ある日、よく行く近所のそば屋さんで、山形名物の肉そばというメニューを頼むと、妻が一言「いつもそれしか頼まないね」とつぶやきました。
確かに私はこのお店では、これしか頼んだことがありません。私が大好きな『蒙古タンメン中本』でも、結局いつも食べるのは蒙古タンメンです。
そういえば、朝食もソーセージと目玉焼きとご飯が好きです。外で朝食を食べる時でも、松屋のソーセージエッグ定食ばかり食べてる気がします。
そうなると気になるのが健康ですよね?
同じメニューの食事ばかりしていると、栄養のバランスが心配です。果たして、同じメニューの食事って健康に良いことなんでしょうか?
というわけで、心配になったので、同じメニューの食事をすることの健康への影響を色々と調べてみたので、皆さんにも共有しますね!
目次
毎日同じメニューは健康上ヤバいのか?
一般的に『食事はバランス良く食べた方が健康のために良い』と言われますよね?
でも、誰だって好き嫌いがあるわけなので、少しは偏りが出てしまいます。
学生時代の私の友人には、食に全くこだわりが無く、毎日吉野家の牛丼を食べて生活している人がいました。
食欲が満たされれば何でも良く、美味しいともマズいとも思わないんだそうです。毎回食べる物を考えるのも面倒なので、同じ物を食べた方が楽なんだとか…。そんな彼はとてもスマートで健康そのものでした。
他にも世の中には、毎日同じメニューのお弁当を作る人もいます。
いつものメニューです。
少しゆで卵が硬かったです。
今週もお疲れ様でした。 pic.twitter.com/U1DApKuxx7— 毎日同じお弁当をつくる人 (@samelunch) 2019年3月15日
ちなみに私の場合は、どうせだったら色んな美味しいものを食べてみたいと思う方です。そんな私でも結構同じメニューの食事になってることがよくあります。
そこで、同じメニューの食事ばかりになってしまう人には、次のようなタイプがあることが分かりました。
- 違うものを食べて後悔したくない
- 食に執着が無さ過ぎる
- 自閉症などの発達障害
いつも食べているものが美味しくて好きなので、違うメニューにしてマズかったら後悔するから。
いつもと違うメニューの食事を考えるのが面倒くさいから。
毎回同じメニューじゃないと不安になってしまうから。
私の場合は、1番のタイプです。私の学生時代の友人は2番のタイプです。
3番の自閉症などが原因の人は、無理にそれを変えようとすると、精神的な負担が大きくなります。違うメニューにするのは、なかなか難しいかもしれません。
いずれのタイプの場合でも、同じメニューの食事を続けること自体には、あまり問題ないですよね。周りの人だって、あなたが同じメニューの食事ばかりして困る事はないはずです。
偏った食生活のせいで、健康上の問題さえ出なければ、同じメニューの食事ばかりしてたって、構わないはずです。
というわけで、次は同じメニューの食事でも健康上の問題が無いかどうかを考えてみたいと思います。
毎日同じメニューでも大丈夫なのか?
毎日同じメニューの食事ばかりしていて、一番気になるのは結局、自分の体の健康ですよね?
栄養のバランスが偏るというデメリットがあるものの、実はメリットだってあるんです。
それがこれです。
- 習慣化できて効率的
- 精神的に安心
- 食材に無駄が出ない
毎回の食事作りがルーチン化されるので、時間や労力が削減できて、ストレスが無い。
味や量などが安定しているので、安心感がある。
同じ物を作るので、食材が余ったりしない。
実は同じメニューの食事って、日常生活を効率化することができるので、精神的な健康にはプラスになることがたくさんあります。
他にも、食べ物に気を遣わないようになると、余計なことに頭を使わなくなって、生活が効率的できるなんて意見もあります。
毎日同じ食事にすることには「認知力の無駄遣い」を減らしてクリエイティビティを高める力があるかも – GIGAZINE https://t.co/nnpFqUqNPD
今年の夏からほぼ同じメニューの弁当持って行ってるけど…
チョー楽!!!
(おにぎり、ゆで卵、めかぶorもずく、インスタント味噌汁)
— ともな@生まれた時から🍩 (@tomonaaoi292419) 2019年3月12日
そもそもこれほど色んな物を食べるのは、実は人間くらいです。
草食動物は同じような草しか食べないですし、肉食動物は肉ばかり食べています。それでも、健康でいられるのは腸内細菌がそれらの食べ物を分解して、必要な栄養素を作ってくれているからです。
ほとんどの生物は、人間から見ればみんな偏った食生活をしています。だから、よほど偏ってなければ、人間だって、そう簡単には健康に悪影響はないんじゃないでしょうか?
というわけで、次は毎日同じメニューの食事をする時の、健康上の注意点を考えてみました。
毎日同じ食事にする時の注意点
「動物は偏った食生活でも大丈夫なら、人間も大丈夫なはずだ!」なんて言っても、やはり人間には人間に合った食生活というものがあります。
実際に戦後、日本の食生活が欧米化してバランスが崩れたことによって、糖尿病などの生活習慣病が増えているのは事実です!
同じメニューの食事でも、健康でいられるかどうかというのは、結局は食べている物の内容にもよりますよね。
じゃあ、実際には何が大切になるんでしょうか?
ちゃんと健康診断を受ける
やはり、一番大切なのは、ちゃんと健康診断を受けることです。
今の健康状態が良ければ、そのままの食生活で構わないということです。
もし、お医者さんから改善のための指導があれば、それにちゃんと従いましょう。
バランスの良い食生活というのは、健康を維持するためにするものですよね。だから、自分が健康であるかどうかを見極めて、そうでなければ食生活を改善する。当たり前なんですが、これが一番重要ですよね?
そして、今の健康状態が良ければ、基本的には今の食生活には問題が無いということです。
ただし、だんだん健康状態が悪化してくようであれば、やはりその食生活はマズいかもしれないので、その時は改善した方が良いかもしれませんね。
満足して食べる
少なくとも食べていて、自分が心配になるような物を食べるのは止めた方が良いと思います。
『毎日同じ物ばかり食べていて大丈夫かなぁ?』なんて心配して食べるくらいなら、やっぱりその食生活は改善した方が良いかもしれません。
心配しながら食べるだけでも、健康に悪影響ではないかと思います。
健康診断で問題が無ければ、少なくとも今は健康ということです。あとは好きな物を食べられることに、喜んで満足して過ごすと良いのではないでしょうか?
まとめ
というわけで、今回は毎日同じメニューの食事を続けてしまうことについて、考えてみました。
結局一番大切なのは、健康であり続けることですよね。健康診断を受けて、もし悪い所があれば、お医者さんの言うことを聞いて素直に改善すれば良いのではないかと思います。
今が健康であれば、食べる物に心配し過ぎることってもったいないと思います。
心配でしょうがないなら、素直に食生活を改善すれば良いだけだと思います。
ちなみに私の妻も、朝食はいつも納豆とキムチです。納豆さえあればあとは何でも良いんだそうです。
もし、身近な人に同じ物ばかり食べている人がいても、健康状態に問題が無ければ、少し様子を見てあげてはいかがでしょうか?