有機栽培と無農薬栽培の違い!両方ともとても大変な農法だった!



私は土いじりがとても好きで、自宅マンションのベランダでプランターを使って、ささやかながら野菜やハーブを作って楽しんでいました。

でも、やっぱりそれだけじゃ物足りなく、いつかは畑で露地栽培をするのが夢だったんです。そして、つい先日、地方に引っ越したことをきっかけに、畑を借りて家庭菜園を始めることができました!

早速、私は色々な野菜作りに挑戦し始めました。そして、どうせ作るなら有機野菜を作ることを決意し、栽培方法を勉強し始めたのですが、そこで、驚くことを知ったのです。

それは「有機栽培って半端なく難しいじゃん…」ということでした…。


有機野菜とかオーガニックな食品にこだわりを持っている方も多いと思いますが、実はこれってもの凄く作るのが大変なんです!

また、同じように健康的なイメージがあるものに無農薬栽培というものもありますが、それにしたって、かなり大変なんです。

私たちは普段、なんとなく体に良さそうだからという理由で、こういった野菜や果物を選んでします。でも、ハッキリ言って、私たちはこういう栽培をしている農家さんに対するリスペクトが、足りないと思います!

というわけで、ここでは有機栽培と無農薬栽培がどういうものかや、それぞれの違いについてお伝えします。

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有機栽培と無農薬栽培の違い

私たちは有機栽培や無農薬栽培と聞いても、具体的にはどういった栽培方法なのかよく分かってない人も多いのではないでしょうか?

「せっかく自分で作るんだから、有機栽培に挑戦しよう!」なんていう、私の甘い考えは、有機栽培が、どういうものか知ってから、僅か3秒で砕け散りました

恐らく私がやっている栽培方法は、無農薬栽培にも該当しないと思います。

いったいこれらの農法の基準がどういったものなのか、詳しく見ていきましょう!

有機栽培


有機栽培とか有機野菜の有機とは「生命力を有すること」とか「生活機能を有すること」という意味があります。

つまり、生物由来のものしか使っていない農法を指し、化学処理された肥料や農薬を一切使いません

具体的な規格は農林水産省により定められていて、この企画を満たして認定を受けたもののみが有機農産物とされます。

認定を受けていない農産物を”有機農産物”とするのは、法律違反なのです。

有機農産物の実際の規格はこちらに書かれています。
有機農産物の日本農林規格

あまりにボリュームが多いので、要約するとこうなります。

【有機農産物の規格の要約】
  • 化学処理した肥料や農薬、農業資材を使っていない
  • 遺伝子組み換えした品種でない
  • 周辺から化学処理した肥料や農薬、農業資材が流入しないように処置して3年以上経過している

こうして言葉にするだけだと大変さが分かりにくいと思いますが、実際に自分でやろうと思ったら、素人にはまず不可能です!

ホームセンターで売ってる肥料なんて全て化学肥料です。

露地栽培では害虫や雑草がたくさん沸いてきます。これらに対処しようと思ったら毎日のように畑に通って、虫を潰して、雑草を取る必要があります。

忙しい人にとっては農薬を使いたい誘惑との戦いです…。

有機栽培を実践しようと思っても、その手間はもの凄いものなのです!

無農薬栽培

私たちにとっては”無農薬栽培”という言葉が一般的ですよね。でも、実際にはこのような位置付けの農産物は無く、厳密には特別栽培農産物というものが、無農薬栽培の農産物に該当します。

