お肉は普段の食事に欠かせない食材ですよね。私の場合、普通に生活していると肉を食べない日なんて無いんじゃないかというくらい、よく食べる食材です。
しかし、いくら美味しい肉であってもどうしても気になるのが脂肪分です。特に脂身が多い肉の場合は、カロリーも高くなりがちです。
また、脂身はブヨブヨした独特の食感なので、苦手な人も多いですよね。私もそのうちの一人です…。
そうなると、なるべく脂身の少ない肉を選びたいと思うのは、私だけじゃないですよね!
そうなるといったいどの肉が脂身が少ないのでしょうか?また、そのような肉を美味しく食べるには、どのようにすれば良いのでしょうか?
そこで、今回は脂身の少ない肉の部位や、カロリーが低い肉を美味しく食べる調理法をお伝えします。
目次
肉の部位別のカロリー
脂身の少ない肉と一言で言っても、肉の種類や部位ごとに脂身の量は違います。
まずは代表的な肉である、牛肉、豚肉、鶏肉の部位毎のカロリーと脂身の量を見ていきましょう。
牛肉
まずは牛肉です。
牛肉は肉の中でも最も人気があって美味しい肉ですね。
しかし、美味しい肉というのは、脂肪分も豊富です。そのため、全体的にカロリーが高めなのが特徴です。
肉の部位 | カロリー | 脂身の量 |
---|---|---|
バラ | 517Kcal | 多い |
サーロイン(和牛) | 456Kcal | 多い |
サーロイン(輸入肉) | 238Kcal | 多い |
タン | 269Kcal | ほとんど無し |
肩ロース | 240Kcal | 多少付いている |
ヒレ(和牛) | 223Kcal | ほとんど無し |
ヒレ(輸入肉) | 133Kcal | ほとんど無し |
もも | 182Kcal | ほとんど無し |
特徴的なのが、和牛の方が断然カロリーが高いという事です。和牛の場合は脂身がさしとして、肉に入り込んでいるため、脂身の部分を取り除くことができません。
カロリーや脂身が気になる場合は、輸入肉を選んだ方が良いでしょう。
豚肉
次は豚肉です。
豚肉は様々な料理に使われる、家庭で最もポピュラーな肉と言えます。
豚肉の特徴はビタミンB群が豊富なことです。豚肉もかなり脂肪分が多い肉ですが、その脂肪分にはビタミンB群が溶け込んでいるため、他の肉よりもヘルシーなのが特徴です。
肉の部位 | カロリー | 脂身の量 |
---|---|---|
バラ | 386Kcal | 多い |
ロース | 263Kcal | 多い |
もも | 183Kcal | ほとんど無し |
ヒレ | 115Kcal | ほとんど無し |
最もカロリーや脂身が少ないのはヒレ肉です。しかし、ヒレ肉を美味しく食べるには、とんかつがベストです。単に脂身が苦手な場合は、とんかつにして食べてしまえばよいです。
しかし、カロリーが気になる場合は、こちらの記事に書いている通り、逆にロースとんかつよりも高カロリーになる場合があるため、おすすめできません。
⇒ とんかつのカロリー!食べるならヒレよりロースの理由!
豚肉の場合、全体的にどうしても脂身が多い傾向があります。
そのため、脂身が苦手な人には向かない種類の肉と言えます。
鶏肉
最後は鶏肉です。
鶏肉も非常によく食べる肉ですよね。
比較的脂肪分が少なく、低カロリーなのが特徴です。
肉の部位 | カロリー | 脂身の量 |
---|---|---|
もも(皮付き) | 200Kcal | 多少付いている |
もも(皮無し) | 116Kcal | 多少付いている |
むね(皮付き) | 191Kcal | ほとんど無し |
むね(皮無し) | 108Kcal | ほとんど無し |
ささみ | 105Kcal | 無し |
鶏肉の場合、どの部位であっても脂身がほとんど無く、加熱すると溶けてなくなってしまいます。そのため、脂身が苦手な人にとっては一番良い種類の肉です。
ただし、鶏肉の場合は皮の部分が非常に高脂肪でカロリーが高いです。
私の場合、鶏肉の皮の部分も脂身と同じようなブヨブヨした食感が好きではありません。そのような人の場合は皮を取り除いてしまう方が良いでしょう。
というわけで、ここまではカロリーや脂身の少ない肉の部位を見てきました。
しかし、脂肪分が少ない肉というのは、どうしてもパサパサして美味しくないものです。
そこで、次は脂肪分の少ない肉を美味しくするためのポイントを紹介します!
脂肪分の少ない肉を美味しい調理法
人間は味覚によって、様々な食べ物の味を感じることができます。
しかし、食べ物の美味しさを決めるのは、味覚だけではありません。実は五感全てで食べ物を感じることで、美味しいか不味いかを決めているのです。
それらを総合すると、人間が一番美味しく感じるのは、なんと脂肪分だと言われています。脂肪分が豊富に含まれている食べ物ほど、美味しく感じるわけです。
そのため、脂肪分が少ない部位の肉は、少ない脂肪分を補う調理法を意識することがポイントになります。そして、そのポイントが次の4つになります。
- 肉汁を逃がさない
- 加熱時間を短くする
- 煮込み料理にする
- サッパリした料理に使う
脂肪分が少ない肉を美味しく調理するには、油で炒めたり、揚げたり、網脂で包んだりするのが、代表的な調理法です。
しかし、せっかく脂肪分が少ない肉なので、そのような調理法は避けたこの4つがおすすめです。
順番に解説していきますね!
肉汁を逃がさない
脂肪分が少ない赤身の肉は、肉汁を逃がさないような調理法が大切になります。
そのためには次のような調理法があります。
- 衣で包む
- 表面に油をすり込む
肉汁を逃がさないためには、小麦粉や片栗粉で衣を付けると効果的です。この状態で炒めたり焼いたりすることで、衣が肉汁を吸収してくれます。
また、油をすり込むことでも、肉汁が出にくくなりますが、あまりすり込み過ぎるとカロリーが高くなるので注意してください。
加熱時間を短くする
肉は加熱すると、脂肪分などが溶けて、肉汁が出てしまいます。
そのため、加熱時間を長くし過ぎると、パサパサになってしまう上に、固くなってしまいます。
特に脂肪分が少ない肉の場合は、加熱し過ぎるととても不味くなるので、加熱時間はほどほどにしましょう。
煮込み料理にする
赤身の肉が不味くなるのは、肉汁が出てしまってパサパサになるからです。
しかし、煮込み料理に使うことで、このパサパサ感を解消することができます。
スープやソースで煮込むことで、ジューシーで柔らかく仕上げることができます。
脂肪分の少ない肉の調理法として、最適な方法と言えます。
サッパリした料理に使う
赤身の肉はパサパサしてしまうのが難点ですが、これを逆手にとってしまうのも手です。
例えば鶏のささみなどはほぐしてサラダに使うことで、美味しく食べることができます。
このようにサッパリした食べ方をする料理に使うことでも、美味しく食べることができます。
まとめ
お肉は美味しいものですが、脂身が嫌いだったり、カロリーが気になる人も多いと思います。
そんな時には、脂身の少ないヘルシーな部位を選びたいと思います。
そんな脂身の少ないお肉の部位をもう一度まとめておきます。
【脂身の少ない肉の部位】
- 牛肉のもも
- 豚肉のヒレ
- 鶏肉のささみ
これらの部位は脂身が無く、カロリーも低いお肉です。
脂身が苦手!という人は是非これらのお肉を上手に調理して、健康的な食事をしてみてくださいね!