普段生活していると、コップやグラスやお風呂場の鏡や浴槽に、どうしても水垢が付いてしまいます。コップやグラスであれば曇って何だか貧相な感じになってしまうし、お風呂場の鏡や浴槽の水垢は不潔な感じがするので、嫌なものですよね?
しかも、水垢は普通の家庭用の洗剤では簡単に落ちません。どうすれば上手く落とすことができるのでしょうか?
そこで、今回は私も実践している、キッチンからお風呂場まで使える水垢の落とし方をお伝えします!
目次
水垢の正体!
水垢とはどんなものなのでしょうか?まずは軽く水垢について見ていきましょう!
カルシウムやマグネシウムなどのミネラル
水垢とは水の中に含まれているカルシウムやマグネシウムなどのプラスイオンが、水の中の塩素などのマイナスイオンとくっ付いて固形化した成分です。
主に石灰(炭酸カルシウム)などです。こういった成分は水に溶けず、家庭用の中性洗剤でも落とすことはできません。落とすというよりも削り取るといった感じで、力を入れてゴシゴシこすると綺麗になります。
しかし、その方法で落とすには、相当の力と根気が必要なので、現実的ではないですよね。
弱点は酸!
普通の洗剤では落ちない水垢ですが、実は酢やレモン汁、クエン酸などの酸性の水溶液にはすぐに溶けるという性質を持っています。
水垢はアルカリ性なので、酸性と中和してしまうからなのです。酢やレモンを使うのはコストパフォーマンスが良くないので、おすすめなのがクエン酸です。ここからはクエン酸を基本とした水垢の落とし方を紹介していきます!
水垢の落とし方
水垢は色々なものに付きます。ここでは家庭で水垢が付いてしまう、次のような物に関しての水垢の落とし方を見ていきます。他のものに付いた水垢も基本的にここで紹介する方法が応用できるのでお試しください!
- コップやグラス
- シンク
- 加湿器
- プラスチック
- 鏡
- 浴槽
それぞれの物の水垢の落とし方を順番に説明していきますね!
コップやグラス
コップやグラスなどの水垢はクエン酸を溶かした水に15分~30分程度、漬け置きしておいてから、水を良く吸い取る布や布巾で拭き取ると綺麗に落ちます!
クエン酸水は綺麗に拭き取らないと乾いたときに今度はクエン酸の粉が出て汚れるので、綺麗に拭き取ることが大事です。また、クエン酸水を落とすために最後に水ですすいでしまうと、また水垢が付く原因になるので、ご注意ください。
シンク
キッチンのシンクや蛇口などの水垢も綺麗に落として、昔の輝きを取り戻したいものですよね?キッチンもクエン酸を溶かした水で、綺麗にすることができます。
まず、クエン酸水を霧吹きで、水垢の付いている場所にスプレーします。その後は水垢の付いている場所によって方法を変えます。
- 傷を付けたくない場所
- 水垢汚れがしつこい場所
基本は霧吹きでクエン酸水をスプレーして、布などで水垢を拭き取ります。水垢の量が多い時はクエン酸水をスプレーした後にキッチンペーパーなどを上に置いてクエン酸水をなじませます。そして、30分ほど放置してから拭き取ると効果的です!
水垢汚れがしつこい場所の場合は、やはりクエン酸水をスプレーした後にキッチンペーパーを置いて30分放置することが基本です。そして、30分経ったら歯ブラシなどで擦って水垢を落とせばOKです!
加湿器
加湿器の水垢の場合は、水垢が重要な部品の周りにこびり付くことで、場合によっては加湿機能を損なう恐れもあるので、とても切実な問題です。定期的に水垢を落とすことは加湿機の性能を維持するためにも重要です。
加湿器の場合は次の手順で水垢を落としてください。
- クエン酸水を用意
- 真水の代わりにクエン酸水を入れる
- 加湿器を30分~60分稼働させる
- 水ですすぐ
この場合のクエン酸水の目安は、水400mlに対して、クエン酸の粉末を大さじ4杯~6杯です。
作ったクエン酸水を加湿器のタンクに入れます。普段は当然、真水で加湿すると思いますが、この場合はクエン酸水を使います。
クエン酸水をタンクに入れたら、通常通りに加湿器のスイッチを入れて30分~60分加湿します。出てくる霧はクエン酸の霧なので、家電などを傷める恐れもあるので、部屋を換気をするか、外でやると良いでしょう。
クエン酸水で加湿すると水垢が溶けてブクブクと泡が出てきます。30分~60分後に加湿器のスイッチを切ったら、本体や各部品を水で洗い流してください。
プラスチック
次はプラスチックの部分に付いた水垢の落とし方です。これも今まで紹介した方法の応用で綺麗にできます。部品ごとに分解できる場合とそうじゃない場合とで、方法が分かれます。
- 部品ごとに分解できる場合
- 分解できない場合
分解できる場合は、分解した個々の部品をクエン酸水に15分~30分程度、漬け置きしておいてから、やはり水を良く吸い取る布や布巾で拭き取りましょう。
分解できない場合は、水垢が付いてる場所にクエン酸水をスプレーして、ティッシュやキッチンペーパーなどをあてて30分程度なじませてから布や布巾で拭き取ってください。
鏡
お風呂場の鏡やガラスも水垢が付きやすい場所です。水垢が付くととても不潔な感じなので、これも綺麗に落としましょう!
これも霧吹きでクエン酸をスプレーしてから落とす方法でも良いのですが、大きい鏡やガラスだと結構な時間と手間がかかってしまいます。そこでおすすめなのが、水垢を削り落としてしまうこちらのグッズです。
ガラスに傷を付けずに水垢を簡単に削り落とせるので、かなり楽です。ガラスじゃなくても平らな面であれば使えるので、クエン酸で溶かすのが手間な場合は、これで手っ取り早く削り落としてしまうのも良いと思います。
浴槽
浴槽の水垢の場合は炭酸カルシウムだけとは限りません、石鹸カスや人間の垢なども混じっているので、次のような流れで掃除すると良いです。
- 市販のお風呂洗剤で洗う
- 落ちない水垢はクエン酸で溶かす
浴槽の場合は、市販のお風呂用の洗剤があるので、まずはそれで洗います。それでも落ちない汚れは炭酸カルシウムの可能性があります。
市販の洗剤でも落ちない場合は、クエン酸水を使います。霧吹きなどでクエン酸をスプレーして、スポンジなどで擦って落としてください。落とした後は水で洗い流します。
まとめ
水垢は地味にキッチンやお風呂を汚します。もの凄く害があるというわけではありませんが、不潔な感じや古ぼけた感じを出して、気分を陰気にしてしまいます。
そんな水垢はクエン酸で綺麗に落とすことができます。他にも市販の洗剤では落ちない汚れもクエン酸で落ちることがあるので、お試しください!
ただし、注意点としてはステンレス以外の金属にクエン酸を使うと、金属を傷めたり、サビの原因になったりするので、ご注意ください!私もクエン酸を使って家じゅうをピカピカにしたいと思います!