人間は何をやるにしても、モチベーションが無ければ行動に移すことができません。何かやらなくてはいけない時に、モチベーションが無いと非常に辛いですよね。
機械やコンピュータはモチベーションなんて無くても、いつでも自動で働くことができて羨ましいなんて、私は思ってしまいます。
モチベーションは人間を行動させるために必要なもので、自分を成長させ、豊かな人生を送るためにとっても重要なものです。私も常にモチベーションを維持するために、色々な事をやっていますが、私に限らず、どんな人でもモチベーションを維持することは大切なことではないでしょうか?
そこで、ここではモチベーションが下がる原因とモチベーションを維持する方法をお伝えします!
目次
モチベーションが下がる原因!
人間はとてもデリケートです。ちょっとしたことでモチベーションがアップダウンしてしまいます。
今の日本社会は、仕事や勉強とやらなければいけない事が山のようにあります。モチベーションが上がらないからといって休むわけにもいきません。
そこで、普段からモチベーションが下がらないように維持することが大切になってきます。
モチベーションが下がってしまう原因には次のようなものがあります。
- 刺激が無い
- 睡眠不足、心身の疲労
- 報酬が労力に見合わない
- ゴールが見えない、目標が不明確
- 成果が上がらない、失敗を繰り返した
目の前の事をやり遂げるための十分な能力が備わっていたとしても、モチベーションが無ければ、何の意味もありません。
モチベーションが下がるこれらの原因を順番に解説していきます。
刺激が無い
今やっていることに刺激がないと、人間はモチベーションが低下してしまいます。
ただ作業をこなしていても、楽しさや、刺激的な感覚が無ければ、いずれモチベーションが失われます。モチベーションの低下は集中力の低下にもつながるため、生産性だけでなく、ミスの増加により作業の質も下がってしまいます。
実は刺激がないと動物もモチベーションが低下します。
国際空港などには、荷物に麻薬などの危険物が入っていないか調べるための捜査犬がいますが、本当に危険物が入っている荷物はごく稀です。そのため、捜査犬はすぐに飽きてモチベーションが低下してしまうため、わざと麻薬を仕込んだ荷物を紛れ込ませて、それを捜査犬に見つけさせることで、捜査犬のモチベーションを維持しているそうです。
単純作業や、ルーチンワークはモチベーションが低下しやすいので要注意です!
睡眠不足、心身の疲労
睡眠不足や精神、肉体の疲労はモチベーション低下に直結します!
人間のやる気に関係する脳内ホルモンにセロトニンという物質があります。睡眠不足や心身の疲労時はセロトニンの分泌量が下がります。
セロトニンが不足するとやる気が全くなくなります。休息時間を削るほどに仕事を頑張ると、休養や睡眠のための時間を削ることになり、セロトニンの分泌量の低下を招きます。
頑張り過ぎは生産性を落として、かえって逆効果になるのです。
報酬が労力に見合わない
ただ働きほどやる気が出ないことはありませんね(^_^;)
ただ働きとまでいかなくても、頑張っても報酬に反映されなかったり、元々、報酬が少ないとモチベーションは上がらないものです。
サラリーマンの場合は頑張っても、給料やボーナスにすぐに影響するわけではないので、報酬で自分をモチベートするのは難しいかもしれません。
そういった場合は、お金ではなくて、周りから感謝されることや、信頼を勝ち取ることなど、お金以外の物事を見返りと考えると良いかもしれません。
ゴールが見えない、目標が不明確
どこまでやったら終わりなのか、何のためにやっているのかなどが分からないまま、仕事や勉強を続けるのは難しいものです。
現代の日本社会で、私たちをモチベートする理由は、「納期に間に合わないから仕事をする」、「試験で良い成績を取らないと、進学できない」など、どちらかというと後ろ向きなものが多いです。
今やっていることの先にどんなゴールがあるのか、どんな目標のために頑張っているのかなど、前向きな理由の方が、強いモチベーションを長く持続させることができるのです!
成果が上がらない、失敗を繰り返した
頑張っても成果が上がらなかったり、失敗を繰り返したりすると、自分の自信を傷つけてしまいます。
「自分にはできる」という自信が無ければ、そもそもモチベーションも湧いてきません。
自分の能力を超えてしまっている仕事や課題に取り組むことは、自分の自信を傷つけて、モチベーションを低下させる大きな原因になります。
自分にはできない事は無理してやらず、そういったことを誰かに頼まれても、勇気をもって断るようにしましょう。
ここまではモチベーションが下がる原因について見てきました。では、普段の生活でモチベーションが下がらないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
今度はモチベーションを維持する方法を見ていきましょう。
モチベーションを維持する方法
モチベーションが高い状態に維持するのは自然にしていると難しいものです。
やはり、意識して自分のモチベーションをマネージメントする必要があります。
そこで、モチベーションを維持するのに有効なのが次の4つです。
- 自分が好きな事、得意な事を理解する
- 良い睡眠を取る
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 自分なりの目標を持つ
どれも普段の習慣にすることが大切です!
