500円玉の重さは1枚何g?10万円は何kgなのか計算してみた!

500円玉貯金をしている人って、結構いますよね?500円玉貯金の良い所って、貯まるにつれてズッシリと重さが増すことです(*^^)v

1枚の金額も500円なので、貯まる速度も速いです。

ちなみに私は”ズッシリ”してくる前に、使っちゃうんですけどね…。

でも、私みたいにすぐ使っちゃう人でなければ、気になるのは溜まっている金額ですよね?

イチイチ入れた枚数なんて覚えてないでしょうから、気になると思います。

そこで、今回は500円玉1枚の重さを調べてみました。貯まっている金額を計算するのに使ってみてくださいね(^^)/

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目次

500円玉1枚の重さ

早速、500円玉1枚の重さを見ていきましょう。

実は現在流通している500円玉には、新旧のものが2種類存在します。

さらに2021年には、3代目の500円硬貨が発行される予定です。

それぞれ微妙に重さが違うので要注意です。

【各種500円玉の重さ】
種類 重さ 備考
初代硬貨 7.2g
2代目硬貨 7.0g
3代目硬貨 7.1g 2021年発行予定

1枚だけの重さだったら、ザックリ7gとすれば、まず問題ありません。

でも、10万円分となると200枚にもなります。場合によっては1,000円くらいの誤差になってしまうわけです。

じゃあ、どうやって計算すれば良いんでしょうか?

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10万円分の500円玉の重さ

実は新旧の500円玉の流通枚数は、ある程度分かっています。

少し古いデータなのですが、2007年時点では流通している500円玉のうちの4枚~5枚に1枚が旧500円硬貨だったそうです。

日本銀行の調べによると、2007年8月末の時点で、新旧500円玉の合計流通枚数は37億8460万枚。うち旧500円玉は、なんと8億枚弱。つまり流通している500円玉のうち、4〜5枚に1枚は旧500円玉という計算になる。かなりの量がそれぞれの家で眠っているのかもしれない。

通常、旧500円玉は銀行に回ってくると、回収されて新500円玉に交換されます。そのため、十数年経った今では、もう少し減っていると考えるとして、大体5枚のうち1枚くらいは旧500円玉と考えると良いかもしれません。

その比率に基づくと、500円玉1枚の平均の重さは7.04gとなります。

というわけで、500円玉10万円分の重さは、1,408gとなります。

実際に重さを計る時には、貯金箱などの入れ物の重さもあるので、要注意です。中身だけ出して、計量してくださいね!

でも、なぜ500円玉には色んなバージョンがあるんでしょうか?

そんなことしなければ、重さで金額がバッチリ分かるんですがねぇ。

というわけで、その理由を調べてみました。

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新旧の500円硬貨の違い

500円玉にいくつも種類がある理由は、やっぱり偽造防止のためです。

偽造防止の一番のポイントは、電気抵抗の違いです。材料の配合を調整することで、500円硬貨を一定の電気抵抗値にします。こうすることで、機械でも自動で、偽造硬貨を区別することができるわけです。

【各種500円玉の特徴】
種類 主な特徴 偽造防止ポイント
初代硬貨 材質は銅75%、ニッケル25%
硬貨の縁に「◆ NIPPON ◆ 500 ◆」の刻印
変造500ウォン硬貨被害により廃止
2代目硬貨 材質は銅72%、亜鉛20%、ニッケル8%
微細な線や文字などによるデザイン変更
電気抵抗を変える事や高度な加工により偽造を防止
3代目硬貨 材質は銅75%、亜鉛12.5%、ニッケル12.5%
外側は黄銅、内側は銅を白銅で挟んだ3層構造
最先端の加工技術により偽造を防止

特に初代の500円玉は、変造500ウォン硬貨によって、散々な被害に遭ってしまいました。

変造500ウォン硬貨

韓国は自国の500ウォン硬貨を作る際に、日本から払い下げられた鋳造機を使いました。

常識的には、偽造通貨の対策として他国の通貨とは違うデザインにするのですが、韓国は日本の500円硬貨と僅か0.5gしか重さが違わない硬貨を作ってしまいました。

そのため、500ウォン硬貨の表面を少し削ったり、ドリルで浅い穴を開けるなどすると、自動販売機などで使えるようになってしまったのです。

代表的なのは、韓国の500ウォン硬貨ですが、他にも複数の国の硬貨で、日本の500円硬貨は攻略されてしまいました。

こうして、様々な技術を使わないと作れない、2代目硬貨が誕生しました。

高い技術が無いと作れない硬貨にすることで、偽造硬貨を作るコストが割に合わなくなるわけです。

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まとめ

というわけで、今回は500円玉1枚の重さを紹介しました。

普段は、ザックリと1枚7gで問題無いのですが、貯金などしてる場合は、微妙な誤差が出るので要注意ですね。

では、最後にそれぞれの500円玉の情報を、まとめておきますね!

【500円玉のまとめ】
種類 重さ ポイント
初代硬貨 7.2g 変造500ウォン硬貨で攻略されてしまった…
2代目硬貨 7.0g 電気抵抗により偽造通貨を見破ることができる
3代目硬貨 7.1g 2色3層構造のカッコいい硬貨

金額が大きい貨幣ほど、偽造される宿命にあると思います。

そんな中で、高い技術でそれを防止してるんですねぇ。

500円玉1枚の重さにも色んな理由があるんですね(^^)/