北半球と南半球の違い!4つの違いを分かりやすく解説!

旅行で南半球の国に行くと季節が逆ですよね!日本とは暑さと寒さが逆なので、最初は戸惑ってしまいます。

私の場合は季節の感覚が掴めないので、持っていく服をいつも間違えてしまいます。

しかし、北半球と南半球の違いはこれだけではありません。他にも面白い違いがあります。

そこで、他にもある北半球と南半球の違いについてお伝えします。

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目次

北半球と南半球の違い

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日本人の私たちは普段、北半球で生活しているため、全く気付くことはありませんが、南半球には面白い違いがあります。

そんな違いは次の4つです!

  • 季節が逆
  • 渦巻きの向きが逆
  • 太陽の軌道が違う
  • 見える星が違う


詳しく解説していきますね!

季節が逆

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まずは季節の違いです。

南半球の国に旅行したことがある人なら、皆さん必ずご存知だと思いますが、北半球と南半球では季節が全く逆です。

北半球では概ね3月~5月が春、6月~8月が夏、9月~11月が秋、12月~2月が冬ですが、南半球だと3月~5月が秋、6月~8月が冬、9月~11月が春、12月~2月が夏となります。

よくニュースでオーストラリアなどで、真夏のビーチにクリスマスツリーが飾ってあるのを見かけますね。南半球の国では真夏がクリスマスになってしまうからです。

でも、実際に8月にオーストラリアやブラジルに行っても、そんなに寒くは感じないですよね?

例えばオリンピックが行われていたリオデジャネイロは8月の真冬なのに、最高気温が30℃を超えていました。

それもそのはず、気温は赤道に近いほど高くなります。つまり南半球の場合は、北に行くほど暖かくなるのです。

リオデジャネイロの緯度は南緯22度と赤道に結構近い場所にあります。

これがどれくらい暖かい場所なのかを北半球の都市に例えると、ハワイのホノルルが北緯21度なので、赤道からの距離はリオデジャネイロとほぼ一緒です。

オーストラリアのシドニーはかなり南の方にありますが、それでも南緯33度で、北半球でいうと日本の熊本や高知くらいの位置にあります。

このように南半球の国々はあまり南の方には存在しないため、暖かいのです。

渦巻きの向きが逆

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南半球の場合、渦を巻くものは何でも回転方向が北半球と逆です。北半球では反時計回り、南半球では時計回りになります。

渦を巻くものの代表は台風ですが、南半球では時計回りになっています。

その他にも身近な渦巻きはお風呂の栓を抜いた時なんかに水に出る渦巻きです。中学校の理科の授業で、これも逆向きになると言われたので、オーストラリアに旅行に行った時に、試してみたら本当に逆向きでした。

でも、実はこれ、たまたま逆向きになっただけなんだそうです!

渦巻きが逆向きになるのは、地球の自転によって起きる、コリオリの力の影響です。

なんだか難しそうな話ですが、要はこのコリオリの力は、台風のような地球規模の大きな自然現象にしか影響しません。

お風呂の栓を抜くくらいの小さい規模の場合は、その影響はとても小さいため、南半球でも反時計回りの渦巻きになることも、しばしばあるそうです。

オーストラリア旅行に行った時のあの感動はたまたまだったなんて…T_T。

太陽の軌道が違う

北半球では太陽は東から上り、やや南の空を通過して、西に沈みます。しかし、南半球では太陽は東から上り、やや北の空を通過して、西に沈みます

普通、北半球に住んでいる私たちは、東南に向いたお部屋が日当たりが良いと考えますが、南半球では北東が良いわけです。

ホテルのお部屋の日当たりをチェックする時には、頭に入れておいた方が良いですよ!

見える星が違う

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北半球と南半球では、夜に見える星が違います。

例えば、北の方角の目印になる北極星は南半球では見えません!北斗七星なんかも見えません

これらの星や星座は、北の夜空に存在するため、南半球からは見えません。

逆に北半球では見られない、南十字星(サザンクロス)などを見ることができます。

それにしても、なぜこのような違いが生まれるのでしょうか?それは地球という星の特徴を知る必要があります。

今度は北半球と南半球の違いが生まれる理由を見ていきましょう!

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このような違いが生まれる理由

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北半球と南半球の違いを理解するには、地球の特徴を理解する必要があります。

このような違いを生んでいる理由は次の3つです。

  • 地軸の傾きによるもの
  • 自転の影響による違い
  • 南北の違いによるもの


これだけだとなんのことかわからないですよね。

頑張って分かりやすく説明しますね!

地軸の傾きによるもの

まず最初は地軸の傾きです。

地球は24時間毎に1回の自転を繰り返していますが、この自転の軸を地軸と呼びます。

下の画像をご覧ください。実は地軸は太陽に対して微妙に傾いています。しかし、太陽の光が当たる昼間の部分は、地軸の傾きに関係なく、太陽の方向の半球部分になります。下の画像の例だと、北半球の場合は夜の時間が長くなり、南半球の場合は昼の時間が長くなるのです

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↑クリックすると拡大します。

昼間の時間が長ければ地球が暖められる時間が長いため、季節は夏になります。逆に夜が長ければ地球が暖められる時間が短いため、季節が冬になるのです。

北半球と南半球の季節の違いは、地軸の傾きが原因なのです。

自転の影響による違い

北半球と南半球では、渦巻きの向きが逆です。

この理由は地球の自転によるものです。私たちは普段、地球が回っていることなど、全く感じませんが、実は地球の自転の力はとても大きく、地球全体に影響を与えています。

例えば台風で説明してみましょう。下の画像は赤道を境に台風の回転方向が変わることを示しています。この画像の場合、地球は左から右の方向に自転しているため、その方向に合わせて、渦巻きの回転方向が変わるのです。

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↑クリックすると拡大します。

ちなみに偏西風も地球の自転の勢いが原因で吹いている風です!地球の自転が理由で、常に地球の上空は西から東に強い風が吹いているのです。

この事からも地球の自転がいかに強い力を持っているかが分かると思います。

南北の違いによるもの

最後が単純な南北の違いによるものです。

既に説明した通り、太陽は北半球から見ると南の空に、南半球から見ると北の空に存在するため、太陽の軌道が変わります。

また、南半球からは地球の北側の空に存在する星は、地面の陰になって見えません。逆に同じ理由で、南の空にある星も北半球からは見ることができないわけです。

南半球に行ったら、夜の星空にも要注意ですね!

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まとめ

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今回は北半球と南半球の違いをお伝えしました。

両方の違いは次の4つです!

  • 季節が逆
  • 渦巻きの向きが逆
  • 太陽の軌道が違う
  • 見える星が違う


季節が逆なのは有名ですが、それ以外は気付きにくい違いですね!

皆さんも南半球の国に行ったら、これらの違いを意識してみると楽しいですよ!

個人的にはニュージーランドに星空を見に行きたいな~と思う私でした!