私は主夫を自称するくらいなので、いつも家事をやっている(つもりの)男です。
そういうわけで、日常的に料理もやっています。
でも、今でもたまに失敗するのが、オーブントースターの調理です。
トーストを焼くのでも、黒焦げにしちゃうことが良くありますし、グラタンを焼く時にも、表面はきつね色なのに、中は冷たいなんてこともよくやらかします(-_-;)
そもそも市販のオーブントースターには、温度調節機能が無いものもありますよね。
温度が分からないのでは、繊細な調理をするのは、難しいですよね?
というわけで、今回はオーブントースターの実際の温度や、オーブンで代用可能かどうかを調べぬいたので、皆さんにもシェアしますね!
目次
オーブントースターの温度
まず、一番気になるオーブントースターの温度ですが、これはメーカーによって、ある程度のばらつきがあるものの、200℃~250℃の間です。
商品によって、出力(800Wとか1000Wのような数字)にはばらつきがありますが、これは温度が上がるまでの時間の差に過ぎません。
つまり、800Wのトースターよりも、1000Wのトースターの方が、素早く熱くなるということです。
パンをトーストするような使い方が多い場合は、出力が大きいオーブントースターを使った方が、早くこんがり焼き上がるので、良いかもしれませんね。
しかし、200℃~250℃だと分かったとしても、実際に料理に使う場合は、そう単純にはいきません。
実はトースターとオーブンの仕組みには、微妙な違いがあるからです。
というわけで、次からはトースターやオーブンをそれぞれ代用する方法を、解説しますね。
トースターとオーブンの違い
例えば、自分のトースターの温度が230℃だとしても、オーブンの230℃の設定とは、微妙に違います。
その原因はヒーターの違いにあるんです。
トースター
トースターの場合は、ガラス管ヒーターを使って、庫内を温めます。
具体的には、こんなことを繰り返します。
- ヒーターに電気を流すことで、一気に温度を上げる
- 庫内の温度が一定温度以上になったら、ヒーターに流す電気を止める
- 庫内の温度が一定温度以下になったら、ヒーターに電気を流す
- タイマーが切れるまでこれを繰り返す
この時のヒーターの表面温度は590℃~750℃になります。
『一定温度』は、商品によってばらつきはあるものの、概ね200℃~250℃の間です。
大雑把ですが、大体こんな感じです。
ポイントは、庫内の最高温度と最低温度に、かなりばらつきがあるということです。庫内の平均温度が230℃前後というだけで、それよりももっと高温になっていることがあります。
“一気に高温になってから、ゆっくり冷める”を繰り返すため、表面にだけ火が通りやすいという特徴があるわけです。
- トーストなどカリッと焼きあげたい食べ物
- 表面に焦げ目を付けたい時
- べチャッとなった揚げ物をカリカリにしたい時
トースターの仕組み上、目を離すと焦げやすいことに注意が必要です。
どちらかと言うと、短時間の調理に向いています。
オーブン
一言でオーブンと言っても、ガスオーブンや電気オーブン、果ては石窯とか陶器の窯など、種類は様々です。
しかし、共通しているのは、一定温度の熱風や、オーブンの壁面から放出される赤外線で、食べ物を熱することです。
最大の特徴は、温度が一定しているということです。
そのため、ちょっと目を離していたら、真っ黒焦げなんて事態が起こりにくいです。
- 中まで火を通したい料理
- 長時間の過熱が必要な料理
- 低温での加熱が必要な料理
設定温度や加熱時間さえ間違えなければ、放置していても、失敗しにくいです。
そのため、長時間じっくりと火を通す料理に向いています。
このように、トースターとオーブンには、向き不向きがあります。でも、どちらかで代用したいことだってあると思います。
そこで、次はそれぞれを代用する時のコツを紹介します。
それぞれの代用方法
オーブンの代わりにトースターを使う時や、その逆をやるときには、それぞれコツがあります。
順番に説明しますね(^^♪
オーブンの代わりにトースターを使う場合
トースターの特徴は、庫内温度の上下動が激しいことが特徴です。
温度調節機能があっても、それはあくまでも平均温度の設定なので、高温の時は食べ物を焦がす恐れがあります。
とにかく、焦げないように目を離さないことが重要です。
特に調理温度が、200℃以下の料理を作る時には、細心の注意が必要です。もし、温度調整機能が付いてないトースターであれば、低温調理の場合は、使用しない方が良いかもしれませんね。
トースターの代わりにオーブンを使う場合
オーブンの特徴は、熱くなるまで時間がかかる代わりに、温度が一定であることです。
例えばトーストをトースターで焼くなら、250℃で2分~3分焼けば十分です。それをオーブンで代用するなら、250℃で予熱してから、2分~3分焼けば良いだけです。
ただし、トースト程度を焼くために、オーブンを使うのはちょっと面倒ですけどね(^^;
まとめ
というわけで、今回はオーブントースターの温度や、オーブンとの違いを紹介しました。
もう一度簡単にまとめておきますね。
- オーブントースターの温度は200℃~250℃の間
- オーブントースターのワット数は熱くなるまでの時間の違い
- オーブントースターの温度は平均温度なので、実際の庫内温度にはばらつきがある
- オーブンは熱くなるのに時間がかかる代わりに、庫内温度は一定
- トースターは短時間調理に、オーブンは長時間調理に向いている
もし、オーブンの代わりに、オーブントースターを使いたい場合は、とにかく目を離さないことが大事です。
要はトースターは一気に熱くする仕組み上、焦げやすいことにだけ注意すればOKです。
そんなことに注意しながら、上手に使い分けてみてくださいね~!