日常生活では、割合とかパーセント計算をすることってよくありますよね。でも、パーセント計算って、意外に面倒だと思いませんか?
例えば“23人中、5人が休んでる時の欠席率”とか“317円の15%引き”なんて言われて、なかなかすぐに計算できませんよね。
でも、まずはザックリしたパーセンテージだけでも、計算できたら結構便利ですよね?
というわけで、今回はパーセントの出し方と、私が日常生活で実践しているザックリした計算方法を紹介します!
目次
パーセント(百分率)とは何?
“パーセントって何?”って方のために、パーセント、すなわち百分率のことを簡単に説明しますね。
『そんな説明はいらん』という方は、ここをクリックして、サッサと次の見出しから読んでくださいね。
パーセントは日本語では、百分率と呼びます。
ある物の量や長さなどが、全体のどれくらいの割合なのかを表す時に、分かりやすくするために、全体を100として、割合を表した数字です。
言葉だけだと、イマイチ便利さが伝わってきませんね。そこで、具体例を出して説明しますね。
例えば「80個のみかんのうちの25個が腐っている」と言われた場合、全体のうちどれくらいの量が腐っているのか、ちょっと曖昧ですよね。
でも「80個のみかんのうちの31.25%が腐っている」と言われると、全体の1/3近くが腐っていると、数字で分かります。
かなり大量のみかんが腐っているヤバい状態だと、直感的にピンときますよね?
こんな感じで、全体を100で表すと、対象の数字の多い少ないが、ピンときやすいことが、パーセントの良い所です。
パーセント(百分率)の出し方
では、パーセントって、どうやって計算するのでしょうか?
計算式はとってもシンプルです。
パーセント(%) = [対象の数字] ÷ [全体の数字] × 100
冒頭の”23人中、5人が休んでる時の欠席率”であれば“5 ÷ 23 × 100 ≒ 21.7%”ということになります。
また、パーセントから対象の数字を逆算する時はこうなります。
[対象の数字] = [全体の数字] × パーセント(%) ÷ 100
冒頭の”317円の15%引き”であれば“317 × 15 ÷ 100 ≒ 47(円)”ということになります。
しかし、計算式が分かったとしても、こんな細かい数字を計算するのって大変ですよね?
そこで、おすすめなのが、まずはザックリとした数字を計算しちゃうことです。
暗算での計算方法
日常生活でパーセント計算したくなった時には、まずは暗算でザックリとした数字だけ計算すれば、感覚的に多い少ないが分かります。
パーセントを計算する場合と、パーセントから逆算する場合の、ザックリ計算の方法を紹介しますね。
対象の数字のパーセントの出し方
冒頭の”23人中、5人が休んでる時の欠席率”であれば、23を5で割ります。
この時、小数点以下までの細かい数字まで計算はしません。この場合はザックリと”23 ÷ 5 ≒ 4″で十分です。
これでザックリと1/4、つまり約25%だということが分かります。
実際には21.7%なので、かなり誤差はありますが、大体の感覚を掴むにはこれで十分ではないでしょうか(^^♪
パーセントから逆算する時の出し方
“317円の15%引き”の場合は、317を100で割ります。
この時も小数点以下の細かい数字は、切り捨てます。この場合は“317 ÷ 100 ≒ 3”です。
これがこの場合のザックリとした1%の数字です。計算したいのは、15%の金額なので、“3 × 15 ≒ 45”という金額が計算できます。
実際には47円なので、ほぼ近い金額になります。
電卓の計算方法
とは言え、スマホなんかを持ってる場合は、電卓で計算しちゃった方が速いです。
特に値引き計算なんかの場合は、電卓のパーセントボタンを使うと便利です。
例えば、iPhoneの電卓で、“317円の15%引き”を計算する場合はこうします。
- まず、元の金額の317を入れます
- 割り引きの計算なので、”-”をタッチします
- 15%引きなので、”15”を入れます
- 次に、”%”をタッチします。表示される数字が、317の15%の”47.55″に変わります
- そのまま”=”をタッチすると、計算結果の”269.45″になります
スマホがすぐ出せるのであれば、暗算するよりもこっちの方が速いかもしれませんね。
便利なので、ぜひ使ってみてください!
まとめ
というわけで、今回はパーセントの出し方を紹介しました!
計算方法をもう一度おさらいしておきます。
【パーセントの計算方法】
パーセント(%) = [対象の数字] ÷ [全体の数字] × 100
【パーセントの逆算方法】
[対象の数字] = [全体の数字] × パーセント(%) ÷ 100
百分率というのは、量や長さなどの多い少ないを、感覚的に理解するためのものです。
そのため、日常生活ではザックリと計算できてしまえば、それで十分な事も多いです。
そんな時は、紹介したザックリ計算方法を使ってみてくださいね!