私には長年の悪癖があります。それは髭を抜いてしまうという癖です…。仕事中などのストレスがかかった状況で、無意識のうちに顎に手が伸びて、プチプチと抜いてしまいます。
髭に手が伸びるとどうしても抜ききるまでやめられないので、仕事の生産性も落ちてしまいます。そこで、決心して髭を抜く癖を直すことに取り組みました!
今回は管理人も取り組んで効果のあった髭を抜く癖を直す方法をお伝えします。髭を抜く癖の原因と髭を抜くことの危険性についてもお伝えしたいと思います!
目次
髭を抜く癖を直す方法
まずは早速、髭を抜く癖を直す方法から見ていきたいと思います。癖というものはコツさえつかめば必ず克服できます!最初は癖を我慢することはムズムズして、落ち着かないですが、管理人の私も髭を抜く癖も直すことができました!
そんな私が実践した方法も含めた髭を抜く癖を直すためのおすすめの方法は以下です。
【髭を抜く癖を直す方法】
- 髭を脱毛処理する
- 常に綺麗に剃り上げる
- 手袋をする
- 意識化と拮抗行動
番号が増えていくほど効果の高い方法ですが、その分、強い意志が必要になります。順番に見ていきましょう!
髭を脱毛処理する
最も手っ取り早いのは、髭を永久脱毛してしまうというものです。最近は男性向けのエステサロンなどもあるので、そういった所で髭の脱毛処理をして、抜く対象の髭をなくしてしまいます。
髭を抜くことはしなくなりますが、癖を直すためだけに髭を二度と生えてこなくするのは極端な対処方法です。
また、そもそも髭以外の体毛も抜いてしまう癖がある人は、役に立たない方法です。やはり、理想はしっかりと癖自体を直すことです。
常に綺麗に剃り上げる
常に髭を剃っておくことで、髭を抜きたくても抜くことができないようにしておく方法です。私もそうだったのですが、顎を触って指先に尖った毛先を感じると、途端にムズムズと抜きたい衝動にかられてしまいます。
髭を指先に感じなければ抜きたいという衝動も出てこないので、髭を抜くことはなくなります。
しかし、これも根本的に癖が直ったとはいえません。後で説明しますが、癖は脳が誤った情報を学習をしてしまっていることが原因のため、その誤った情報を別の正しい情報で上書きしなければ直りません。
髭を綺麗に剃っておくことだけでは、脳の誤った情報が消えるのを待つだけの方法なので、かなりの時間がかかってしまいます。
また、常に綺麗に髭を剃っておくのは、肌の負担も大きいので、別の肌トラブルが起きるリスクがあります。
手袋をする
手袋をすると髭を抜くのは困難です。また、髭を抜こうとしたときに抜くことができないため、自分が髭を抜こうとしていた事実に気付くことができることが利点です。
癖は無意識のうちにやってしまうものなので、自分が髭を抜こうとしていて、髭を抜かなかったという事実を認識することは、脳に「髭は抜いちゃいけない!」という正しい情報を伝えることができるため効果的なのです!
意識化と拮抗行動
意識化と拮抗行動と言われても何のことかわからないと思うので、簡単に説明します。
- 意識化
- 拮抗行動
自分が癖を実行してしまっていることを認識し、それが間違った行動であることを意識することで、脳に正しい情報を伝えて、誤って学習してしまったことを上書き消去します。
癖を実行できない行動をすることです。例えば髭を抜く癖の場合は、手を握ってグーにして、髭を抜けないようにするなどの行動です。これも髭を抜くという、脳の誤った学習行動を打ち消す効果があります。
つまり、意識化と拮抗行動とは、髭を抜くという誤った行動をしている事実を認識して、正しい行動を脳に教え込むことです。
例えば髭を抜く癖の場合、意識化は髭を抜いた回数を数える、抜いてしまった髭を取っておいて後で本数を数えるなどです。自分が抜いた髭を取っておくのは、後で自分が抜いた髭を視覚的に見て、ショックを受けることができるので効果的です。
また、拮抗行動は髭を抜きたくなった時に、手を握る、手をポケットに突っ込む、手をお尻の下に入れるなどです。髭を抜きたい誘惑と戦わなければいけませんが、その誘惑に勝つことが、脳の誤った学習を消すのにとても効果的なのです!
さて、ここまでは髭を抜く癖を直す方法を見てきました。しかし、なぜこのように髭を抜いてしまう癖ができてしまうのでしょうか?今度は髭を抜く癖ができてしまう理由について見てみましょう。
髭を抜いてしまう心理状態
髭を抜く癖はなぜできてしまうのでしょうか?それは次の二つが関係しています。
【髭を抜く癖の原因】
- ストレス
- 誤学習
ストレスと誤学習がなぜ髭を抜く癖に結び付いてしまうのでしょうか?