順番に解説していきます。
自分が好きな事、得意な事を理解する
モチベーションを維持するためには、ある程度、刺激的である必要があります。
普段、仕事や勉強をする時に自分の好きな事、得意な事を必ずやるようにします。とはいえ、自分が好きじゃない作業や、単純作業、ルーチンワークなども避けることはできないと思います。
そこで、好きな事と嫌いな事をバランスよくやるようにして、どちらかに偏らないようにしましょう!
良い睡眠を取る
モチベーションを維持するための基本中の基本が良い睡眠をとることです。
睡眠不足の日は何をやってもモチベーションが上がりません。そんな日に仕事や勉強をやっても、良い成果は出ないため、自分の自信も傷つけることになります。
こうなるとモチベーション低下の悪循環に陥るため、毎日十分な睡眠をとるように心がけましょう!
小さな成功体験を積み重ねる
何かの目標を成し遂げたり、成果を上げることは自信につながります。「自分にはできる」という自信は強いモチベーションを生む源になります。
自分に自信をつけるために効果的なのは、目標を成し遂げたり、成果を上げることです。ただし、目標を達成できないと逆に自信を傷つけるため、小さな目標を数多く達成することがコツです!
例えばその日にやることを決めて、それを毎日必ず達成することなど、ちょっとした成功体験を数多く積み上げていくようにしてください。
大きすぎる目標や、自分の能力を遥かに超えた仕事などは、長い目で見て自分の人生にマイナスになるので、何かに取り組む時は十分に考えてください。
自分なりの目標を持つ
人間は自分の夢や目標に向かっている時が一番モチベーションが上がるものです。
どこがゴールなのか分からずに何かに取り組んでも、すぐにモチベーションは低下します。
忙しい今の日本社会では、自分が何のために頑張っているのか考えることもせずに、毎日生活しています。それでも毎日頑張って生活しているのは、既に説明した通り、「頑張らないと○○になってしまう」という、何かに追いかけられる後ろ向きな理由のことが多いのです。
このような理由はストレスの原因となり、モチベーションの低下どころか、心の病気の原因にもなってしまいます。
忙しい毎日だからこそ、時間を取って「自分は何のために頑張るのか?」をハッキリさせるようにしてください。
目標をしっかりと定めて、モチベーションを上げる方法についてはこちらの記事に詳しく書いたので、良ければこちらもご覧ください!
⇒ モチベーションを上げる方法!やる気が出ない時の簡単対処法!
ここまではモチベーションが下がる原因と、モチベーションを維持するための方法を見てきました。
実はモチベーションを維持するために、最も大切なことがあります。私自身の経験や今まで出会った人を見ていて、実はこれを理解していないために、モチベーションが上がらず、実力を発揮できていない人が多いことに気付きました。
一体どういうことでしょうか?最後にモチベーション維持のために最も大切なことをお伝えします!
モチベーション維持のために最も大切な事!
モチベーションを維持するために最も大切な事は「目的と手段を区別すること!」です。どういうことか分かりやすく説明します。
例えば就職する時に、重視するポイントを調査したところ、次のような順位になったそうです。
- その企業の将来性
- 仕事内容
- 給料の金額
- 休暇の多さ、取りやすさ
- 勤務地
実はこれらはどれもその企業に就職する目的ではなくて、自分の目的を達成するための手段なのです。
自分がやりたい内容の仕事の将来性のある会社に就職するのは、将来、やりがいのある大きな仕事をすることが目的だからではないでしょうか?
また、給料の多い会社を選ぶ目的は、自分や家族が豊かな生活をしたいからではないでしょうか?
しかし、意外にも多くの人は目的がはっきりしていないことが多いです。目的がハッキリしないまま手段を手に入れても、モチベーションは全く上がらないのです。
最も分かりやすいのがお金です!私たちはお金が欲しいと思っているため、良い収入を得ることを目的にしやすいのですが、実はお金は目的ではなく手段です!
そのお金で何をするのかがハッキリしていないと、何をしたいのかが分からなくなり、例え大金を手に入れたとしても、モチベーションは下がってしまいます。
今の若者は安定志向と言われていますが、高収入で安定した大企業に就職しても、1年も経たないうちに退職してしまう人がとても多いです。これもその企業に就職した目的が無いためでしょう。
このように手段を目的にしてしまうと、モチベーションが全く上がらないばかりか、貴重な人生の時間を無駄にしてしまう事にもなりかねないので、しっかり区別するようにしましょう!
まとめ
普段、自分のモチベーションなど意識することはあまりありませんが、実はとても重要な事です。
それなのに、私たちは自分のモチベーションを引き出す方法をちゃんと理解していません。
自分の人生を豊かにするためにも、今回紹介したこの4つのポイントを普段の生活に取り入れてみてください!
- 自分が好きな事、得意な事を理解する
- 良い睡眠を取る
- 小さな成功体験を積み重ねる
- 自分なりの目標を持つ
こうして、モチベーションについて考えてみると、実は心の健康とモチベーションは深く関係していることが分かります。
健康な人生を送るためには、自分のモチベーションを上手にマネージメントすることが重要です!
自分のモチベーションを上手にコントロールして、皆さんが豊かな人生を送れるように願っています!