おしっこした後に体が震える理由!実は体温低下が原因じゃない!



先日、公衆トイレに入ると、隣の便器でおしっこをしていた親子がこんな会話をしていました。

子供「ねぇ、なんでおしっこした後に体がブルブルってなるの?」

お父さん「う~ん、よく分からないけど、温かいものを出して体が冷えちゃったからじゃない?

そういえば、確かにおしっこの後の体の震えは、下がった体温を上げるためと言われています。でも、隣で実際におしっこをしていた私は思いました。おしっこして寒いって感じた事ってないよなと…。

どちらかというと、私の場合は、ものすごくおしっこを我慢した後に、ようやくトイレに行けた時の方が、ブルッと震えることが多い気がいます。

おしっこ後の体の震えの原因が、今まで思ってたこととは違う気がしてきた私は、徹底的に調べ上げてみました。

というわけで、今回はおしっこした後に体が震える本当の理由をお伝えします。

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排尿後の震えが体温低下じゃない理由

色々と原因を調べてみると、やはり多いのは体温の低下を補うためというものがほとんどです。

大量の尿が体外に排出されたら、体全体の熱量が大幅に下がるため、それを補うためだというのです。


でも、その論理っておかしいと思うんですよね。

それは次の理由からです。

  • 人間の体の体温は下がってないから
  • 2回~3回震えたくらいで体温が上がったりしない

どうしてそう言えるのか、順番に説明します。

人間の体の体温は下がってないから

人間の深部の体温は37℃前後です。これが36℃以下になると、脳の視床下部という部分から、体温をあげるために体の筋肉をブルブルと震わせる指令が出るのです。

じゃあ、おしっこをした時に深部体温は36℃以下に下がってるのでしょうか?恐らく少しも下がってないはずです。

確かに元々、37℃に保たれていた尿が膀胱から出ていけば、相当の量の熱量を体外に出してしまっています。しかし、膀胱やその周りの筋肉や臓器は相変わらず37℃のままで変わらないはずです。

この時に更に筋肉を震えさせて、熱を生産したら、今度は深部温度が37℃以上になってしまいます。

2回~3回震えたくらいで体温が上がったりしない

そもそも私が最も違和感を感じるのが、たかだか2回~3回程度体が震えただけで体温なんか上がるわけないという事です。

運動などで体温を上げようと思ったら、どれくらいの運動をしますか?ランニングや体操など、それなりの強さの運動を、しばらくの間やらないと体なんて温まりません。

この震えが体温を上げる目的であれば、もっと長時間続かないと説明がつかないわけです。


では、この震えの原因っていったいなんなのでしょうか?

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実は原因は不明!

おしっこをした後に体が震える理由は、実は分かっていません!実は世界でもこのテーマでの研究はほとんどされてないのです。

しかし、少なくとも体温を上昇させるためというのも、1つの仮説に過ぎないという事なのです。

さんざん否定しておいて、結論がこれですみません。


でも、ガッカリするのはまだ早いですよ。

実はおしっこのメカニズムを調べてみると、本当の理由が見えてくるのです!

今度は現在、言われているもう一つの有力な仮説を紹介します。

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おしっこした後の震えの有力な仮説

実はおしっこをした後の体の震えには、自律神経の働きが関係していると言われています。

通常おしっこは1時間に平均60mlずつ溜まっていき、膀胱の容量の4/5まで溜まると尿意を感じるようになります。


しかし、おしっこがしたくなったからといっても、すぐに出ちゃうわけではありません。尿道の周りにある尿道括約筋が自動でギュッと尿道を引き締めてくれているおかげで、自然に我慢していられるのです。

そして、この尿道括約筋を支配しているのが自律神経なのです。自律神経には交感神経と副交感神経があり、膀胱の機能に、次のように関わっています。

【交感神経】
交感神経が優位に働くと、尿道括約筋を緊張させて、尿が出ないようにする。

この時に分泌されている脳内ホルモンは、アドレナリンやノルアドレナリン。

【副交感神経】
おしっこをしようとすると急激に副交感神経が優位になり、尿道括約筋を緩めて、尿を出す。

この時に分泌されている脳内ホルモンはアセチルコリン。


実はおしっこを我慢すれするほど交感神経が優位になり、アドレナリンやノルアドレナリンがたくさん分泌され、緊張状態になります。確かにおしっこを我慢していると、精神的にも緊張して何というか必死になりますよね!

そして、この時にトイレでおしっこをすると、急激に副交感神経が優位になり、おしっこが一気に排泄されます。

実はこの瞬間に脳内ホルモンの生成バランスが崩れて、震えを生じさせるというのです。また、おしっこを出すと、爽快感やホッとする感覚になります。これも脳内ホルモンの分泌に関係しているのではないかと言われています。

ここからは更に私の仮説ですが、おしっこを我慢している時というのは、とってもストレスが溜まります。そんな状態の時に、おしっこをして一気にストレスから解放されることで、βエンドルフィンなどの爽快感を感じさせる脳内ホルモンが出ているのかもしれません。

いずれにしても交感神経と副交感神経の急激なスイッチが、おしっこ後のブルブルに深く関係しているというのも有力な仮説のうちの一つなんです。

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まとめ


実はこの記事を書いている間も、わざとおしっこをギリギリまで我慢してからトイレに行ったのですが、やっぱりブルブルッと震えました。

でも、その後に感じたのは、ホッとする感覚と背筋を伝わるゾクゾク感でした。一方でやっぱり寒さやその後に体が温かくなるような感覚ってないんですよね…。

謎の多いおしっこ後の体のブルブルですが、今はまだその理由は分かっていません。排尿後に失った熱を補うためというのが最も有名ですが、これも証明されたものではありません。

そこで最近、言われているのが、交感神経と副交感神経の急激なスイッチによって、脳内ホルモンの生成バランスが崩れるという理由です。

おしっこを我慢するという緊張状態から解放されると一気に自律神経の働きがスイッチして、その結果、ブルブルッと体に震えが走るわけです。

もし、誰かにおしっこをした後に体が震える理由を聞かれたら、こっちの理由を話してあげるとカッコいいかもしれませんよ!


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