電車が遅れると駅で遅延証明が配られます。電車の遅延で遅刻してしまった時に、学校や職場に提出するとペナルティを受けずに済むので、とても重要です。
大都市圏の通勤電車の場合、混雑などで日常的に数分の遅延が発生しますが、それくらいの遅延では遅延証明を配っていないのが常です。でも、2分~3分を争っているような時には、そのわずかの遅延で遅刻になってしまうこともあるので、そんな時に遅延証明が欲しいと思ったことはないでしょうか?
実は駅員さんが配っていなくても遅延証明はもらえるんです!
今回は駅員さんが配ってない時の電車の遅延証明のもらい方をお伝えします!
目次
遅延証明のもらい方
早速、駅員さんが配ってない時でも、遅延証明をもらう方法を見ていきましょう。遅延証明をもらうには、次の方法があります。
- 駅窓口でもらう
- Webサイトから印刷する
順番に説明していきます!
駅窓口でもらう方法
まずは駅窓口でもらう方法です。電車の遅延証明は概ね5分程度の遅延が発生すればもらうことができます。電車は朝の通勤ラッシュの時間帯では、日常的に遅延する物なので、いちいち駅員さんは遅延証明を配りません。
そこで、駅の窓口にいる駅員さんに遅延証明の発行をお願いすれば、発行してもらえるのです!駅窓口に行って遅延証明の発行をお願いしますと言って、切符か定期券を見せればOKです!
Webサイトから印刷する方法
最近では各鉄道会社は、インターネット上のWebサイトから遅延証明をダウンロードできるようになっています。今のところ名古屋鉄道を除いたJR、東京メトロ、全国の大手私鉄のWebサイトで遅延証明のダウンロードが可能です!
「遅延証明 [鉄道会社名]」のキーワードで各鉄道会社の遅延証明がダウンロードできるページを見つけることができます。ただし、各鉄道会社ごとに過去何日までの遅延証明が発行できるかに差があるので、ご注意ください。
【各鉄道会社のダウンロード可能な過去分の遅延証明】
会社名 | 日数 |
---|---|
JR | 30日 |
東京メトロ | 35日 |
小田急電鉄 | 7日 |
京王電鉄 | 8日 |
東武鉄道 | 7日 |
西武鉄道 | 7日 |
京成電鉄 | 7日 |
東京急行電鉄 | 30日 |
京浜急行電鉄 | 7日 |
相模鉄道 | 7日 |
近畿日本鉄道 | 7日 |
南海電気鉄道 | 7日 |
京阪電気鉄道 | 7日 |
阪神電気鉄道 | 7日 |
阪急電鉄 | 7日 |
西日本鉄道 | 8日 |
注意点
電車が遅れて遅刻した時の免罪符である遅延証明ですが、遅延証明をもらう時には次の2点に注意してください。
【遅延証明をもらう時の注意点】
- 乗車区間を証明する必要がある
- Webサイトの遅延証明は効力が無い場合がある
窓口で駅員さんにお願いする時には、乗車区間を証明できる切符か定期券を提示する必要があります。大規模な遅延の時は駅員さんが改札でじゃんじゃん配ってますが、いちいち乗車区間を確認している暇がないからです。
実はWebサイトの遅延証明は、学校や会社によっては無効の場合があります。なぜならその時間のその区間の電車に本人が載っていたことを証明できないからです。Webサイトの遅延証明は効力が弱いので、やはりちゃんと駅窓口で遅延証明を発行してもらった方が良いですよ!
振替輸送の注意点
数分の遅延の時には振替輸送が実施されることはないですが、運航停止になるくらいのトラブルの場合は、振替輸送が実施されることがあります。最後に振替輸送の注意点についてもお伝えします。
【振替輸送の注意点】
- 既にお金を払っていなければいけない
- 乗車区間を証明するために切符や定期券が必要
- ICカードでは振替輸送は利用できない
意外に間違いやすいのですが、鉄道会社が振替輸送を実施する理由は、既に電車賃を払ったお客さんを、なるべく早く目的地に輸送するためです。つまり、切符を買ってしまった人、定期券を購入済みの人、磁気式のプリペイドカードを改札口に通してしまった人が対象です。
当然ですが、関係無い人がタダで乗車できてはいけないので、振替輸送を利用する時には切符か定期券が必要です。また磁気式のプリペイドカードの場合は裏に乗車駅が記載されるので、それを見せればOKです。
SUICAやパスネットなどのICカード式の乗車券は、改札を出る時にお金が引かれるため、まだ電車賃を払ってないとみなされます。ICカードで入場していた場合でも、振替輸送は使えず単に区間を変更しただけとして、他の鉄道会社の電車賃も払わなければいけないので、ご注意ください。
ただし、ICカードの定期券の場合は、既に電車賃を払っているため振替輸送が使えます。
まとめ
今回は電車の遅延証明とおまけとして振替輸送の注意点をお伝えしました。
遅延証明がもらえる目安は5分程度の遅れが発生している時ですが、車内アナウンスで車掌さんが「本日は電車が遅延いたしまして、お急ぎのところ誠に申し訳ありませんでした…」などとアナウンスしている時なら、駅窓口で発酵してもらえる可能性もあります。
是非、積極的に遅延証明を活用してみてください!とはいえ、学校や会社にあまりに遅延証明を提出してばかりいると、そもそももっと余裕を持って家を出ろ言われかねないので、使い過ぎにはご注意ください!