管理人の私も40歳を過ぎて、健康がとても気になるようになってきました。
一番気になるのは、何といってもカロリーです!様々な食品のカロリーはとても気になります。肉や揚げ物は手を出さないように気を付けていますし、コーヒーや紅茶にも砂糖は入れません。ペットボトル飲料も甘くないお茶を飲むようにしています。
しかし、最近ではカロリーゼロの飲料水が増えてきています。たまには甘い炭酸飲料水なんかを飲んでみたいなぁと思う私ですが、あんなに甘いのになぜカロリーゼロなのかが不気味だったので、カロリーゼロ飲料水のことを色々と調べてみました。
すると驚きの事実が分かりました!
知ると怖くて飲めなくなるカロリーゼロ飲料水表示基準と、その危険性についてお伝えします!
目次
カロリーゼロにだまされるな!
まず、最初の疑問はなぜあんなに甘いのにカロリーゼロなのかということです。
普段、私たちが口にする糖には、様々な物質があります。一言で糖といっても、甘味の強さやカロリー、そして、味も微妙に違います。
最も私たちが口にする糖は砂糖の主成分であるショ糖です。しかし、糖類の中にはこのショ糖の数百倍もの甘さを持つものもあります。甘味を強く感じる分、使う量は少なくて済むため、結果的にカロリーを抑えることができます。
また、甘味を感じるだけで、カロリーゼロの甘味料もあります。このような甘味料はいくら使ってもカロリーはゼロなわけです。
これらの物質の中でも、工業的に安く作ることができるものがあります。このような物質を人工甘味料と呼んでいます。
カロリーが低い!またはゼロという夢のような甘味料ですが、最初にも言った通り、それぞれ苦みや清涼感などの味の違いがあるため、単独で使うと、あまり美味しくありません。そのため、通常は味を調えるために、ぶどう糖や果糖を少し混ぜています。
ん?ぶどう糖や果糖は普通の糖なんだからカロリーゼロじゃないじゃんって思いましたよね!?
法律で100mlあたりのカロリーが5Kcal未満であれば、「カロリーゼロ」「無」「ノン」「レス」「フリー」などの表示が許されているのです。
というわけで、カロリーゼロといっても、本当はゼロではないことが分かりました。
では、実際の糖分の量はどうしたらわかるのでしょうか?今度は実際の糖分量を知る方法を見てみましょう。
糖分の量のチェック方法
実際に入っている糖分の量を調べるには、栄養成分の炭水化物の量を見ると分かります。
炭水化物とは糖分と食物繊維の量の合計を表していますが、普通の清涼飲料水には、食物繊維はほとんど含まれていないため、炭水化物量=糖分量と考えて問題ありません。
通常、表示されている数字は100ml当たりの量です。1本の量が500mlであれば、その数字の5倍の量の糖分が入っているという事になります。
とはいっても、500mlのペットボトルであれば、最大でも25Kcalです。大したことないから大丈夫!と思いたいですが、実は本当の恐ろしさは、人工甘味料にあります。
今度は人工甘味料の危険性を見ていきましょう!
人工甘味料が危険な理由
人工甘味料はカロリーがとても低いため、肥満の予防になる気がします。
しかし、甘いのにカロリーが低いというのが、体にはとても良くない事なのです。
具体的な危険性は次の4つです。
- 血糖値を上昇させる!
- うつ病の原因になる
- 常習性がある
- 味覚が麻痺する
せっかく、カロリーが低くても、そんな利点を遥かに上回る危険性があります。どういうことか順番に説明していきます!
血糖値を上昇させる!
人間の脳は糖と人工甘味料を区別することができません。実はこれがとても危険なのです。
人間は食事をすると概ね30分経過したあたりから、血糖値が上がります。私たちは血糖値を上昇するのは、食べた物が消化吸収された結果だと思っていますが、実は違います!
食べた物が消化吸収されるまでには、3時間~5時間かかります。実は最初に血糖値を上昇させるのに使われているのは、肝臓に貯蔵されているグリコーゲンという物質です。
脳は食事をしたことを認識すると、エネルギーを効率よく使うために、先に肝臓に貯蔵されているエネルギー源を血液中に放出します。その後、消化吸収された栄養分を再度グリコーゲンに変えて、肝臓に貯蔵するのです。
しかし、人工甘味料を摂取した時には、少し違うことが起きます。
しかし、飲んだのは、ほとんどカロリーが無い飲み物のため、血糖値が下がり始めます。そうなると、脳は体がエネルギー不足にならないように、体の中で糖を作り出そうとします。
このような体の働きを糖新生と呼びます。
このようにカロリーを取っていないのに、血糖値がいつまで経っても高い状態になってしまうため、糖尿病など血糖値を抑える必要のある人たちは、絶対に飲んではいけない飲み物なのです。
でも、糖尿病じゃない人たちにとっては、逆に体に溜まっているエネルギーが使われていくため、良さそうに感じてしまうと思います。
しかし、全然そんなことありません!