ストレスを感じると快楽ホルモンが出る
人間の脳は実はストレスに弱いです。脳にとってずーっと緊張状態にあるのは、疲労や活性酸素によってダメージをうけてしまう状態です。そのため、脳はストレスを軽減しようとして、エンドルフィンという快楽ホルモンを分泌し、ストレスを和らげようとします。
髭を抜くというのは、ブチッとした皮膚への苦痛があることなので、これも脳にとってはストレスなので、エンドルフィンを分泌してストレスを和らげようとします。
つまり、仕事や試験、試合などのストレスがかかる状態でも、髭を抜くことでも、脳はエンドルフィンを分泌してしまいます。これが次の脳の誤学習を生む原因となります。
髭を抜くとストレスが軽減するという誤学習
髭を抜くとエンドルフィンが分泌されて、ストレスが解消されるので、脳は「髭を抜くとストレスが解消される」と学習してしまいます。そうなると、日常生活でストレスがかかる場面では、脳は髭を抜いてエンドルフィンを分泌することで、ストレスを解消しようとしてしまうのです。
実は髭を抜かなくても、ストレスがあれば脳はエンドルフィンを分泌して、ストレスを和らげようとします。また、適度な休憩をすることやお茶などを飲むことでも、ストレスに対処できるため、「髭を抜くとストレスが解消される」というのは、脳の誤った学習なのです!
でも、髭を抜くことでもストレスが和らぐなら、別に直さなくても良いんじゃないかと思うかもしれませんが、髭を抜くことには様々な危険が潜んでいます。今度はその危険性について見ていきましょう。
髭を抜くことの危険性
通常、どんな体毛でも一定の時間が経てば、自然に抜けて、また新しい毛が生えてきます。それを無理に抜いてしまうことは、自然に逆らった行為なので、色々なトラブルの原因になります。
髭を抜くことの危険性には次のようなものがあります。
- 毛嚢炎
- 色素沈着
- 埋没毛
- 生産性の低下
髭を無理やり抜くことで毛根が傷つき、そこからブドウ球菌という細菌が入ることで起きる皮膚炎です。通常はニキビのようなものができるくらいですが、ひどくなると大量の膿が溜まって、顔が腫れあがり手術が必要になる場合もあります。
通常、皮膚には紫外線から細胞を守るためにメラニン色素を作り出すメラノサイトという細胞があります。髭を抜くことで、皮膚が炎症を起こしてしまうと、皮膚を守ろうとする働きにより、メラノサイトがメラニン色素を大量に作り出し、メラノサイト自体も増大してしまうので、皮膚が茶色くなってしまいます。
髭を無理に抜くことで皮膚が傷ついて、かさぶたができてしまい、新しい髭が外に出れなくなったり、抜く時に中途半端に切れた髭が正常に伸びずに皮膚を貫いてしまうことで、皮膚の下に髭が伸びていってしまう状態です。ひどくなると毛嚢炎や色素沈着を起こします。
これは皮膚のトラブルというわけではありませんが、髭を抜いてる間は手が顎に行ってしまっているため、他の仕事をすることができなくなります。そのため、髭を抜いてる間は、作業ができなくなるため、生産性が大幅に低下します。
このように髭を抜くことは色々な皮膚のトラブルを招くばかりでなく、仕事の能率も下げてしまう行為なのです。
まとめ
髭を抜くことは、見た目もカッコ悪いですし、たまに血も出たりして不潔感も感じる行為です。皮膚にも悪いし、生産性も落ちるので、直してしまった方が良い癖なのです!
今回紹介した方法は手軽なものから、強い意志が必要なものまで、いくつかありますが、まずはお好きな方法で初めて見るのをおすすめします。
ちなみに私は4番の「意識化と拮抗行動」で自分の髭を抜く癖を直しました。具体的に私がやったのは、顎に手が伸びていってしまった時に、手をギュッと握りしめて、ゆっくり深呼吸することを徹底的にやることで、徐々に髭を抜く回数が減っていきました。。
これは手を強く握ることで、髭を抜く行為が誤りであることを脳に伝えて、その代わりに深呼吸でリラックスするのが正しい対処だと脳に教える効果があるからです。
最初は無意識のうちに何本か抜いてしまったりするものですが、しっかり癖を意識して誘惑と戦うことが一番効果が強いので、是非、厄介な髭を抜く癖を直して、男前を上げてくださいね!