心臓手術の入院期間を短縮!自分でできるリハビリ方法!



心臓外科手術は受ける人にとって負担が最も大きい手術のうちの一つだと思います。

ほとんどの人は、縁がないものでしょうが、幸か不幸か心臓に病を抱えて生活してらっしゃる方もいらっしゃると思います。相談したくても、心臓の手術を受けた経験のある人もなかなかいなくて不安だと思います。

私も過去に2度の心臓外科手術を受けた経験がありますが、何も分からず特に最初の手術の時には、様々な不安や知識不足からくる失敗も経験しました。

そんな私の体験が役に立てばと思い、今回は私の心臓手術体験記をお伝えした上で、より早く回復して入院期間を短くできるコツをお伝えします。

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心臓の手術とは

まずは心臓の手術の概要です。

私がお医者さんから説明を受けた内容をもとに書いています。その方が、患者の立場からの理解をお伝えできると思います。

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心臓外科手術の流れ

私の手術の体験をもとにしています。

実際には、私の意識が無い時にやってもらってる部分もありますが、そういったところはお医者さんから受けた説明をもとに書いています(^_^;)

手術室へ移動
手術用の服に着替えて、手術室に移動します。

手術服は病院によって色々あると思います。手術室へは自力で移動できる人なら自分で向かいます。私の場合は、手術前に転んで怪我したりしないように、念には念を入れて車いすで手術室へ向かいました。

一番不安な時間です…。

点滴確保
手術室へは移動し、手術台の上に横になり、手術台に固定されます。

そして、点滴の確保を行います。点滴の準備ができたら、真っ先に鎮静剤、つまり眠くなって寝てしまう薬を落とされます。

お医者さんが「眠くなる薬を落としますので、寝ちゃってくださいね~」というので、そのまま寝てしまいましょう。というかいつ寝たんだか分からないくらいの勢いで眠ってしまいます…。はっきりいって手術はこれでおしまいです。緊張と不安に悩まされるのもここまでです!後は自分の知らない間に何もかもやってもらって集中治療室で起こされるだけです…。

というわけで、後は説明を受けた内容をそのままお伝えしていきます。

手術前準備
手術の際に血圧や心拍数などを計るための各種モニターや手術中や手術後に必要な各種の処置を行います。

たくさんあるので、箇条書きにします。

  • 血圧&心拍数の計測機の挿入
  • 手術中から手術後の容体が安定するまでの間、正確な血圧と心拍数を常時計るために、手首の動脈に端子を挿入します。

  • 中心静脈カテーテル挿入
  • 手術中から手術後の容体が安定するまでの間、容体が急変した時などにすぐに薬剤を心臓に投入できるように、首の静脈から心臓の入り口付近(大静脈)にまで、カテーテルを挿入します。

  • 鼠蹊部からカテーテル挿入
  • 手術中から手術後の容体が安定するまでの間、容体が急変した時にカテーテルなどによる治療や人工心肺への接続のために、足の付け根の部分の動脈と静脈からカテーテルを挿入します。

    上記の3つの管は抜けたら大量出血なので、意識が戻ったときに、非常に不安を感じると思いますが、容体が安定していれば真っ先に抜いてくれるので、少しのガマンです…。

  • 尿道カテーテル挿入
  • 手術中から手術後しばらくはベッド上で安静にしている必要がありトイレにいけないため、こればかりは仕方ありません…。
    実際には意識が戻ったときにはあまりに多くの管が体中に刺さっているため、あまり恥ずかしい気持ちなど湧いてこないと思いますけど…。

全身麻酔実施
気管に管を挿入して全身麻酔を施します。

こうして自分で書いてみると、凄く苦しいはずのことをされているのですが、意識が無いので、全く何も感じません。

開胸
皮膚、肋骨、胸膜の順に切開していきます。恐ろしいことをされてるはずですが、何も感じないし、何も覚えてません…。

だから、特に書けることがありません(^_^;)それくらい、何も感じないので安心してください!

人工心肺の準備
心臓にメスを入れるので、当然、心臓が停止していないと手術は困難です。

そのために人工心肺用の血管を装着します。

心臓の停止
人工心肺の準備ができたら、心臓保護液に心臓を浸して、心臓を徐々に停止させます。

心臓が停止していく代わりに徐々に人工心肺にポンプ機能を置き換えます。こうして、いきなり切り替えるのではなく、慎重にポンプ機能を置き換えていきます。

手術実施
いよいよここでメインの手術を実施します。

通常、執刀医のお医者さんはここから参加します。最初から最後までやるのは体力が持たないからです。

心臓の再拍動
手術が終わったら、心臓保護液を取り除き、心臓に血液を流し込み、心臓を再拍動させます。

ここで不整脈がある場合は、電気ショックを用いて、正常な脈拍にします。心臓が再拍動するのに合わせて、徐々に人工心肺を弱めて、最後は停止させます。

人工心肺を外す

完全に心臓が再拍動したら、人工心肺を外します。

止血しながら胸を閉じる
止血をしながら、心膜を縫合します。

手術後は心臓のメスを入れた部分から血液や浸出液が染み出てきて、心臓の周りに溜まってしまうため、それを排出するためのドレーンというチューブをお腹の皮膚から心膜内に通します。

また、手術後に不正脈発作が起きた時に備えて、心臓に電極を付けて、これもお腹の皮膚の所から出しておきます。それが終わったら、胸骨を結び合わせ、最後にまた皮膚を縫合して胸を閉じます。

麻酔を解除
手術が終わると、徐々に麻酔を解除します。

意識回復
お医者さんの呼ぶ声が聞こえて、意識が戻ります。

意識が戻ってから、麻酔の管が抜かれます。

以上が手術の流れです。

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ちなみに病院によって、細かい手術の手順も違いますし、どんな管が刺さっているかもまちまちです。私も1回目の手術の時と2回目の手術の時では細かい部分が色々違ったので、詳細は主治医の先生に聞いてくださいね!

