生卵とゆで卵の賞味期限!長期保存するためのコツとは?

卵は常に冷蔵庫にある日々の食生活に必要な食材ですね!私なんかは、お腹が空いたときは玉子かけごはんにして食べたりと常に重宝しています。

しかし、卵というと生ものなので、鮮度や腐っていないかどうかが気になりますよね?私の場合は賞味期限など気にせず、古い卵でも平気で玉子かけごはんにして食べていましたが、テレビでサルモネラ菌の食中毒のニュースを見てからは、怖くなって卵の鮮度にはかなり敏感になりました。

卵が産み落とされる場所も衛生的とは思えないですし、生で食べることも多いので、安全性はとても気になりますよね。実際には卵の賞味期限はどれくらい持つのでしょうか?

そこで、今回は生卵とゆで卵の賞味期限を比較して、それぞれを長期間保存するためのコツを紹介したいと思います。

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目次

生卵とゆで卵の賞味期限

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まずは早速、生卵とゆで卵の賞味期限から見ていきましょう。卵の賞味期限は食中毒菌であるサルモネラ菌が増殖しない期間を基準としています。とはいっても卵がサルモネラ菌で汚染されている確率は0.003%と大変低く、汚染されている場合でも1個の卵にサルモネラ菌が数個付いてる程度です。数個程度のサルモネラ菌なら食べても食中毒になる心配は全くありません

しかし、ある一定期間を過ぎるとサルモネラ菌が急速に増殖を始めます。卵の場合はサルモネラ菌が増殖を始めるまでの期間を賞味期限としています。この賞味期限を算出したのがイギリスのハンフリー博士です。生卵の賞味期限はハンフリー博士の研究に基づいて決められており、季節によって差があります。

そんな卵の賞味期限を状態別で見てみましょう。

【状態別卵の賞味期限】

  • 生卵
  • 保存温度 生食可能日数
    10℃ 57日
    15℃ 43日
    20℃ 30日
    25℃ 21日
    30℃ 14日

    ※実際に市販されている卵の賞味期限は、卵の流通業界の中で年間を通して一律2週間と決められていることが多いです。

  • ゆで卵
  • 殻が無傷の場合:冷蔵保存で3日間、常温保存で12時間
    殻にひびがある場合:冷蔵保存で1日間、常温保存は無理なのですぐに食べる


意外にも生卵の場合、かなり長期間持つのですが、驚きなのがゆで卵の賞味期限の短さです。火を通してあるゆで卵の方が日持ちしそうな気がしますが、生卵とは比べ物にならないほど賞味期限が短いのです。

一体なぜ生卵の方が賞味期限が長いのでしょうか?

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生卵の方が長持ちする理由

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生卵の方が長持ちするのは、リゾチームという消化酵素のおかげです。リゾチームは細菌の周りを覆う細胞壁を溶かす働きがあるため、雑菌は生卵の中では繁殖することができないのです!

考えてみれば卵がすぐに腐ってしまったら、雛になって生まれてくることができないですよね!卵には細菌に対する抵抗力が備わっているのです。

逆にゆで卵にしてしまうと、リゾチームが熱で壊れてしまうため、細菌に対する抵抗力が失われてしまいます。そのため、ゆで卵は日持ちがしないのです。

ゆで卵の賞味期限と保存方法についてはこちらの記事に詳しく書いたので、良ければご覧ください!
ゆで卵の賞味期限!冷蔵庫で安全長持ちさせるコツとは?

ここまでのことを踏まえて、次からは卵を長期間保存するためのコツを見ていきましょう!

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長持する保存方法

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ここでは卵の保存方法を生卵とゆで卵のそれぞれで見ていきたいと思います。

生卵

既に説明した通り、生卵の場合は、そのままで細菌に対する抵抗力が備わっています。そのため、一番良い保存方法は冷蔵庫でそのまま保存することです。

注意すべきなのは水などで洗ったりしない方が良いということです。洗って雑菌を落とした方が衛生的な気がしますが、卵の殻には無数の小さな穴が開いていて、中の雛が呼吸できるようになっています。そのため、水洗いすると殻の中に雑菌と一緒に水が入ってしまうため、逆に賞味期限を短くすることになるので、洗わずにそのまま冷蔵庫でほぞんしてください。

ゆで卵

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ゆで卵の場合は、工夫が必要です。既に説明した通りゆで卵にすると賞味期限が一気に短くなるので、基本的にはゆで卵は作り置きせず、食べる時に茹でるのが理想です。

しかし、生卵の状態でも賞味期限切れが間近になっている、少量だけ茹でるのは非効率的など、色々と事情もあると思うので、少しでもゆで卵の賞味期限を延ばすコツをお伝えします。

【ゆで卵の保存のコツ】

  • 殻を剥かない
  • 殻は雑菌から卵を保護してくれるので、殻のまま保存しましょう。殻にひびが入ったものは雑菌が中に入ってしまっているので、優先的に食べてください。

  • 卵を洗わない
  • 生卵の場合と同じように水洗いすると雑菌を含んだ水が中に入ってしまいます。それに茹でた時に熱で消毒されているので洗う必要もありません。

  • 冷凍するなら調理してから
  • ゆで卵を丸ごと冷凍すると解凍した時に白身の部分がボソボソした食感になって美味しくないため、冷凍する場合はひと手間加えて調理してからにしましょう。

個人的には調理してから保存するのがおススメです!冷凍保存に向いているのがゆで卵フィリングです。

ゆで卵フィリングとは、サンドイッチの卵サンドの具になっているマヨネーズと砕いたゆで卵が合わさった状態のことです。私などは小腹が空いたときにロールパンや食パンがあれば、すぐゆで卵フィリングを挟んで卵サンドにして食べてしまうくらい重宝しています!そんな、ゆで卵フィリングの作り方は以下です!

【ゆで卵のフィリングの作り方】

  1. ゆで卵をフォークなどで砕く
  2. 好みの量のマヨネーズを入れる
  3. 塩コショウで味を調える


この状態で冷凍しておけば1ヶ月程度の保存が可能です。

また、ゆで卵フィリングに玉ねぎやピクルス、パセリやチャイブなどのハーブを加えればタルタルソースにもなるので、ゆで卵フィリングを常備しておくと色んな料理に使えるので便利ですよ!

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まとめ

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卵は生の方が長持ちするというのは意外でしたね。

卵を長持ちさせるコツをまとめると次のようになります。

  1. 買って来たら生卵の状態で冷蔵庫で保存
  2. 賞味期限まではその都度調理して食べる
  3. 賞味期限が迫ってきたらゆで卵にする
  4. ゆで卵で食べきれない分はフィリングにして冷凍する


卵は様々な料理に欠かせない食材なので、賢く保存して上手に活用してくださいね!