特別栽培農産物の基準はこちらに書かれています。
特別栽培農産物に係る表示ガイドライン

簡単に言うとこうなります。

【特別栽培農産物の定義】
  • 通常使われる化学肥料の半分以下の量しか使っていない
  • 通常使われる農薬の半分以下の量しか使っていない

この特別栽培農産物の定義はガイドラインなので、これを破っても違法ではありません。

“通常使われる量”というのは、野菜の種類や品種によって差がありますが、ポイントは化学肥料や農薬の量が半分以下であれば、特別栽培農産物とすることができます。

ただし、”特別栽培農産物”なんて言っても、消費者にはピンとこないので、”低農薬野菜”とか”無農薬野菜”と表記するわけです。

でも、この特別栽培農産物(無農薬栽培)ですら、素人には難しいのです。なぜなら、それなりの収量を確保しようと思ったら、しっかりと肥料を与える必要があります。

野菜作りの本に書いてあるような量の化学肥料を与えてしまえば、すぐに“通常使われる化学肥料の量の半分”なんて超えてしまうからです。


このように有機栽培も無農薬栽培も、一筋縄ではいかない大変さがあります。

特に有機栽培の場合は、厳格な規格があるので、ちょっとしたミスをするだけで、有機農産物ではなくなってしまうのです。その大変さには凄いものがあります。

今度は有機栽培の大変さを、更に掘り下げて見ていきましょう。

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有機栽培とは言えない例

有機農産物というのは本当に貴重なものです。実際にこの企画に従って栽培している農家の方を本当にリスペクトします。

なぜなら「有機農産物の日本農林規格」の規格に従うと、厳密には次のような場合も、有機栽培とは呼べないからです。

  • 蚊の対策のために殺虫剤を噴射した
  • 家庭で蚊を退治するような殺虫スプレーであっても、化学処理されているものであればアウトです!

  • 虫除けスプレーを使った
  • 虫刺されを防止するための虫よけスプレーなんかも化学処理された物であればアウトです!

  • 近隣の農地で化学肥料や農薬を使用
  • 近隣の農地で化学肥料や農薬を使われたら、それが流入しないようにするのは事実上不可能なのでアウトです!

ここに書いたシチュエーションは、この規格をかなり厳格に解釈したものになります。実際には虫除けスプレーくらい使っていても、大して気にならないかもしれませんが、事実それくらい厳格な基準だということはお分かりいただけると思います。

実際の農業でも、ヘリコプターで農薬を散布するなんてこともあります。もちろん、そんなことされたら、周辺一帯がアウトです!

自分で有機野菜を作ろうと思っても、貸農園の場合は流入防止処置などされてる所はまずありません。そうなると隣の畑で化学肥料や農薬を使われたらアウトです!

有機栽培は自分だけの努力では限界があり、実際に有機農法が可能な農地を探すだけでも大変なわけです。


このように有機農産物も特別栽培農産物もとっても貴重なものです。そんな手間暇かけた食べ物であればなお一層それを選びたくなりますよね。

そこで、次は有機農産物や特別栽培農産物の見分け方をお伝えします。

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有機農産物や特別栽培農産物の見分け方

有機農産物と特別栽培農産物は違いがあります。

どちらかというと有機農産物の方が見分け方は簡単です。

それでは、それぞれの見分け方を見ていきましょう。

【有機農産物】
有機農産物の場合、見分け方はシンプルです。

有機農産物や有機加工食品には「有機JASマーク」というものが付いています。実際のマークはこちらです。
有機食品の検査認証制度

このマークが付いた食品は「有機農産物の日本農林規格」を満たした食品となります。

【特別栽培農産物】
特別栽培農産物(無農薬農産物)の場合、一般的には”無農薬”と表記してある場合が多いようです。

こちらの場合は罰則も無いため”無農薬”と書かれていても、実際には多少の化学肥料や農薬を使ってる可能性もあります。

また、逆に実際には完全な有機栽培で作った農産物でも、認定を受けていないために仕方なく”無農薬”と表記している場合もあります。

こちらの場合は、”無農薬”という表示以外にも、販売しているお店の信用や生産者の素性なども加味して、判断するしかないでしょう。

やはり、最も安全なのは「有機JASマーク」が付いた野菜です。それ以外は、疑い始めるとキリがありません。

やはり、自分で作るのが一番かもしれませんね~。

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まとめ

私の場合、少しの手間暇で、有機栽培が実践できると思っていました。

でも、実際にはとても素人が作れるものではありません。

そんな有機栽培と無農薬栽培の基準をもう一度簡単におさらいしておきますね!

【有機農産物の規格の要約】
化学処理した肥料や農薬、農業資材を使っておらず、そのようなものが周辺から流入しない処置がされている。

更にこの状態が3年以上続いていること。

【特別栽培農産物の定義】
使われている化学肥料と農薬の量が、その農産物で通常使われる量の半分以下であること

言葉に書くだけでは、この大変さは分かりませんでした…。

とりあえず、今の私は除草剤や殺虫剤だけは、一切使わないで家庭菜園をやっています。

でも、既に小松菜は虫に食い荒らされる始末ですし、調べても名前が分からない雑草を、ひたすらむしり取る日々です。

農業を職業にしてる人が、農薬を使わないなんて、本当に考えられません!

皆さんは、有機農産物を食べることがあったら、それを作ってくださった方への感謝の気持ちを忘れないでくださいね。作るの本当に大変なんですから…。


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