東京の名所と言えば色々ありますが、最近できた新名所に東京ゲートブリッジがあります。夜になるとライトアップされて綺麗です。
でも、この東京ゲートブリッジは何のためにかかっている橋なんでしょうか?東京ゲートブリッジを渡るとどこに行けるんでしょうか?ていうか、そもそも徒歩で渡ることはできるのでしょうか?
いつも遠くから見ているだけで、東京ゲートブリッジの事を知らない私は、この際自分の足で渡ってみることにしました!
今回は東京ゲートブリッジを徒歩で、反対側の中央防波堤まで渡ってみたいと思います!
目次
東京ゲートブリッジとは
で、渡る前にまずは東京ゲートブリッジはどんな橋か簡単におさらいします。
東京ゲートブリッジは江東区の若洲と大田区の城南島を結ぶための東京港臨海道路のうちの一部で、江東区若洲と中央防波堤外側埋立地を結ぶ橋のことです。全長が2,618mで、海を跨ぐ部分の長さが1,618mとレインボーブリッジの2倍の長さです。
この東京ゲートブリッジの特徴は、トラス構造と呼ばれる鋼材を三角形に繋ぎ合わせて、それをたくさん連ねることで、橋にかかる重さを分散している構造にしていることです。
東京ゲートブリッジがかかる場所は、羽田空港がそばにあるせいで、高さを98.1m以下にしなければいけないにもかかわらず、橋の下を大型の船が通れるように、高さ54.6m以上にしなければならなかったため、こんな構造にしたそうです。
東京ゲートブリッジのおかげで、若洲-城南島間が近くなったかと言えば、距離的にはさほどの差はないように思えるのですが、東京都心の混雑する地域を迂回できることが、かなりの時間短縮になるのだそうです。
この東京ゲートブリッジには以下の制限があります。
- 原付バイク、自転車は車道・歩道共に通行不可
- 歩行者は歩道を渡ることができる
- ペットを連れて渡るのは不可
東京ゲートブリッジは、一般道なので、通行料金はかかりません。
また、注意したいのは原付バイクは通行不可だということです。うっかり通行しないようにご注意くださいね。でも、私が橋を渡っている時に、原付バイクが通行しているのを目撃しましたけどね…。
さて、次はいよいよ東京ゲートブリッジのレポートです!
東京ゲートブリッジを渡ってみた!
というわけで、東京ゲートブリッジのある江東区立若洲公園にやってきました。東京ゲートブリッジはこの若洲公園から渡ることができます。
東京ゲートブリッジの歩道に昇るためにはこのように専用のエレベータがあります。場所が分かりにくいので要注意です。
これを使って昇ると歩道部分に出ることができます。
さて、渡ってみましょう!この日は強烈な風が吹いていて、行きはちょうど向かい風でした。大した上り坂でもないのに、足にとても負担がかかります。普段でもかなりの風の強さなので、飛ばされそうなものは持って行かないようにしましょう!
遠くには東京スカイツリーも見えます。
東京都心も一望できます!
背後には東京ディズニーシーも見えました。
まだまだ、先は長いです。呼吸もできないくらいの強烈な向かい風が、足の力を奪っていきます。ちなみに橋を渡っている間は日陰がほとんど無いので、紫外線ケアを入念にしてください!
15分くらい歩いてようやく半分を過ぎました。強烈な向かい風のせいで時間がかかってしまいましたが、ゆっくり歩いても真ん中まで10分もあれば到達できます。ちなみに画像に飛行機が映っていますが、羽田空港に着陸する飛行機が30秒に1回くらいの頻度で飛んできます。
だんだんと反対側の中央防波堤外側埋立地が、近づいてきました。一面草地の何もない場所です。一体どんな目的の場所なんでしょうか?
反対側の中央防波堤外側埋立地のエレベーターが見えてきました!
やりました、遂に到着です!中央防波堤外側埋立地って何がある場所なんでしょう?初めて行くので楽しみですね~。
ん?何このロープ…
立入禁止…!?
そうです。反対側の中央防波堤外側埋立地には、現在は渡ることができません。行きのエレベーターにもちゃんと注意書きが書いてあります。
というわけで、虚しく引き返しました…。帰りは追い風だから楽かと思いきや、あれほど強く吹いていた風も収まってしまいました…
しかし、東京ゲートブリッジの対岸にある中央防波堤外側埋立地って、一体どういう場所なんでしょうか?
中央防波堤外側埋立地ってどんな場所?
中央防波堤外側埋立地は、その名の通り埋め立て地です。1977年に急増するゴミの埋め立て処理場を整備する必要が出てきたために、東京湾のこの場所の埋め立てを開始したそうです。
2016年現在はまだ、ゴミの処分用埋立地なので、特に施設があるわけでもなく、埋め立て後の利用目的も特に決まってないようです。また、この中央防波堤外側埋立地は、今のところ東京都のどの区にも属していない、住所不定の場所となっているそうです。
立ち入りできない理由は、今はゴミの埋立地で、危険な場所でもあるためなのです。そういえば、中央防波堤側のエレベーター付近では、少しドブ川のような臭いがしました。きっと下に降りてもすぐに帰りたくなる場所なのかもしれませんね…。
まとめ
東京ゲートブリッジは東京を一望できるとても見晴らしの良い場所でした!そして、その長さも十分なので、写真でも撮りながらゆっくり歩いていれば、往復で1時間くらいかかります。
しかし、反対側には今のところは降りることができないので、橋の真ん中まで行って引き返してくるのが、ベストです。実際、それだけで十分楽しめる場所です!
いつかまた、中央防波堤外側埋立地に渡れるようになった頃に行きたいと思います!