すいませんとすみませんの違い!正しい使い方はどっち?

誰かにお願いする時や、謝罪する時によく使う言葉に「すみません」があります。

色んな場面で汎用的に使える言葉なので、とても便利ですよね。でも、全く同じ使い方をする言葉に「すいません」があります。実は私の場合、会話でもメールでも「すいません」の方を使うことが多いのですが、この2つの言葉には、何か違いがあるのでしょうか?

日常会話であれば、意味が通じれば問題ありませんが、ビジネスや公の場で間違った使い方をしてしまっては、恥をかくだけではなく、信用も失いかねません。

やはり、ここは曖昧なままではなく、正確な使い方を押さえておきたいところですよね!

そこで、今回はすいませんとすみませんの違いや正しい使い方を解説していきたいと思います。

スポンサーリンク


目次

すいませんとすみませんの意味

76e95f4f72a0b7057a810ebed0e54d2b_s

すいませんとすみませんは、そもそもどういう意味なのでしょうか?

早速、解説していきたいと思います。

すいませんとすみません

すいませんとすみませんの意味を辞書(goo辞書)で調べてみました。

【すいませんの意味】
[連語]「済みません」の俗な言い方。

goo辞書”済いません“より

【すみませんの意味】
《動詞「す(済)む」の連用形+丁寧の助動詞「ます」の未然形+打消しの助動詞「ん」》「すまない」の丁寧語。相手に謝罪・感謝・依頼などをするときに用いる。「連絡が遅れて―」「お見舞いをいただいて―でした」「―が本を貸してください」

goo辞書”済みません“より

すいませんはすみませんの俗な言い方だったんですね!

俗な表現というだけで”すいません”でも間違いではありません。

意味自体はどちらも同じです。謝罪や感謝、頼みごとをする時などに幅広く使います。だから、基本的にどちらを使っても問題は無いんです!

すみませんの語源

では、角度を変えてすみませんの語源を見てみましょう!

すみませんは済みませんと書きます。辞書にある通り、済まないの丁寧語です。済みませんが元々の意味だけでなく、謝罪や感謝、依頼などの意味が加わった理由は、次のような言葉から、済みませんだけが残ったからだと思われます。

  • 謝っただけでは済みません
  • 何も無しでは済みません
  • ただでは済みません


このようにすみませんは本来は謝罪の意味ではなく、何か過ちをおかした時に、取り返しがつかない事をしてしまった恐れ多い気持ちを表現するものでした。

このまま何もしないのでは”済みません”という意味なのです。だから、本来は言葉だけじゃなくて、何か行動や物などで、賠償しないといけないのかもしれませんね^^;

どっちが正しいのか?

では、すいませんとすみませんはどちらを使った方が良いのでしょうか?

辞書ではすいませんはすみませんの俗な言い方とありますが、会話で使う時はすいませんでも間違いではありません

ただし、すいませんは崩した言い方なので、若干軽い印象を与えます。すみませんと言った方が良いと感じる人がいるのも事実です。

どちらも間違いではないものの、すみませんを使った方が無難なようです。

ここまでで、すいませんとすみませんの意味が分かりました。しかし、言葉は実際に正しく使いこなすことが大切です。

そこで、次はすみませんの正しい使い方を見ていきましょう!

スポンサーリンク


正しい使い方

すみませんは同のような場面で使うのが良い言葉なのでしょうか?実際の使い方を説明していきます。

すみませんは汎用的な言葉

プリント

まず、すみませんは謝罪だけでなく、感謝や依頼などの意味もある汎用的な言葉です。

誰かに行ったことの無い街で、道を教えてもらう時には、すみませんと言って声をかけますし、教えてもらった後もすみませんでしたと言うことができます。

何にでも使える汎用的な言葉なので、あまりすみませんを繰り返すのは、違和感を感じます。

そのため、すみませんは適度に使うのが良いでしょう。

謝罪の時は「申し訳ありません」

すみませんには謝罪の意味がありますが、汎用的な言葉なので、少し軽い印象があります。

特に謝罪する時には注意が必要です。謝罪しなければいけない事が重い内容であれば、すみませんは使わない方が良いです。

ビジネスでは、「申し訳ありません」を使う方が良いです。ビジネス以外でも、すみませんと軽く言うよりも、「すみませんでした」という方がより丁寧に感じます。

もし、謝罪の時のすみませんの使い方に迷うようなら、「ごめんなさい」を使う方が間違いがありません。

すみませんは謝罪の時には、使わないのが無難と覚えておきましょう!

スポンサーリンク


まとめ

2b2c8b94ad48921f2a1e254a62a37ee4_s

今回はすいませんとすみませんの違いについてお伝えしました。

すいませんとすみませんは同じ意味なので、基本的にどちらを使っても問題ありません!ただし、すいませんはすみませんの俗で崩した言い方なので、すみませんを使う方が無難です。

ただし、ビジネスや公の場で謝罪をする時などは「すみません」だと少し軽い印象です。

そのため、謝罪する時には、ビジネスでは「申し訳ありません」、それ以外では「ごめんなさい」か「すみませんでした」が良いです。

言葉は意味が正しいだけでなく、お互いが気持ちよくコミュニケーションできることが重要なので、正しく使いこなしていきたいですね!

私もすいませんではなく、すみませんと言うように改めようと思います!