子供の頃から節分には色々な思い出がありますが、それと同時に私には様々な疑問があります。例えば節分にいわしを食べるという習慣もその一つです。
なんでいわしを食べるのでしょうか?気になると調べずにはいられない私は早速、調べてみました!
目次
節分いわしの由来
節分にいわしを食べる習慣は柊にいわしを刺して飾る柊いわしの習慣とセットです。そもそも柊といわしは節分となんの関係があるのでしょうか?
ポイントは次の二つです!
- 鬼は煙が嫌い
- 鬼は柊が苦手
順番に見ていきましょう!
鬼は煙が嫌い
昔から煙は邪気(鬼)を払うとされています。そのため、節分には煙をたくさん出したいわけです。いわしは脂がのってる魚なので、焼くととっても煙が出ます。だから鬼にとっていわしは大嫌いとされているのです!
魚好きの私にとっては、魚の焼ける煙の臭いは食欲をそそるものですが、鬼って好き嫌いが多いんですね~。
鬼は柊が苦手
柊の葉を触ってみると分かりますが、柊の葉は硬くて、棘があります。この柊の葉は鬼の目を刺すので、鬼は柊が大の苦手とされています。
でも、柊の葉っぱで目を刺してしまうなんて、鬼ってとってもどんくさいんですね~。
なぜいわしじゃないとダメなのか?
鬼が柊いわしを嫌う理由は分かりました。しかし、煙が出れば良いのであれば、いわしじゃなくても良さそうですが、なぜいわしなのでしょうか?
ポイントはこの二つだと考えてみました。
【節分にいわしの理由】
- いわしは一年中取れる
- いわしは安い!
順番に説明していきますね!
いわしは一年中取れる
いわしには様々な種類があり、種類や地方によって、旬の時期が様々です。そのため、いわしの旬の時期はこの時期というのを特定するのが困難だそうです。
どの地方でもどれかの種類のいわしが必ず入手可能なので、節分にはいわしが適しているのです!
いわしは安い!
昔からいわしはたくさん取れて、安い魚であることも理由の一つです!
いわしが安いのはなぜなのでしょうか?それにはいわしという名前の由来を見てみると分かります。
- いわしは弱い魚だから
- いわしは卑しい魚だから
いわしは陸揚げするとすぐに腐ってしまうことから、弱し(よわし)と呼ばれており、そのため鰯(いわし)と呼ばれるようになった。
昔は脂がのっている魚は、卑しい食べ物とされていたため、いわしは卑し(いやし)と呼ばれており、それが訛っていわしと呼ばれるようになった。
柊いわし
節分といわしの関係が分かったところで、今度は柊いわしについて、作り方や飾り方を見てみましょう!
柊いわしの作り方
柊いわしの作り方はとても簡単です!
【柊いわしの作り方】
- いわしの頭部をこんがりと焼き上げる
- 柊の枝を適当な大きさに切る
- 焼き上がったいわしの頭部を柊の枝に刺す
柊いわしに必要なのはいわしの頭だけです。
そういったわけで、いわしの胴体の部分は美味しく食べてしまうだけです。だから節分にはいわしを食べる風習があるのです!
柊いわしの飾り方
柊いわしは鬼を追い払って家に入ってこれなくすることが目的なので、飾る場所は門口か玄関の見える所にします。
家の中に飾ってしまっては、鬼が侵入してきてしまうのでNGです!
まとめ
節分といわしなんて関係無いように思いましたが、ちゃんとした理由があることが分かりました!
鬼はいわしが焼ける時の煙が嫌いだから、いわしを焼いて胴体の部分は美味しく食べてしまうわけですが、他に煙の出る食材ってないんでしょうか?確かに煙が出るほどの魚は冬には他にいなさそうですが、お肉なら一年中食べられます!焼き肉ならたくさんの煙が出ますしね~♪
そういうわけで、私は節分には焼き肉を食べたいと思います!