小学校の3年生の国語の授業の時でした。先生から『数個とは何個のことでしょう?』と聞かれて、私は手を上げて『2個か3個のことです!』と答えました。
すると先生は『バカねぇ!5個か6個でしょうが、座りなさい!』と言いました。”バカ”と言われるほど、大きな間違いだったのか?子供心に大きな疑問を持ったのを覚えています…(笑)
それから40年近くの月日が流れ、今でも”数個”っていったい何個のことなんだろうと疑問に思うことが、よくあります。
皆さんも数個とか数分、数回なんて言われると、具体的にはいくつのことなのか分からなくなることってありませんか?
この極めて日本語的な曖昧な表現に、今日決着を付けたいと思います!
というわけで、今回は数個や数分、数回というのが、果たしていくつのことなのかを考えてみたいと思います。
数個や数分の意味
まずは手っ取り早く、数個という言葉がどういう意味なのかを見ていきましょう。
2、3個か5、6個程度の個数。
※goo辞書(デジタル大辞林)の数個から
やっぱり、2個や3個って意味もあるんですね。(よくも”バカ”って言ってくれましたね、○山先生!)
とは言え、辞書に書いてあっても、実際に言葉を使うのは人間です。その人間の感覚では、数個とか数回ってどれくらいなんでしょうか?
というわけで、実際の人間の感覚を色々と調べてみました。
実際の人間の感覚
数個や数回が、言葉の意味では、2~3や5~6くらいなわけです。
でも、実際に日本人はいくつくらいだと思ってるんでしょうか?
例えばTwitter上のとあるアンケート結果だとこうでした。
【アンケート】小説・文章全般書くときにすごく気にしてることなんだけど「数個」って書かれてたら何個ぐらいを想像しますか? いちばん近いのを選んでください。これ世代で違うらしいんですよ……
— まくるめ (@MAMAAAAU) 2016年11月25日
このアンケート結果だと5個~6個は一番少ない結果になりました。(○山先生、やっぱり僕はバカじゃありませんでしたよ!)
しかし、このアンケートでは、辞書に載ってない3個~4個が一番多いということになりました。
でも、この”数”というのが、3~4というのは、個人的にはイマイチピンとこないんです。なぜなら、なんか具体的過ぎる数字だからです。
私の感覚では、この”数”もっと曖昧なイメージなんです。
例えば個数の場合はこんな感じです。
- 2個~3個⇒ちょっと少ない
- 3個~4個⇒ちょうど良いくらい
- 5個~6個⇒まぁまぁ多い
- 7個以上⇒たくさん
私の中では、数個って言った場合、少なくも多くもないイメージです。2個~3個だと少なくて、7個を超えると多いというイメージです。
また、時間の場合ならこんな感覚です。
- 2分~3分遅れる⇒遅れるうちに入らないでしょ
- 3分~4分⇒まぁいいか
- 4分~5分⇒早く来ないかなぁ
- 7分以上⇒今度から余裕をもって行動しようね
やっぱり、2分~3分は誤差の範囲くらいの感覚で、7分を超えると長く感じ始めます。
で、そこであることに気付きました!
“数”って”いくつか”という意味であって、そこには少ないとか多いなんて意味は含まれないと思います。
つまり、数個や数分、数回というのは、2~3でも5~6でもなく、その人にとって少なくも多くもない数字というのが、正しいのではないでしょうか?
まとめ
というわけで、今回は数個や数分、数回というのが実際にはいくつを指すのか考えてみました。
私の出した結論は『日本人全員に共通した数字は無く、その人にとって、多くも少なくもない数字』です。
ちなみに私にとっては、3~5くらいです。
これで数十年来のモヤモヤが自分なりに解決しました。
皆さんにとっては、”数”はいくつくらいか、良かったら教えてくださいね!