不整脈の危険な自覚症状!こんな強い症状が出たら要注意!
私は生まれつきの心臓の病気があります。今までに2回手術をしているのですが、2度目の手術をしてから、たまに不整脈発作が起きるようになりました。
たまにしか起きないので、普通に仕事をしていたのですが、仕事が忙しくなるにつれて、頻発するようになってしまいました。
しばらくは無理して仕事をしていましたが、良くなるどころかどんどん悪化していったため、結局仕事を辞めることにしました。
私の場合は元々心臓が弱く、すぐに不整脈の強い自覚症状が出たので、仕事を辞める決心ができました。深刻な状態になる前にやめることができたのは、ある意味良かったかもしれません。
しかし、本当に怖いのは健康な心臓を持っている人です!知らない間に心臓が弱ってしまって、突然、命に関わるような強い不整脈発作が起きる危険があるからです。
そこで、今回は私が仕事を辞める原因にもなった不整脈の危険な自覚症状と不整脈の種類についてお伝えします。
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不整脈の自覚症状

不整脈には様々な種類があります。その種類ごとに危険度は変わります。不整脈の種類については、後で詳しく説明するとして、まずは危険な自覚症状についてお伝えします。
- 意識が遠くなる
- 頭がボーっとする
- 突然の動悸
- 息苦しさ
- 胸に物が詰まってるような感じ
- 胸や脇腹の痛み
危険と思われる順番に並べてあります。「意識が遠くなる」、「頭がボーっとする」は、心臓から十分な血液が送られていない可能性があるため、とても危険な状態です。
「突然の動悸」も危険な状態に移る可能性があるため、放っておくのはとても危険な状態です。
また、4番~6番はすぐに命の危険があるわけではありませんが、別の危険な病気の原因になるため、やはり放っておくのはとても危険です。
これらの症状が出たら、すぐに病院で診てもらう必要があります。
これらの症状は少し休んでいれば大丈夫そうな症状もあるのですが、命の危険があるので絶対にやめてください!
次から、不整脈の種類の詳細と、なぜ危険なのかについて説明していきます。
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不整脈の種類

不整脈と言っても、起きる場所などによって、様々な種類があります。そして、種類によって危険度にはかなりの差があります。
そんな不整脈の種類には大きく分けて次の3つがあります。
- 頻脈
- 徐脈
- 期外収縮
私の場合は頻脈と期外収縮があるので、私の体験を含めて、この3つを順番に解説していきますね!
頻脈

頻脈には細動と頻拍の2つの状態があります。また、頻脈が起きている場所が心房と心室のどちらかによっても分かれます。
つまり、頻脈は主に次の4種類なのです。
- 心房頻拍
- 心房細動
- 心室頻拍
- 心室細動
頻拍とは運動などをしていないのに、心拍数が普段よりも多い状態のことです。この状態では心臓から血液が正常に送り出されているので、すぐに命に関わるようなことはありません。しかし、頻拍の状態から細動の状態に移ることがあります。
細動とは心臓が細かく痙攣している状態の不整脈です。正常な心臓は拡がる時に血液を中にため込み、縮む時に血液を送り出します。
細動が起きている時は、文字通り心臓が痙攣しているだけなので、拡がったり縮んだりする動作が十分に行われていません。そのため、体に充分な血液が送り出されなくなります。
また、頻拍や細動には、起きている場所が心房と心室のどちらかで、危険性が変わります。
心房は体から血液が帰ってくる部屋で、心室は体に血液を送り出す部屋です。

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細動が心室で起きた場合、十分な血液が体に送られなくなります。症状が重い場合は数分で命を落とすこともあります。
一方で心房で細動が起きた場合は、体に送り出される血液の量は減少しますが、すぐに命を落とすほど深刻な状態にはならなことが多いです。
しかし、心房細動の場合は、心房の中で血液の流れが滞るため、血の塊、つまり血栓ができやすくなります。この血栓が心臓から体に送り出されてしまうと、血管を詰まらせる原因になります。
もし、詰まった血管が肺であれば肺血栓、脳であれば脳卒中となります。どちらも命に関わる危険な病気です。
このように頻脈発作は、起きる場所に関係無く、死につながる大変危険な不整脈なので、すぐに病院で診てもらってください。
私の不整脈は心房細動です。意識を失うようなことはありませんが、この状態で歩くと少し歩いただけで、意識が遠くなっていきます。
私の場合は心臓の手術の影響で、元々血を固まりにくくする薬を飲んでいたため、幸運にも血栓はできませんでした。しかし、普通の人は本当に危険です!
心房細動の場合は意識不明になることは、あまりないため「病院に行くのは怖いから、まずは休んで様子を見よう」と思いがちですが、絶対にやめてください!
徐脈
徐脈は心拍数が普段よりも少なくなる不整脈です。脈が少なくなるだけで、心臓の動き自体は正常であることが多いので、すぐに危険な状態になることは少ないです。しかし、意識が遠くなったり、胸の痛みや息苦しさなどの強い自覚症状がある場合は、とても危険です。
期外収縮

心臓は普段は一定のリズムで脈を打っています。期外収縮はそのリズムが乱れて、不規則なタイミングで脈を打つ不整脈です。
期外収縮の時の心臓は正常でない場合が多く、十分な血液が送りだされない場合が多いです。
期外収縮は、健康な人でも日常的に起きることがあります。ほとんどの場合は自覚症状も無く、危険性も低いものばかりです。
私も期外収縮が起きることがありますが、少し胸に違和感を感じる程度で、問題を感じる事はありません。
ただし、期外収縮は強いストレスや、アルコールやカフェインの取り過ぎが原因で起きやすくなるため、心臓が弱っているサインともいえます。
期外収縮で心臓に違和感を感じる事が多い場合は、迷わず病院で診てもらってください。
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まとめ

今回は心臓の不整脈の危険な自覚症状と不整脈の種類についてお伝えしました。
心臓の不整脈は次の3つです。
- 頻脈
- 徐脈
- 期外収縮
この中でも特に危険なのが頻脈です。
もし、次のような症状があれば、迷わず病院で診てもらってください。
- 意識が遠くなる
- 頭がボーっとする
- 突然の動悸
- 息苦しさ
- 胸に物が詰まってるような感じ
- 胸や脇腹の痛み
「少し休めば良くなるかな?」は絶対にNGです!
不整脈は健康な人でも起きる危険があります。その原因の最も大きなものがストレスです。健康な人ほど頑張れてしまう分、危険なのです。
ストレスで心臓がダメージを受ける原因については、こちらの記事に詳しく書いているので、良ければご覧ください。
⇒ ストレスで心臓が痛い!その原因と恐ろしい結末とは!?
自覚症状を感じる時は既にかなり心臓が弱っている状態です!くれぐれも無理をしないように十分注意してくださいね!
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