あなたは、夫婦喧嘩しますか?
私は、多分、よく夫婦喧嘩する方だと思います。原因は私が傲慢でせっかちだからなんです。
でも、自分で言うのもなんですが、仲が良い夫婦だと思います。なぜなら上手に仲直りする方法も心得ているからなんですよ。
謝罪方法が下手な夫たちには、ある共通点があります。
一言で言えば、謝罪になってない謝り方を繰り返しているだけです。
あなたの奥さんがもし、なかなか機嫌を直してくれないのであれば、それはあなたが謝ったつもりになってるだけかもしれませんよ!
というわけで、鈍感で謝り方が分かってない夫たちに向けて、妻への謝罪の極意を解説しちゃいます!
目次
その謝り方は火に油を注ぐようなもの!
まず、夫婦喧嘩をした時に、あなたの奥さんがなぜ怒っているのかが、分かっているでしょうか?
よく知りもしないで、こんな謝り方してませんか?
「ごめんごめんもうしないから」
「ごめんね。謝るから期限直してよ」
「悪かったから、もう許してよ」
ハッキリ言ってこんなのは謝った事になってませんよ!
これでは、あなたの奥さんに、こんなメッセージが伝わっちゃってます。
『面倒事を早く片付けたいんだから、さっさと期限を直してよ!』
誰だって、こんなことを言われたら、余計に機嫌を悪くしますよね?
でも、こんな謝り方をするのは、まさにこのようなメッセージを相手に伝えていることになってしまいます。
だから、自分の妻が何に傷付いて、何を怒っているのかを、ちゃんと知って、それに対して謝ることが大切です。
次は謝る時の4つの手順を解説します!
妻への謝り方の4つの手順
ちゃんと仲直りしたいのであれば、適当に謝ってすぐに片付けようとせず、時間をかけて丁寧にコミュニケーションすることが大切です。結局その方が、時間もかからずに済みます。
時間を作り、しっかりと心の準備をしたら次の4つの順で、話していきます。
- 無条件に謝罪する
- 何に傷付いたのかを聞く
- 自分の弱さを話す
- 相手へのリクエストを伝える
それぞれに大切なことがあります。
そこで、ここでは例として、“その日の朝にゴミ出しのやり方で口論になったことを謝る”というシチュエーションを前提として、説明していきますね!
無条件に謝罪する
まず、謝罪します。
これは「ごめんなさい、悪かったです。もうしません。」なんて一方的な謝り方ではありません。
このようにして、何についての謝罪なのかをハッキリと表現します。
「今朝のゴミ出しのことで、君のことを傷付ける言い方をしてしまってごめんなさい」
この時のポイントは、まずは言い訳したり、相手を責めたりせず、無条件に謝ることです。
自分の弱さを話す
次に自分が怒ってしまったり、傷つけてしまった理由を説明します。
この時に重要なのは、自分の弱さや問題を話すことです。“あなたが○○したから怒ってしまいました”というような、相手のせいにするような言い方をしてはダメです。
例えば、こんな風に伝えると良いです。
「僕は”いつも出してくれない”とか”分別方法が全然ダメ”とか全否定されるような言い方をされると、腹が立ってしまうんです。」
全否定をする言い方をしたのは奥さんなんですが、あくまでも問題は『腹を立ててしまった自分』という言い方になっていますよね?
