金融緩和の効果って何?円安になる理由を解説!



ニュースでは毎日のように経済ニュースをやっています。そんなニュースでは決まって、難しい専門用語が使われています。

例えば金融緩和もそうですよね。でも、忙しい毎日だとちゃんと勉強する暇もないので、分かってるようで分かってないという人も多いのではないでしょうか?

毎日の生活のためには、経済の事を理解するのは大切なことですよね!私も心臓に持病を抱えている身なので、いつ働けなくなるか不安です。そのため、将来を考えて色々と経済の事を勉強して準備しています。

そこで、今回は金融緩和とはどういうものなのか、その効果や金融緩和で為替が円安になる理由などをお伝えします。

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金融緩和って何?


では、早速、金融緩和とはどういうものなのか見ていきましょう。

金融緩和を理解するためには、まず登場人物から見ていく必要があります。

金融緩和に関連するのは次の4つです。

  • 日本銀行(日銀)
  • 都市銀行にお金を貸している、銀行のための銀行。日本で唯一お金を発行できる機関。

  • 都市銀行(銀行)
  • 日本銀行から借りたお金を企業や一般市民に貸して、その利子でお金を稼ぐ機関。

  • 企業
  • 銀行から借りたお金でビジネスをして、お金を稼ぐ。

  • 一般市民
  • 企業に勤めてお給料を貰って生活している。

もの凄く大雑把な説明ですが、これを踏まえると金融緩和を理解することができます。

それでは、金融緩和とはどういうものか説明してきます。

今までは金利を下げて景気を良くしていた

日銀の代表的な仕事は金利を上げたり下げたりすることだと、社会の授業で習ったのではないでしょうか?

金利とは、お金を銀行から借りた時に取られる利子のことです。銀行にお金を貸している日銀も金利を設定しています。銀行は普段、日銀に利子を払ってお金を借りているため、企業にお金を貸す時も日銀の金利をベースに利率を設定します。

そのため、日銀が金利を上げれば、企業が銀行から借りる時の金利も上がってしまい、逆に日銀の金利が下がれば、銀行の金利も下がるのです。

銀行の金利が下がれば、企業はお金を借りやすくなるので、ビジネスが活発になって景気が良くなるのです。

じゃあ、常に金利なんて低い方が良いじゃんと思いますが、そうとも限りません。景気が良くなると物がジャンジャン売れるようになります。そうなると値段を上げても物が売れるので、物価がどんどん上がり、一般市民の生活が苦しくなってしまいます

このような物価上昇をインフレと呼びます。そのため、金利を下げ過ぎるのも良くないため、日銀は日本経済の状況を見極めて、ちょうど良い金利を設定することで、日本経済が健全になるようにコントロールしてきました。

遂に金利が0%になってしまった


ところが、バブル経済の崩壊後、日本の景気は長期間にわたって悪い状態が続きました。

その間、日銀は何度も金利を下げて、景気を良くしようとしたのですが、遂に金利が0%になってしまいました。つまり、銀行は日銀からお金を借りても、利子を取られないという状態になったわけです。

それでも、景気は良くなりません。そこで、日銀は禁断の作戦を開始しました。それが「お金をメチャクチャたくさん作って、世の中にお金をばら撒いちゃえ~」というものです。

日銀は日本で唯一お金を作ることが許されている機関なので、日本円をたくさん発行しました。そのお金を銀行に貸し付けたり、銀行が持っている国債を買ったりしました。

そうすると銀行はたくさんのお金を持つことになります。銀行はたくさんあるお金を無駄にしないために、企業に更に安い金利で貸します。それによって、企業が活発にビジネスをできるようにして、景気が良くなるようにするのです。


でも、いくら許されているからといっても、お金をジャンジャン作っちゃって大丈夫なんでしょうか?当然、マズいこともあります。

今度は金融緩和のメリットとデメリットを見ていきましょう。

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金融緩和のメリットとデメリット


当たり前のことですが、私たち一般人が偽札を作るのは、禁止されています。その理由は単にズルいからというだけでなく、そんなことする人が出てきたら、真面目に頑張っている人が損するからです。

日銀の金融緩和も偽札を作ることと似たようなことなので、やり過ぎると害もあります。

では金融緩和のメリットとデメリットとはどんなものなのでしょうか?

メリット

メリットは既に説明している通り、景気が良くなることです。

日本の不景気の特徴はデフレです。

デフレはインフレの逆で、物価がどんどん下がっていってしまう状態です。デフレで不景気になる仕組みは次のようなものです。

  1. 物価が下がる
  2. 企業の売り上げが下がる
  3. 一般市民の給料が下がる
  4. 給料が下がるので、更に安い物しか買えなくなる
  5. 1に戻る

物価が下がると、巡り巡って自分の給料が減って、更に物価が下がるという悪循環に陥るのです。このような状態を俗にデフレスパイラルと呼びます。

金融緩和で企業の景気が良くなれば、給料も上がり、一般市民も高い物も買えるようになります。これによりデフレスパイラルを断ち切ることができるわけです。

また、金融緩和を行うことで、為替は円安になります。

金融緩和を行うと、銀行の金利は一層低くなります。そうなると、日本の銀行にお金を預けていても、儲からないため、もっと金利の高い国の通貨に変えて、その国の銀行に預けておいた方が得になります。

そのため、円がどんどん売られて、外国の通貨が買われることになるため、円安になるのです。

円安になれば物を輸出している企業は売り上げが上がるため、景気が良くなります。

日本は製品を海外に輸出している企業が多いため、これも大きなメリットです。

デメリット


デメリットは簡単です。それはやり過ぎると、物価が上昇し過ぎることです。

そりゃそうですよね…。日本全体の生産性は変わらないのに、勝手にジャンジャンお金だけ作っても、お金の価値が下がるだけです。

でも、このデメリットはあくまでもやり過ぎた時のものです。そもそもデフレを解消するためには物価が上昇することは好ましいことです。だから、ちょうど良いところで止めておけば問題はありません。

実は本当のデメリットは、金融緩和の効果はそんなに長続きしないという事です。

いったいなぜ長続きしないんでしょうか?今度はその理由を見ていきましょう。

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金融緩和が長続きしない理由


金融緩和は生産性は上がってないのに、お金だけ作っている、いわばズルい行為です。外国にしてみれば、日本へ輸出しても儲からなくなるため、常に批判の対象になります。

また、中央銀行にお金だけ作らせれば、輸出品の売り上げが上がるため、日本以外の国も金融緩和を行います。実際に今は、世界中の多くの国の金利は非常に安い状態です。

そうなると、結局、日本円は安全な通貨だからという理由で、買われてしまい、円高になってしまうのです。このような状態になると、これ以上、金融緩和を行っても大した効果は上がりません。

所詮、マネーゲームではどうしようもないわけです。やはり、努力することで生産性を上げたり、新しい技術を生み出さなければ、根本的な解決にはならないのです。

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まとめ


金融緩和なんて言われると、何だか難しく聞こえますが、要は日銀がジャンジャンお金を作っているだけです。

たくさん作ったお金が企業に安い金利で貸し出されることで、ビジネスが活発になり、景気が良くなることを期待しているのです。

また、金融緩和は円安につながるため、輸出企業の売り上げアップにもなります。

景気を良くするためにやっていることですが、最近ではその効果も薄れてきています。金融緩和だけでは効果が無いため、遂にマイナス金利政策なんていうものも登場しました。

いったい日本経済はどうなってしまうんでしょうか…。

これからはお金に頼り過ぎない方が良いかもしれませんね。


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