神社の手水の作法!マナーを知らずに参拝してませんか?

先日、浅草の浅草寺に行ったところ、たくさんの外国人観光客が訪れていました。たくさんの観光客が来ることは喜ばしいことですが、一つ気になったことがありました。それは手水の使い方を知らない人が多すぎるということです!

みんな柄杓で汲んだ水を直接、口を付けて飲んでしまっていました。それも外国人観光客ならまだ分かるのですが、ごく普通の日本人まで同じことをしている始末…。手水の作法は意外に知られていないことに驚きました。

日本人なら手水の作法は知っておきたいところですよね?そこで、今回は神社の手水の正しい作法についてお伝えしたいと思います。

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神社の手水の手順

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日本人であれば、神社にお参りする時に手水はスマートに済ませたいものです。そこで、早速、動画も交えてその手順をお伝えします。

【手水の手順】

  1. 手水舎に軽く一礼する
  2. 柄杓で水をすくう
  3. 左手を洗う
  4. 柄杓を左手に持ち替えて、右手を洗う
  5. また、右手に持ち替えて、左手に水を溜め、その水で口をすすぐ
  6. 左手で見えないように隠して水を出す
  7. 再度、左手を洗う
  8. 柄杓を立てて、柄の部分に水を伝わせて、柄杓の柄を洗う
  9. 手水舎に軽く一礼する

大切な注意点はこれらの手順を全て一杯分の水で行うことです。やってみると分かりますが、それぞれの部分を洗うというよりも水で湿らすといった感覚でやると一杯分の水で済ますことができます。手水舎の水は少しでも身体を清める効果が高いってことですね!

動画だと最初に手を洗う所で結構な量の水を使っていますが、慣れないうちは最初に手を洗う時の水は少な目にした方が良いです。焦る必要はないので、ゆっくりと優雅な手つきで順番に手と口を清めていってください!

この手水手順は凄く細かいので、覚えきれないかもしれませんが、次の手水のポイントを理解すると覚えやすと思います。

  • 手水舎の水は綺麗
  • 人の体は汚れている
  • 水で洗った部分は清められている
  • 体の汚れた部分に触れると再び汚れる


手水の手順というのは、手と口、そして使った柄杓を全て清くするための最短の手順になっています。そのため、もし手順を忘れてしまっても、手と口、柄杓を全て清めることができれば良いので、全てをこの手順通りにやろうとしなくても、手と口と柄杓が最終的に清められているようにすれば問題ないのです。

さて、ここまでは手水の手順について見てきました。では、なぜこのような手順で体を洗わなければいけないのでしょうか?次は手水を使って身を清める理由を見てみましょう。

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手水をする理由と由来

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手水は神社を参拝する前に、心と身体を清めるために行います。これは神社に参拝する時の基本的な作法なのです。

しかし、元々は神社に参拝する前に身を清めるのは川で行っていました。しかし、時代と共に川の水も汚れてきたため、神社の境内に手水舎が用意されるようになったようです。

手水舎が一般的になったのはつい最近のことだったわけです。つまり、手水の作法も最近になって普通になったわけです。知らないのも無理はないのかもしれませんね…。

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まとめ

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今回は神社に参拝する時の作法である手水について、お伝えしました。日本人としては知っておきたい作法だと思います。しかしながら、初詣などでは、あまり手水を使って身を清めている人って少ないですよね。それくらい、日本人でも知らないのが、神社を参拝する時のマナーなんですね~。

実は私も手水の作法など昔は知りませんでした。手水舎がなぜあるのかも知りませんでした。

しかし、手水の作法は一度やれば簡単に覚えることができます。是非、今回紹介した作法を覚えて、クールに神社を参拝してください!