主夫を自認する私にとって、料理は日常茶飯事です。スーパーだって、ほぼ毎日行って買い物をします。
そんな買い物の時に、気を付けたいのが、生卵が割れちゃうことですよね。
卵は衝撃に弱いので、買ってから家に帰るまでに割れてしまったなんて経験は誰にでもあると思います。もったいないので、とりあえず、割れた殻を取り除いて保存します。でも、すぐに使わないとなると、いつまで日持ちするのか心配ですよね?
もし、黄身がつぶれてしまった状態だと、さらに賞味期限が心配になると思います。
そこで、今回は殻がひび割れた状態や、殻を割った後の状態の生卵の賞味期限についてお伝えします!
目次
割った後の卵の賞味期限
卵のパックを落としてしまって、殻が割れてしまったことは私も何回もあります。割れた卵でも捨てるのはもったいないので、何とか保存しておきたいところです。
割れていない卵の賞味期限についてはこちらの記事で詳しく書いていますが、一年を通して冷蔵保存で2週間程度です。しかし、割った後の生卵の賞味期限はどれくらいなのでしょうか?
⇒ 生卵とゆで卵の賞味期限!長期保存するためのコツとは?
というわけで早速、割った後の生卵の賞味期限を状態別で見てみましょう!
状態 | 日数 |
---|---|
殻にひびが入った状態 | 2日~3日 |
殻を割って外に出した状態 | 1日 |
卵を溶いた後の状態 | 1日 |
殻が割れた状態での賞味期限の情報が無いので、雑菌の繁殖時間を基に考えてみました。でも、通常の生卵の賞味期限が2週間程度なので、どうしてここまで短くなってしまうのでしょうか?
割った後だと保存がきかないのはなぜ?
通常の卵は殻で覆われているため、雑菌が中に入りにくくなっています。殻にひびが入ってしまうとそこから雑菌が中に入り込んでしまい急速に増殖していきます。特にサルモネラ菌は5℃程度の温度でも増殖することができるため、冷蔵庫に入れていても増殖は止められないのです。
生卵にはリゾチームという酵素があり、雑菌の繁殖を防ぐ効果があるのですが、さすがに殻にひびが入って直接雑菌が入ってくると増殖を止めきることは困難です。こういった理由から、ひびが入ってしまった卵をすぐに食べずに保存する場合は、その日のうちにすぐに調理してしまうのが一番です!
幸い、最も怖いサルモネラ菌は、70℃以上で1分間加熱すると死滅します。そのため、食べ方も、生食はやめて十分に火を通してからにすると安全確実です!
というわけで、ひびが入ってしまった生卵はすぐに食べた方が良いわけですが、卵の殻が割れてしまう場合は大抵はパックごと落としてしまった場合など、同時にたくさん割れてしまっている場合が多いのではないかと思います。
そんな、たくさんの割れてしまった卵を一気に使ってしまうレシピをお伝えします。
卵を一気に使ってしまうレシピ!
割った後の卵はとにかくすぐに使ってしまうことが大事です。私も卵が大量に割れてしまった時などは頑張って厚焼き玉子を作ったりしますが、厚焼き玉子って綺麗に作ろうと思うと結構面倒なんですよね…。
そこで、簡単に大量に使ってしまえる次の2つのレシピを紹介します!
- オムレツ
- マヨネーズ
というわけで、順番に紹介しますね。
オムレツ
オムレツは1人分で3個くらいの卵を使うので、大量消費が可能です!ただし、割った後の卵で作る場合は半熟にせずしっかりと火を通してしまってください。
★材料
- バター:大さじ1/2
- 卵:3個~4個
- 塩:少々
- 胡椒:少々
★作り方
- 卵を溶きほぐして、塩と胡椒を入れておく
- フライパンを熱してバターを入れて溶かす
- 卵を入れてフライパンに広げて半熟状にする
- ある程度固まってきたら卵を半分に折ってフライパンの端に寄せる
- 箸で半月状に形を整え、フライ返しでひっくり返す
- 形を整えながら火を通して完成
ここで紹介したのはプレーンオムレツの作り方ですが、玉ねぎ、じゃがいも、ベーコン、ソーセージ、ツナなどの中から好みの具を細かく刻んで最初にフライパンで炒めた物に玉子を入れて作れば、様々なバリエーションのオムレツにすることができます!
マヨネーズ
次はマヨネーズです。マヨネーズは上手に作るととても長持ちする食品になります。ある実験では、市販のマヨネーズを窓際の日当たりの良い所に1ヶ月間放置しておいても腐らなかったそうです。保存期間を長くするためには油の粒を細かくしなければいけないので、家庭ではそこまで保存期間の長いマヨネーズは作れませんが、それでも冷蔵庫で1週間くらい保存が可能です。
★材料
- 生卵:2個
- サラダ油:200ml
- 塩:小さじ1/2
- 胡椒:少々
- 酢:大さじ1
★作り方
- 生卵、塩、胡椒、酢の半量をボールに入れる
- ハンドミキサーか泡だて器で少しずつ油を入れて混ぜる
- 乳化してボテッとしてきたらまた油を少し入れて混ぜる
- 全ての油が入ったら、残りの酢を入れて混ぜて完成
注意点としては、割れた直後の生卵を使うことです。割れてからしばらく時間が経ってしまった生卵は生食には適さないので、マヨネーズにはせず火を通してから食べるようにしてください。
まとめ
というわけで、殻が割れた状態の生卵の賞味期限を考えてみました。
生卵は殻に守られている状態が一番長持ちします。36℃の温かい場所に1日放置しておいた卵を食べて、サルモネラ菌による食中毒で死んでしまったなんて事故も起きているので、決して甘く見ないでください。
もし、殻にひびが入ってしまった場合は長くても3日間が限度です。そして、その場合は必ず火を良く通してから食べるようにしてください。ひびが入ってしまった卵はとにかくすぐに食べることを心がけてくださいね。
私のように玉子かけごはんが好きな人は、残念ながら割った後、しばらくした卵は適さないので、割れていない新鮮な生卵を使ってくださいね!