うつ病の原因になる!
本当に危険なのはここからです。
糖新生によって、糖分が作られると、その糖分を代謝するため、様々なホルモンが一緒に作り出されます。この中には、過剰に作り出されると、体に良くないものがあります。それがアドレナリンとコルチゾールです。
アドレナリンは気持ちを高揚させてアグレッシブにし、集中力と運動能力をアップさせます。コルチゾールも糖の代謝を上げて、戦闘態勢になった体にエネルギーを供給する働きがありますが、過剰に分泌されるとイライラや不安などのストレスを感じさせる副作用があります。
これらのホルモンは腎臓の横に存在する副腎で作り出されるホルモンです。日常的に人工甘味料を摂取していると、常に副腎はアドレナリンやコルチゾールを作らなければいけなくなり、やがて疲れて機能が低下し、副腎疲労という状態になります。
また、副腎にはストレスを緩和するホルモンを作る機能があるのですが、副腎疲労になるとストレス緩和のためのホルモンの量が減ります。そのため、人工甘味料を取り続けていると、ストレスの量がどんどん増えるため、うつ病の危険性を増やすことになるのです。
常習性がある
人間は甘味を感じると快楽や爽快感を感じさせる脳内ホルモンが分泌されます。それがドーパミンです。
人工甘味料は通常の糖分に比べて、甘みを強く感じるため、ドーパミンが分泌される量がとても多いのです。
過剰なドーパミンの分泌は次のような悪循環を生んで、依存状態に陥ります。
- 人工甘味料を取ってドーパミンが分泌される
- ドーパミンを代謝するためのドーパミン受容体が作られる
- ドーパミン受容体が増えたせいで、快楽を感じにくくなる
- 更にたくさんの人工甘味料を取って大量のドーパミンが作られる
- 2~4を繰り返す
麻薬やギャンブルをやった時にも、これと同じ仕組みで依存状態になります。
しかし、あるデータによると、人工甘味料にはコカインよりも強い依存性があるといいます。人工甘味料は抑えが効かなくなる怖いものなのです!
味覚が麻痺する
最後が味覚が麻痺することです。
人工甘味料は種類にもよりますが、最も甘味が強いもので、砂糖の数百倍にもなります。このような強い甘味は、舌にとってはとても強い刺激のため、味覚を麻痺させてしまいます。
味覚が麻痺すると、今までと同じ甘さでは満足しなくなるため、もっと多くの甘さが欲しくなり、悪循環に陥ります。
人工甘味料を特集したあるテレビ番組で、20代のタレントと、60代の俳優が、普通の炭酸飲料とカロリーゼロの炭酸飲料を飲み比べた感想を言うコーナーがありました。
20代のタレントは両方とも同じ味と感じたのに対し、60代の俳優はカロリーゼロの方は、甘さが強烈すぎてとても飲めないと顔をしかめていました。
人工甘味料を日常的に口にしている今の若者は、味覚が麻痺しているわけです。
ハッキリ言って私も両方の味の区別がつかないので、自分の味覚にとても危機を感じています。
まとめ
今回はカロリーゼロの飲料水が本当はカロリーゼロではない事実と、その危険性についてお伝えしました。
人間の脳は人工甘味料と本物の糖分の区別がつきません。そのような不自然な甘味料は、体に次のような危険を与えます。
- 血糖値を上昇させる!
- うつ病の原因になる
- 常習性がある
- 味覚が麻痺する
カロリーゼロの飲み物がうつ病の原因になるなんて驚きですよね!
じゃあ、カロリーゼロじゃない飲み物なら大丈夫かというと、やっぱり超危険です!
⇒ ジュースの砂糖の量の調べ方!知ると怖くて飲めなくなる!
もはや甘い飲み物はどんなものでも危険と言えます…。私は素直に糖分も人工甘味料も無添加のお茶を飲むことにします。
皆さんもくれぐれも甘い飲み物には注意してくださいね!