さてここまでは手術の概要についてお伝えしてきました。正直、意識のない間のことで、私自身の記憶にない事はどうしても薄い内容になってしまいますが、逆に言えば、手術自体は痛くも痒くもありません。

むしろこれからお伝えする、手術前後のことの方が重要だと思いますので、参考になさってください!

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入院期間を短くするための心臓手術の前後の過ごし方!

心臓の手術自体は、全身麻酔で実施するため、全く何も感じません

そのため、私の感覚では寝てから5秒後に起こされたくらいの感覚でしかありません。実際には手術前の不安をどうコントロールするかと、手術後にいかに苦痛を少なくして、早く回復するかが重要です。

今度は、私の経験から手術前と手術後にどう過ごせば良いかをお伝えします!

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手術前

手術前に心掛けることは、良く寝て良い体調を保つことのみです。

特に手術前夜は不安でなかなか眠れないかもしれません。私の場合、「今日が人生最後の日かもしれない」とか「もし死んだら、残された家族はどうなるんだろうとか」、果ては「なぜ人間は生まれ、そして死ぬのだろう?」とは哲学者のようなことを考えたりとかしてしまい、あっという間に1時間m、2時間と時間が過ぎてしまいました…。

そうなると、たとえ睡眠薬をもらっても全然効きません…。不安をコントロールするコツは、不安な心をどうにかしようとか、その気持ちに固執せず、全然関係無いことを考えることです。

私の場合は生きるとか死ぬとか考えるのをやめて、退院したら行きたい温泉や、食べに行きたいラーメン屋のことを考えたら、いつの間にか寝てしまいました。まぁ、私の場合は不安になりやすい性格なので、こんなに眠れなくなるのは私だけだと思います。

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手術後

心臓の手術は手術後の方が大変です。

実際、私は初めての手術の時は、手術自体のことしか考えておらず、手術後の生活がこれほど大変とは思ってもいませんでした。何に苦痛を感じるかは、個人差があることですが、私の経験を参考に少しでも苦痛を和らげ、早く回復できるようにしてください!

身体の凝り
私が一番大変だったのは、肩や腰、腕など身体の様々な部分の凝りでした。心臓の手術の際は肋骨を切り開いているため、肋骨の部分に力がかかるととても痛いのです(>_<)

そのため、寝返りをうつのは肋骨の所が痛くて、全くできなくなります。寝返りできないと、身体のいたるところが凝ってくるので、かなり辛いです。そして、ちょっとでも苦痛があると、眠れなくなります。これが一番辛いです!

凝りの対策は少しでも身体を動かすことです。手術直後は絶対安静なので、動かせる所にも限りがありますが、少しでも動かして、体内の血液の巡りを助けると良いと思います。

筋力維持!
手術後は絶対安静となるため、あっという間に全身の様々な筋肉が落ちます。

私の場合、手術前と手術後の体重を計ったところ、たった3日間で7kgも減っていました!当然、運動などしてないわけですから、落ちたのは脂肪ではなくて筋肉です。何日かして、歩けるようになった時に試しにスクワットをしてみたら一回もできませんでした!それほど筋力は落ちます!

手術後は動けないのは仕方がないので、動けるようになったらお医者さんと相談の上、積極的にリハビリしましょう!

脳貧血
心臓の手術をすると、一時的にとても心臓のポンプの力が落ちてしまいます。

どれくらい落ちるかというと、ベッドの上で身体を起こすだけで頭に血が行かなくなって目の前が真っ白になってしまいます…。

しかし、真っ白になってしまうからといって、いつまでも寝ていては回復しません。何よりも寝ていては身体の凝りが取れないので、いつまでも体調が良くならないので、なるべく身体を起こしている時間を長くするなど、お医者さんと相談の上、積極的にリハビリすることをお勧めします!

リハビリ
手術後はとにかく心臓が弱っているので、上で書いた通り、歩くことはおろかベッドの上で身体を起こすのもままならないです。

あまりの自分の身体の弱りっぷりに最初はショックを受けることと思いますが、何もしないと身体は良くも悪くも合理的なので、なかなか回復しません。自分で決めて、病棟を歩くことや、自分の身の回りのことなどは自分でやるなど、なるべく動き回ることで心臓に対して、今よりもっと頑張る必要があることを教えてあげることが大切です。

ちょっと無理かなと思うことでも、頑張ってリハビリに励むことが早く回復することのコツです!

無理せず痛み止め!
手術後はよく食べ、よく眠ることが早く回復するための基本です。

ただ、手術後は熟睡することは、なかなか難しいと思います。私の場合、よく眠れるように睡眠薬をもらっていたのですが、身体に痛いところがあると、睡眠薬をもらっても全く眠れませんでした。

しかし、ある日、睡眠薬ではなく痛み止めをもらったところ、初めて熟睡することができました!睡眠薬が良いか、痛み止めが良いかは個人差があると思いますが、熟睡することは早い回復につながるため、薬を毛嫌いせず、積極的に痛みを取ることが大切だと思います!

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まとめ

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以上が、私の心臓手術の体験記です。

心臓の手術は本当に大変な手術です。一度心臓を止めるなんて、不安にならないわけがありません!我ながらそんなことを2度も経験してるなんてすごいと思ってしまいます。

是非、私の経験が助けになればと思います!

※他にも私の心臓病の経験を書いた記事があるので、良かったらご覧ください!
心臓の不整脈!こんな症状が出たらすぐに医者に行け!
心臓カテーテル検査体験記!痛みや検査後の過ごし方!


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