レジで言われる「一万円入ります」!実はこんな意味だった!

先日、某大手ファストフードのお店で、コーヒーを買おうとしたところ、お財布の中には一万円札しかありませんでした。それしかお金が無いので、仕方なく一万円札で払ったところ、それを受け取った店員さんの「一万円はいりまーす!」の声と共に、お釣りのチェックが始まりました。

なんてことはない、よく見かける風景ですが、その時は私の後ろに待っている人がたくさんいたので、申し訳ない気持ちになってしまいました。更にはそんな時に限って、他の店員さんの確認に時間がかかったりするものです…。

「早く確認終わってくれー」と念じながら待っている時に、ふと思いました。そもそもこの「一万円入ります」って何のためにやってるんでしょうか?何かのチェックのためなんだろうなくらいの認識で、ちゃんと意味を知らないことに気付きました。

というわけで、あの確認作業の理由が、気になった私は調べてみました。

今回はお店のレジで言われる「一万円入ります」の意味についてお伝えします。

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目次

「一万円入ります」の意味

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レジでよく見られる「一万円はいりまーす!」という確認行為には、どんな意味があるのでしょうか?

この行為には次の3つの意味があります。

  • 釣銭間違いの防止
  • 釣銭トラブルの防止
  • 店員の不正防止


どれもトラブルを避ける目的です。それぞれ説明していきますね!

釣銭間違いの防止

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1つ目は釣銭の間違いの防止です。

高額紙幣で支払いがあった時は、お釣りにお札や硬貨が混じって、間違いやすくなります。そのため、他の店員さんにも確認してもらうことで、間違いがないようにします

実際にはお札の枚数や、硬貨の数などを細かくチェックするのは、時間がかかるので、そこまではやりません。

あくまでも注意力を上げて、確認を怠らないようにするのが目的です。

釣銭トラブルの防止

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2つ目は釣銭トラブルを防ぐためです。

お客さんの中には悪意のある人もいます。

五千円札で払っておいて、お釣りをもらう時に、「さっき一万円出したからこれだとお釣りが足りない」とウソを言われる危険性があります。あるいは悪意は無く、本当に勘違いしているだけの場合もあります。

こんな時に貰ったお札を、既にレジに入れてしまっていた場合は、証明が難しいため、お店側は言われるがままに、お釣りを多く渡さざるを得ません…。

こういったトラブルを避けるために、お客さんから預かったお札が一万円札である事を、他の店員に見せて、証人になってもらうわけです。

ただし、釣銭トラブルを防ぐ目的であれば、五千円札を預かった時にも「五千円はいりまーす!」の確認が必要になります。しかし、実際には「五千円入ります」確認はやっていないお店も多いです。

また、釣銭トラブルを防ぐ目的であれば、お釣りを返し終わるまでは、預かったお札をレジの中に入れずに、見える所に置いておけば問題がありません。

業務を効率化するために「一万円入ります」確認をしないお店も多いわけです。

店員の不正防止

3つ目は店員がレジからお金を盗むのを防止するためです。

例えばお客さんから五千円札を預かった時に、一万円札を預かった振りをして、お客さんには正しい金額のお釣りを返します。そして、残りの五千円を盗んでしまうなんて方法で、お金を盗むことができるわけです。

お店を営業していると、売れた商品の金額と、実際にレジに入っているお金の金額が違うなんてことは、よくある事です。店員はそれを隠れ蓑にすれば、釣銭をごまかしてもバレにくいのです。

というわけで、ここまでは「一万円入ります」確認の意味について見てきました。しかし、この確認をやっているお店とやらないお店があります。

一体、なぜなのでしょうか?確認を徹底しているお店を見ていると、ある共通点が見えてきました。今度は「一万円入ります」確認の真の目的を考えてみました。

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「一万円入ります」の真の目的

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「一万円入ります」をやっているお店には、ある共通点があります。それは、「チェーン展開しているお店」です。

もっと具体的に言うと次のようなお店が該当します。

  1. アルバイトの店員が多い
  2. レジの近くに常に他の店員がいる


特に1番のアルバイト店員が多いというのがポイントです。

アルバイト店員は経験不足の人が多いです。そして、すぐに入っては辞めていく、入れ替わりの多い従業員のため、信頼性が低いことも特徴です。このような未熟な従業員でもトラブルなく接客できるように、この確認を実施しているのです。

今回紹介した3つの理由もアルバイト店員でなければ、全て問題無い事ばかりです。

  • 釣銭間違いの防止
  • お客さんの見ている前で、釣銭を数えながら確認すれば大丈夫。

  • 釣銭トラブルの防止
  • 預かったお札を見えるところに置いておく。「一万円お預かりしました」などと声出し確認する等で防げる。

  • 店員の不正防止
  • レジを担当するのが経営者、またはそれに準ずる信頼できる人なら問題無い。


このように個人経営のお店などでは「一万円入ります」確認は不要な行為です。

このような確認をする真の目的は、アルバイト店員のミスや不正を防止するためなのです!

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まとめ

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今回はレジで良く見かける「一万円入ります」の確認の意味についてお伝えしました。

この確認の意味は、アルバイトなどの未熟な店員が、次の3つのトラブルを起こさないためのものでした。

  • 釣銭間違いの防止
  • 釣銭トラブルの防止
  • 店員の不正防止


大規模にチェーン展開しているお店であれば、ハンバーガーや牛丼など、どこでもやっています。逆に個人経営のお店などでは、やる必要性がないので、この確認はしないわけです。

私たちは、アルバイト店員さんのための確認に付き合わされているわけですね…。

ちなみに今回調べて分かったのですが、「五千円入ります」は「あなたから預かったお札は、五千円札だから不正しようとしても無駄ですよ!」という意味が強いわけです…。信用されてないような気がして、今度から微妙な気持ちになっちゃいそうです(^_^;)