオンの周りにはシンガポール感が感じられないのです…。
マーライオン公園もとても清潔なのですが、清潔で綺麗に整備される一方で、異国情緒というものがありません。こんな何でもない場所には無いだろうと思う場所に、マーライオンは立っているので、全然テンションが上がらないのです!
というわけで、次からは観光ガイドには載っていないマーライオンを海から撮った写真を見ながら、がっかり感を更に堪能しましょう!
海から見たマーライオン
さて、今度はマーライオンを海から撮った写真を見ていきます。
実はマーライオン公園からは、湾内を周遊している水上バスに乗ることができます。
この水上バスに乗って海からマーライオンを見てみることにしましょう!
下の画像の通り、マーライオンの周りは殺風景です。しかし、シンガポールを代表する観光スポットなので、とにかく観光客が大勢います。
角度を変えて、少し離れた場所から撮ってみました。経済大国のシンガポールらしい、高層ビルが建ち並んだ光景です。これはこれでシンガポールらしい雰囲気が出ていますね。ちょっとだけテンションが上がりました。
今度は対岸近くから撮った写真です。よく見る写真のちょうど反対側から撮っている形になります。それにしても、シンガポール感が全く感じられないですよね…。真ん中に小さく見えるマーライオンが無ければ、シンガポールの写真とは全く気付かないと思います。
がっかりするつもりで行くと、あまりがっかりできない…
というわけで、世界三大がっかりスポットとして名高い、マーライオンにがっかりしに行ってきたわけですが、実際にどうだったかというと、実はあまりがっかりしませんでした。
というのも、最初からがっかりするつもりで行ったため、いざ辿り着くと「やはり噂通りの味気ない場所だな」といった感じです。また、マーライオン公園にはオシャレなレストランもたくさんあり、水上バスも出ています。
夜景を見ながらの食事は、文句なく素晴らしいですし、ゆったりと水上バスに乗って、シンガポールの様々な場所を見物できるのは楽しいです。マーライオンを見に行く目的だとがっかりしてしまうので、食事や水上バスに乗るついでに行くのをおすすめします!
マーライオン公園への行き方
というわけで、最後にマーライオン公園への行き方を紹介します。
MRTという地下鉄の「ラッフルズ・プレイス駅」が最寄です。徒歩10分くらいで行けます。
一番簡単なのは、タクシーを捕まえて「マーライオンパーク!」と言えば、すぐに連れていってくれます。
皆さんも、シンガポールに行ったら、マーライオンを見物して、是非がっかりしてみてくださいね!