マイナス金利の効果って?メリットとデメリットを解説!



最近、経済ニュースでよく聞く「マイナス金利」という言葉があります。

文字通り、日本銀行が設定している金利が0%をさらに下回って、マイナスになっているという事です。マイナスになっているという事は、お金を借りた側が返す額が、元本よりも少なく済むという事ですよね?

じゃあ、私たちがお金を借りる時の金利もマイナスになるってことでしょうか?そんなことになったら経済って成り立つんでしょうか?

というわけで、今回は何だかよく分からないマイナス金利の効果や、メリットとデメリットをお伝えします。

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マイナス金利の効果って?


知っている人も多いかもしれませんが、まずはマイナス金利がどういうものかを分かりやすくおさらいしましょう。

普通、金利はプラスです。例えば3%の金利で、100万円借りたら、103万円にして返さなければいけません。また、100万円預けたら、103万円にしてもらえるわけです。

しかし、マイナス金利とは、文字通りマイナスの金利ということです。例えば金利が-3%だったら、100万円借りたら97万円だけ返せば良く、100万円預けたら、97万円に減らされてしまうという事です。

てことは、私たちが銀行に預けているお金も、マイナス金利になることで減ってっちゃうという事でしょうか!?もちろんそんなことありません

普段、私たちがお金を借りたり、預けたりするのは、銀行ですよね。そして、その銀行がお金を借りたり、預けたりする銀行もあります。それが日本銀行です。

今回、マイナス金利を導入したのはこの日本銀行(日銀)なのです。各銀行は日銀に口座を持っていて、お金を預けています。日銀はこの銀行からの預金の金利をマイナスにしたのです。

普通の都市銀行の金利は、今のところはプラスなので、そのままお金を預けていても大丈夫です(ただし、ただでさえ低い金利が更に下がることになるでしょうが…)

しかし、私たちのような一般人は大丈夫でも、銀行の方は預けているお金をどんどん減らされてしまうわけです。メチャクチャな話ですよね…。いったいこんな事になんのメリットがあるのでしょうか?

今度はマイナス金利のメリットを見ていきましょう。

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メリット


普通、銀行は使い道のないお金は、日銀に預けておきます。そうすることで、とりあえず金利分の利息が貰えるからです。

しかし、マイナス金利になってしまうと、日銀に預けておくと損してしまうわけです。当然、銀行は日銀の講座からお金を引き出しますよね。しかし、引き出したお金を持っているだけでは、何の利益も生みません。

そこで、銀行はそのお金を企業や人に貸して、少しでも利益を出そうとするわけです。

ここで銀行が貸すお金のポイントは、元々銀行にとっては、使い道が無かったお金だということです。

元々は、貸せる相手や投資先も無いので、とりあえず日銀に預けていたお金を、今度は何が何でも誰かに貸したり、投資したりしなければいけないわけです。

そうなると、今までお金貸そうとしなかった相手に、更に安い金利で貸してあげたり、今まで投資しようとしなかったものにも投資したりするようになります。

こうなると、世の中に多くのお金が出回って、ビジネスが活発になったり、消費が拡大して、景気が良くなることにつながるのです。

また、私たちのような一般庶民にとっても、お金を借りる時の利率が下がるメリットがあります。住宅ローンの金利なども更に安くなるので、マイホームを手に入れやすくなるかもしれません。

マイナス金利になるとこのようなメリットがあるわけですが、当然良いことばかりではありません。デメリットだってあります。

今度はマイナス金利のデメリットを見ていきましょう。

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デメリット


マイナス金利の直接的な効果は、金利が更に安くなるという事です。つまり、私たちが銀行に預けているお金の利率も更に低くなるわけです。

私たちの生活に直結するデメリットといえば、これくらいですが、長期的にみると更にデメリットがあります。

それは、バブル経済の危険性です。

元々、銀行が日銀に預けていたお金は、銀行が貸せる相手のいないお金、借り手のいないお金です。それを急に誰かに貸そうとしても、なかなか見つからない可能性があります。

お金を借りてくれる相手がいないとなると、手っ取り早い投資先として、不動産や株などにお金が流れてしまいます。

不動産価格や株価が上がれば、最初は景気が良くなりますが、あまりに加熱し過ぎると、バブル状態になってしまいます。

長期的に見れば、バブル経済のプラスの効果よりも、バブルが弾けるマイナスの効果の方がはるかに高いのは、20世紀に既に経験済みですよね…。

金融緩和やマイナス金利といった、金融政策というのは、例えるなら「体が疲れている時に、栄養ドリンクを飲んで無理やり頑張る」ようなものです。一時的で、やり過ぎると段々効果が薄れてくるばかりか、逆に前よりも悪い状態になってしまう危険性があるものなのです。

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まとめ


マイナス金利とは、文字通りマイナスの金利という事ですが、私たちが銀行から借りていたり、預けているお金の金利がマイナスになるという事ではありません

銀行がお金を預けている日銀の金利がマイナスになるということです。私たちに関係する金利がマイナスになることはありません。

マイナス金利の効果をまとめるとこのようになります。

  • 世の中に出回るお金が増えて、ビジネスや投資が活発になる
  • 銀行のローンの金利が更に安くなる
  • バブル経済の危険性が高くなる

マイナス金利政策というのは、劇薬にも例えられています。プラスの効果もあれば、マイナスの効果も大きい禁断の手です。

また、マイナス金利というのは、違った見方をすれば、有効な金融政策が無くなってきているという事です。この先日本経済はどうなってしまうんでしょうか…。

そろそろ、お金に頼り過ぎないライフスタイルを考えた方が良いかもしれませんね…。


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