精神科と心療内科の違い!どっちに行けばよいのか解説します!



実は私は仕事のストレスのせいで眠れなくなったため、近所の心療内科を受診した経験があります。その後も、仕事のストレスが原因で持病の心臓の不整脈が悪化し、心臓を診てもらっているお医者さんから、精神科の病院を紹介してもらって診てもらったことがあります。

今は私もすっかり良くなりました。でも、今の日本はストレス社会です。皆さんも、いつメンタルの調子がおかしくなるか分からないですよね。

私の場合、当時は精神科と心療内科の違いなど深く考えなかったので、近所にあるという理由だけで、心療内科を選んだのですが、本当はどっちに行けばよかったのでしょうか?

自分の症状にあった診療科を選ぶのは大切な事です。今後ももしかしたらストレスで体調が悪くなることもあり得ます。その時にはどっちに行けばよいのでしょうか?

そこで、今さらな気がしますが、精神科と心療内科の違いを調べてみました。今回は精神科と心療内科の違いと、症状によってどちらの病院を選んだらよいのかについてお伝えします。

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精神科と心療内科の違い

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精神科と心療内科は何が違うのでしょうか?私にとってはどちらもうつ病のような心の病気になったら行くところと言うイメージでした。

しかし、ちゃんと違いがあります。早速これらの違いをみていきましょう。

精神科

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精神科は心や脳の働きの異常を治すための診療科です。

具体的には次のようなものが対象になります。

  • 統合失調症
  • 気分障害(うつ病や躁うつ病)
  • 不安障害(パニック障害)
  • 睡眠障害
  • 知的障害
  • 発達障害

これを見て分かる通り、精神科の範囲はとても広いです。ストレスが原因でなるうつ病から、生まれつきの知的障害や発達障害なども対象なのです。

精神というと心のことを表しているようですが、精神科は心の事から脳の機能の事まで幅広く扱うのです。

心療内科

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心療内科は心の問題が原因で起きる症状や病気を対象にしています。この「心の問題が原因で起きる症状や病気」のことを心身症といいます。

でも、心身症と言われてもピンときませんよね。日本心身医学会によると心身症の定義はこうです。

「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与。器質的ないし機能的障害がみとめられる病態をいう。神経症やうつ病など他の精神障害にともなう身体症状は除外する」

器質的とは腫瘍ができたり、赤く腫れて炎症を起こしたりなど、体に直接的に変質してしまうことで起きる病気です。一方で機能的とは体に直接的な変質は無いものの、腸の機能が悪くなって、便秘や下痢をしてしまうなどの病気です。

でも、それでもさっぱり分かりませんよね…。そこで、心身症の具体例を見てみましょう。

  • 過敏性腸症候群
  • 胃潰瘍
  • 狭心症
  • 生理不順
  • 高血圧
  • 不整脈
  • 緊張性頭痛
  • 偏頭痛
  • 円形脱毛症

具体例を見てみるとお分かりだと思いますが、全てストレスや緊張が大きな原因になる体の病気ばかりです。そして、ここにあげたのはごく一部で、心身症は他にもたくさんあります。

そして、実は心身症の中にはうつ病は含まれていません!うつ病は意欲が低下したり、非常に悲観的になってしまう心の病気なので、体に出る症状や病気である心身症には含まれないのです。

これだけ見ると、うつ病の人は全て精神科に行くべきということになってしまいます。しかし、実際にはうつ病はストレスが原因でなる病気のため、同時に心身症の症状が出ていることほとんどです。

そのため、実際には精神科と心療内科の境界は、結構曖昧なのです…。


では、実際に心の問題が原因の病気になった時は、どちらを選ぶべきなのでしょうか?

次は症状によって、精神科と心療内科のどちらに行けばよいのかを見ていきます。

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精神科と心療内科のどっちに行けばよい?

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実は境界線が曖昧な精神科と心療内科ですが、それぞれ強みが違います!

ざっくり言うと次のようになります。

  • ストレスの原因を取り除きたい時
  • ⇒精神科がおすすめ

  • まず体調不良をどうにかしたい!
  • ⇒心療内科がおすすめ

一体なぜなのか説明していきます!

精神科を選んだ方が良い場合

精神科は心の働きを中心に治療をしていくため、ストレスを感じた時の考え方や、ストレスへの対処法などもアドバイスしてくれます。

そして、ストレスを感じている時でも、心や脳の働きが正常になるような薬を処方してくれます。

精神科は人間の精神が専門なので、体調不良の根本原因になっているストレスをどうにかしたい時は、精神科が適しています。

心療内科を選んだ方が良い場合

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一方で心療内科は心身症が専門です。通勤電車でお腹が痛くなる(過敏性腸症候群)、不安で夜眠れない、緊張するとお腹が痛くなるなどの体に出る症状に適切に対処してくれます。

ストレスが原因で起きる症状をどうにかしたい時には、心療内科が適しているのです。


このように精神科と心療内科では専門分野が違います。そのため、自分の症状に合わせて、選ぶことが効果的な治療に最適です。

そして、それぞれの違いを理解すると、精神科と心療内科の最適な利用方法が見えてきます。今度はその最適な使い方を見ていきます。

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精神科と心療内科の最適な使い方

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精神科と心療内科はどのように使い分けたら良いのでしょうか?それには、私たち日本人のストレスに対する考え方から変えていく必要があります。

最初は心療内科

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人間はストレスを感じると脳と体が緊張状態になり、集中力と運動能力がアップします。これをストレス反応といいます。

ストレス反応はすぐに終われば問題ありませんが、長く続くと様々な心身症の原因になってしまいます。

ストレス反応が原因の場合、多くは、めまいや頭痛、不眠症などの体の症状から先に現れます。そして、このような症状は心療内科の専門分野です。

ところが私たちはこのような症状が出ても病院にかかることはありません。風邪ならすぐに病院に行くのに、ストレスが原因の症状はおろそかにしがちです。

ストレスが原因で起きる、めまいや頭痛、不眠症などはいわば「心の風邪」だと考えて、すぐに心療内科にかかるようにしましょう。

ひどくなったらは精神科

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しかし、ストレスの原因が解消されず、ずっと続いてしまう場合は心療内科では対処しきれないかもしれません。

更には、体の症状だけではなく、意欲低下や物事を悲観的に考えたりなどの症状が出てきた場合は、うつ病かもしれません。そのような場合は精神科で診てもらった方が良いでしょう。

しかし、理想的なのは精神科で診てもらう必要があるほど、症状を悪化させないことです。心が病んでくる前に気軽に心療内科で診てもらうようにしましょう!

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まとめ

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今回は精神科と心療内科の違いについてお伝えしました。

精神科と心療内科の違いを分かりやすく表現するとこうです。

  • 精神科
  • うつ病など心まで病むくらい重症の時にかかる診療科

  • 心療内科
  • 頭痛やめまい、不眠症などまだ心まで病んでない比較的軽い時にかかる診療科

私たちはストレスを軽く見てしまう傾向があります。しかし、「風邪は万病のもと」というように、”心の風邪“も様々な病気の原因になります。そして、最終的には心まで病んでしまう危険性があります。

時にストレスは命を危険にさらす病気の原因になることがあります。ストレスを甘く考えず、適切に対処するようにしたいですね!

ちなみにストレスが原因で起きる恐ろしい病気については、こちらの記事に詳しく書いたので、良ければご覧ください!
ストレスで心臓が痛い!その原因と恐ろしい結末とは!?


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