缶詰は常温保存がきくため、とても重宝する食品です。お惣菜や野菜、スープなど様々な物があります。私の場合は鯖の味噌煮やさんまの蒲焼の缶詰が好きで、おかずがない時やお酒のおつまみとかにいつも食べています。
しかし、私の場合、缶詰は保存がきくからといって油断してそのままにしていると、賞味期限を遥かに過ぎてしまっているということがよくあります…。1年や2年など過ぎている缶詰を見かけることも結構あります…。
捨てるのももったいないけど、賞味期限を過ぎてしまってる以上、缶詰と言えど食べるのは抵抗がありますよね?皆さんも賞味期限切れの缶詰の扱いに困ったことはないでしょうか?
そこで、今回は賞味期限切れになった缶詰は食べても大丈夫なのかについて調べてみたので、皆さんにもお伝えしたいと思います。
目次
缶詰は賞味期限が切れても大丈夫なのか?
賞味期限が切れて1年も2年も経った缶詰を食べても大丈夫なのでしょうか?それを確かめるには、まず缶詰が保存性の高い理由を知る必要があります。
最初はその理由から見ていきましょう。
缶詰が保存がきく理由
缶詰は次のような工程で製造されます。
- 食材を調理する
- 缶に食材を詰める
- 空気を抜く
- 密封する
- 熱で殺菌する
まずは中に詰める食材を調理します。
調理済みの食材を缶に詰めます。生の食品を缶詰にすることはできません。理由は缶詰は熱で殺菌する必要があるため、生の食品はその時に火が通ってしまうからです。
缶の中の空気を抜きます。理由は熱で殺菌する時に中の空気が膨張して、感が破裂するのを防ぐためです。
缶に蓋をして、空気が入らないように完全に密封します。
密封した缶詰を熱して、中身を熱で消毒します。この熱消毒によって缶詰の中身は完全な無菌状態になります。
缶詰の保存効果が高い理由は熱消毒をしているからなのです。缶の中は無菌状態のため、中の食材は常温であっても腐ることはありません。そのため、缶詰の賞味期限は3年程度にまで長くすることができるのです。
時間が経つと缶詰の中身はどうなるの?
そんな保存効果の高い缶詰ですが、だからといっていつまでも変わらずに美味しいままではありません。時間が経てば中身も変質していくので、微妙に風味は落ちていきます。中は無菌で密封されているため、腐ったり、脂肪分が酸化したりすることはないので、安全性はずっと変わりませんが、味はゆっくと落ちていきます。
賞味期限とはこの期限内なら美味しく食べられるとメーカーが保証している期間のことなので、それを過ぎても美味しいと思えるのであれば、問題はありません。特に缶詰の場合は賞味期限を過ぎていても、安全性には問題が無いので、自分が美味しいと感じるのであれば、1年経ってても、2年経ってても大丈夫なのです!
だから、賞味期限を過ぎた缶詰を食べても大丈夫かどうかは、食べてみて美味しいと思えるなら大丈夫ということです。
とはいえ、ここまでの話は缶詰の密封性がちゃんと保たれていることが前提のお話です。もし、缶に穴でも開いていれば中身はたちまち腐ってしまいます。今度は密封性が保たれていない可能性のある危険な状態の缶詰の見分け方をお伝えします。
危険な缶詰の見分け方
缶詰に穴が開いてしまうと、そこから雑菌が混入してしまいます。そうなると中身はたちまち腐ってしまいます。そのため危険か安全かを見分けるには、穴が開いているかどうかを見分ければ良いのです。
穴が開いている危険性がある缶詰は次のような状態のものなので、注意してみることが大切です。
- 缶が歪んだり凹んだりしている
- 膨張している
- 錆びている
歪みや凹みのある部分が金属疲労を起こして、穴が開いてる可能性があります。
膨張しているということは、腐ってガスが発生している可能性があります。ということは穴から雑菌が混入したか、最初から中に雑菌がいたということです。
錆びている部分はもろくなっているので、穴が開いている可能性があります。
これらの状態の缶詰は穴が開いている可能性があります。しかしながら穴が小さい場合は見分けることが困難です。そこで、次のような方法を使えば穴が開いているかどうかを見分けることができます。
- 桶やボールに水を溜める
- 水の中に缶詰を入れる
- 缶を押してみる
缶を押した時に缶から泡が出たり、汁が出てきている部分があれば、穴が開いています。その場合は中身は手遅れの場合がほとんどなので、潔く捨ててしまいましょう!
そのために最後に缶詰の処分の仕方をお伝えしておきます。
缶詰の捨て方
缶詰は中身が入ったままでは、ゴミに出すことができません。面倒ですが、一回開けて中身を生ごみとして処分してから、缶のゴミとして捨ててください。
また、缶詰によっては蓋がアルミで、缶本体が鉄(スチール)の場合があるので、缶の材質の表示に注意してください。
まとめ
今回は賞味期限切れの缶詰はいつまでなら大丈夫なのかについて見てみました。
缶詰は密封性が保たれていれば、安全性には問題がありません。食べてみて美味しいなと感じればそれは食べて大丈夫な缶詰なのです。
ただし、古い缶詰は感が痛んでいる可能性も高いので、心配であれば穴が開いているかどうかを今回紹介した方法で調べてから食べてください。
ちなみに管理人の私の場合、賞味期限が切れた缶詰であっても迷わずに食べております。
いつも通り食い意地の張った管理人の私でした…。