あくまでも自分の弱さであり、自分の問題なんだという、言い方にすることが大事です。
何に傷付いたのかを聞く
次に、相手が何に傷付いたのかを聞いてあげてください。
この時も言い訳や相手を責めたりするのは、絶対にダメです。ちゃんとこの後で、自分のことも話すので、まずはただただ奥さんの気持ちを聞くことに専念してください。
もしかすると、奥さんはあなたのことを、責めたり傷つけるようなことを言ってくるかもしれません。それでも、絶対に反論したりせず、話を聞いてあげてください。
そして、ここで言われたことは、よほどのことでない限り、受け入れてあげてください。
ただ、そうは言っても、無理な要求は当然あると思います。
そこで、こちらからも上手にリクエストを伝えることが重要になります。
相手へのリクエストを伝える
夫婦喧嘩というものは、どっちかが一方的に悪いことなんてありません。
必ず、両方とも悪いところがあるんです。
だから、自分からもリクエストを伝えることが、非常に大切です。
例えばこうです。
「”いつも出してくれない”ではなく、”気が付いたら出して欲しい”みたいな言い方にして欲しいです」
「ゴミを出して欲しい時は、前日に言ってくれると助かります」
「ゴミ出しをしたら”ありがとう”って一言、言って欲しいです。」
奥さんからの要求に対しても、自分から条件を出したり、自分も怒ったり傷付かないために必要なことを伝えます。
ここまでのことを、丁寧に時間をかけてやってください。
ちなみに、自分もイライラしていたり、怒りが収まらない時には、こんな丁寧なコミュニケーションは無理です。必要であれば落ち着くまで少し時間を置くのもアリです。
でも、恐らくここに書いたことだけで、いきなり上手にできる人なんていないと思います。
そこで、少しでも上手にできるように、注意すべきポイントも説明しておきますね。
謝罪する時のポイント
いつも一緒にいる夫婦というのは、同時に一番わがままになりやすい相手です。だから、自分の思った通りにならないと、すぐにケンカになってしまうわけです。
そして、謝る時にも、自然にしていると、わがままや甘えは出やすいものです。
そうならないために、気を付けるべきポイントを順番に解説します。
一人称で話す
ちょっとしたテクニックなんですが、主語は“僕”、“自分”、“俺”など、可能な限り一人称を用いて話してください。
さっきの自分の弱さを話す例文も「僕は“いつも出してくれない”とか~」というように、主語が”僕”という、一人称になってますよね?
これがもしこのような主語が二人称の言い方になっていると、全然印象が違いますよね?
「君が”いつも出してくれない”とか”分別方法が全然ダメ”とか全否定する言い方をしたから、腹が立ちました。」
これじゃあ、相手を責めてるような印象になってしまいます。
最初は慣れるまで、話し辛いかもしれないのですが、常に意識して話してみてください。
まずは完全に聞き出すこと
謝罪というのは、謝ることが目的ではなく、相手の傷ついた気持ちを完全に聞き出して、心を癒すことです。
そして、そのために一番大事なのが、相手の傷ついた気持ちを聞いて、完全に引き出すことです。
“どんなふうに?”とか”他にある?”、など奥さんの傷ついた気持ちを引き出したり、深掘りするような合いの手や質問をして、完全に気持ちを引き出すようにしてみてください。
相手を責めたり否定しない
何度も言いますが、相手を責めたり、考えや意見を否定するのは、絶対にダメです。
夫婦喧嘩はお互いに問題があるから起きるものです。
相手の意見や気持ちを完全に受け入れた上で、自分の意見やリクエストを伝えます。それから、二人の間で建設的な妥協案を考えてください。
お互いの傷ついて気持ちが癒され、平和に和解するためには、責めたり否定したりするのは厳禁です!
自分のリクエストも伝える
たまに、妻の機嫌が直ったことで満足してしまい、自分のリクエストを伝えない人がいます。
これだと、きっとまた同じことを繰り返します。
同じことで二度とケンカしないようにすることも、とっても重要なことです。
そのために、謝罪のタイミングで、同じシチュエーションになった時に、ケンカにならないための対策を決めておくことが大事です。
そのためには、ちゃんと自分からも建設的なリクエストを伝えて、対策を決めておいてください。
まとめ
というわけで、今回は妻に謝罪する時の手順を解説しました!
もう一度ポイントをおさらいしておきますね。
- 謝罪の流れは「無条件に謝る」「自分の弱さを伝える」「相手の気持ちを聞く」「リクエストを伝える」の4つ
- 話す時は主語を一人称にする
- 相手を責めたり、意見を否定しない
- ゴールは謝る事ではなく、妻の気持ちを受け入れること
夫の方は謝れば済むと思ってる場合が多いですが、女性は自分の気持ちに共感してもらうことが大きなニーズです。
ちゃんと時間を作って、じっくりと話を聞いてあげることが、謝罪の時の大きなポイントです。
ちゃんと話を聞いてあげれば、結果的に仲直りするまでの時間は短くて済みます。
ケンカした時には、試してみてくださいね!